2020年 コロナ禍の中での北アルプス遠征
「雲ノ平」と黒部川源流の山々へ
カシミールソフトを利用したGPSトラックログ図 折立を起点、終点とする黒部源流の山々周回図
遠征概要
9月19日 高松〜神戸淡路鳴門自動車道〜山陽道〜中国道〜舞鶴若狭自動車道〜北陸自動車道〜立山街道〜有峰林道〜折立(車中泊)
9月20日 折立〜太郎平小屋〜薬師峠キャンプ場〜薬師岳〜キャンプ場
9月21日 薬師峠〜太郎平小屋〜薬師沢小屋〜雲ノ平山荘〜雲ノ平キャンプ場
9月22日 雲ノ平キャンプ場〜祖父岳〜ワリモ北分岐〜水晶岳〜ワリモ北分岐〜鷲羽岳〜三俣山荘(三俣蓮華岳キャンプ場)
9月23日 キャンプ場〜三俣蓮華岳〜黒部五郎小屋〜カールルート〜黒部五郎岳〜赤木岳(ビバーク)
9月24日 赤木岳ビバーク地〜北ノ俣岳〜太郎山〜折立
(吉峰グリーンパーク ゆ〜ランドにて入浴〜舞鶴若狭自動車道・西紀SAにて車中泊
9月25日 舞鶴若狭自動車道〜中国道〜山陽道〜瀬戸自動車道にて帰宅
第4日目 (2020年9月23日)
三俣山荘野営場〜三俣蓮華岳〜黒部五郎小屋〜カールルート〜黒部五郎岳〜赤木岳ビバーク地
カシミールソフトを利用したGPSトラックログ図 三俣蓮華岳〜黒部五郎岳〜赤城岳ビバーク地
04時30分頃起きてテンとの外を見ると雲があるがそんなに天気が悪く無さそうだ。05時を過ぎると隣のテントで音がして
いる。どうも年配の単独女性で、聞くと新潟に住みあちこちの日本アルプスをテント泊をしている猛者らしい。槍ヶ岳へ向けて
出発すると言うその女性に別れを告げてこちらも準備をする。昨日は全く見えなかった鷲羽岳とワリモ岳のシルエットが見える。
05時15分東の空が白み始める 天気は悪くなさそうだ 隣の単独女性は槍ヶ岳へ向けて出発準備をしている
05時15分 テントの北側に鷲羽岳とワリモ岳のシルエットが見える (明度調整画像処理をしています)
05時50分薄暗い中、三俣蓮華岳へとテン場を出発する。すると東の空から朝日が昇りかけるので振り返りながら歩く。5分
程進むと、この辺りにもテントが見られ、そこからは鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳が並んで見える展望所だった。あ〜〜結果論だ
けどここまで進んでテントを張るべきだったなあ。
05時50分 テン場を出発する 05時55分 朝日が東側、鷲羽岳の右裾から上がりだした
05時56分 鷲羽乗越に霧が東側から流れ込む 右奥が水晶岳 中央奥がワリモ岳 右手が鷲羽岳だ
三俣蓮華岳方面へ向かう先行者 三俣蓮華岳をトラバースして黒部五郎小舎への巻き道が右手にある
06時05分ハイマツ帯の間に続く岩がゴロゴロしている沢筋の様な細い場所を通過する。すると前方が開けてハイマツ帯の向
こうに右側に大きな翼を広げた様な三俣蓮華岳が現われた。江戸時代の加賀藩奥山見廻り役がこの形を見て「鷲ノ羽岳」と名
付けたのだろう。
06時05分 ガレ沢の登山道に入る 結構切れ込んだガレ沢を抜ける
ガレ沢を抜けると前方が少し開けて、三俣蓮華岳が羽根を広げた様な長い稜線を持って見える
振り返ると北側には相変わらず鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳、その手前に祖父岳が並んでいる。進むにつれて祖父岳の左奥に薬師
岳も見えてくる。勿論樅沢岳の東に延びる稜線の向こうには槍様が鎮座する。ハイマツ帯の中に続く石砕の登山道を三俣蓮華岳
へと進む。何故この三国境の重要な場所に位置する三俣蓮華岳が日本三百名山に格下げとなっているのか? おそらくその山容
の地味さと通りすがりの交差点・峠ってイメージからだろう。
まあ、左隣に見える通りすがりの双六岳もかろうじて花の百名山って事でプライドを維持しているのだ。
祖父岳 水晶岳 ワリモ岳 鷲羽岳
薬師岳まで見える 雲ノ平は雲の中だ
ズームすると 槍ヶ岳から大喰岳〜中岳〜南岳 大キレットを経て 北穂高、涸沢だけ、奥穂、西穂が連なって見える
石塊(いしくれ)登山道の先に三俣蓮華岳の天辺が見えて来た 名前からして地味な存在だが標高2,854mある丸山
06時35分 三俣蓮華岳が次第に大きく見えて来る
槍ヶ岳、穂高が逆光に黒ずんで見える 右手に張り出している尾根は樅沢岳か
三俣蓮華岳 2,841m(富山・長野・岐阜の県境)
雲海が広がる槍穂を眺めながら歩いていると06時45分「三俣峠」標識を通過する。ここから双六岳の東斜面をトラバース道
が双六小屋まで延びている。
岩塊(いわくれ)道の急斜面に咲くイワギキョウを眺めながら07時05分三俣蓮華岳の山頂に到着する。三国境(富山県・
岐阜県・長野県)だけに石標が3基埋設されていた。
北側には昨日歩いた水晶岳からワリモ岳、鷲羽岳が聳えており、祖父岳がある雲ノ平の低地には低い雲(ガス?)が溜まっている。
その左側には稜線を広げて堂々とした薬師岳、更にその左には今から訪れる黒部五郎岳とそこまでの稜線が見える。
06時47分 三俣峠を通過する ここから岩尾根を左に巻いて上がって行く
お隣の丸山の間から霧が流れ込んで来る 双六岳は丸山の陰に隠れて見えない
07時になると霧がコルを越えてこない 笠ヶ岳が現れた イワギキョウが咲いている
北側の雲ノ平付近には雲が流れ込んでいる 水晶岳〜ワリモ岳〜鷲羽岳
流れて来る雲は祖父岳辺りで消えており、薬師岳が見える 右奥は立山
西側には今から進む黒部五郎岳から北ノ俣岳が見える
なだらかな丸山(2,854m) の右側に笠ヶ岳が尖って聳えていた
北ノ俣岳交差点部の標識 07時05分 標石が3個立つ三俣蓮華岳に到着する
北アルプスの三差路交差点
縦走登山ルートの視点でもこの三俣蓮華岳は
1)水晶岳方面へ向かう裏銀座ルートで赤岳〜真砂岳〜野口五郎岳烏帽子岳を経由して後立山連峰へと繋がる
2)槍ヶ岳方面へ向かい、そこから燕岳への表銀座ルートや大キレットを経て奥穂・西穂へのジャンダルムルートへと繋がる
同じく槍ヶ岳方面の双六岳から弓折岳〜抜戸岳を経て笠ヶ岳へと至るルート
3)これから向かう黒部五郎岳、薬師岳を経由して立山へ向かうルート
ルートは「西銀座コース」と呼ばれているらしい)
等の重要な交差部となっている。
山頂には二人の男性が休憩していたので三脚をセットするのも面倒なので写真を撮って貰う。雲海が東側から鷲羽岳と三俣蓮華
岳の間を雲ノ平へ向かって押し寄せる。南側の槍ヶ岳付近も雲海に埋もれて北アルプスの雰囲気を盛り上げる。
三俣蓮華岳の山頂端に出て祖父岳〜水晶岳〜ワリモ岳〜鷲羽岳をバックに、 素晴らしい雲海だ
雲海の上に立つ三俣蓮華岳の曲がった山頂標識
雲海の上に並ぶ槍ヶ岳と穂高連峰
今度は南側の雲海と槍穂をバックに う〜〜ん 最高!!
07時16分三俣蓮華岳を後にして黒部五郎岳へと向かう。今日の目標は北ノ俣岳でビバークとしている。太郎平から折立まで
も結構長い距離なので運が良ければ薬師平でテント泊とも漠然と考えて、後は成り行き任せだ。四国の山岳縦走でビバーク経験
を積んでいるのでこの点では不安など無い。
黒部五郎岳のカール側が見えて、そこまでの曲がった稜線が見渡す事が出来るのだが、いかにも遠い。右手の雲ノ平と祖父岳に
水晶岳、奥に薬師岳を眺めながらのんびり歩く。
まれた安心感のある登山道だ。左手には笠ヶ岳が縦に見えるので結構尖がっている。
07時16分 三俣蓮華岳から西側、黒部五郎岳へ進む 稜線の登山道が右へ左へ、そして又右へと大きく曲がっている
雲ノ平付近の霧がす〜〜っと引いていき1日目の薬師岳、2日目に歩いた雲ノ平、3日目の水晶岳が見える
07時30分 尾根を下る ハイマツの背丈が高い場所を通過する
シラタマノキは今回の山行で一番多く出会えた 弓折岳、大ノマ、秩父平 抜戸岳〜笠ヶ岳
2,661mピークを過ぎると08時00分登山道にビバーク適地があり、その形跡もみうけられる。こんな場所が今晩も見つ
ける事が出来れば最高なんだけどなあ。
暫くしてちょっとした岩場を過ぎると次第に下り坂となる。正面に管部五郎カールが見えてもうすぐあそこを歩く期待感が高ま
る。
目を歩いた場所だ。又、薬師岳から北の立山まで向かう稜線も一望出来る。いや〜贅沢な情操路を歩いているもんだ。
08時00分 テン場適地があるぞ でもまだ早い 見晴らしが良くなり黒部五郎岳が良く見える
黒部五郎岳への広大な尾根道、正面に黒部五郎カール、中央に黒部川の源流地、五郎沢が刻む 右に赤木岳と北ノ俣岳
雲ノ平と標高が同じ位になった 中央に雲ノ平山荘の屋根が見える
ハイマツ帯の尾根に登山道が続く 左手には抜戸岳と笠ヶ岳
08時15分突然広場に出て、黒部五郎小舎の標識が左へ誘う。このビバーク適地の広場で10分程休憩し、ハイマツのガレた
急傾斜を小屋まで下って行く事になる。
ハイマツ帯からダケカンバの登山道となり09時10分黒部五郎小舎にやっと辿りつく。小屋の立つ辺りの尾根は北側が黒部川
水系・五郎沢、南側が神通川水系・双六谷、九郎右衛門谷との分水嶺となっている。テン場は笠ヶ岳が見える少し南側に入った
場所に有る様だ。
08時15分 突然裸地の広場に出た 真直ぐ進むと道が無くなる ここは標識通り左手に進む ここもビバーク地だね
08時45分 ハイマツ帯の下側に黒部五郎小舎の赤い屋根がやっと見えた 登山道の筋が黒部カールへと続いている
あそこに小屋がみえるんだけど・・・ 急に登山道がワイルドになる
岩道の周りはダケカンバが多くなる 09時08分 やっと赤い屋根が眼前に見えた
う〜〜ん 山小屋の景色も中々いいもんだなあ この辺りは「五郎平」と呼ばれている
稜線コース方向にキャンプ地がある キャンプ地方向にはテントが1張り見える 奥に笠ヶ岳
いよいよ黒部五郎カールへ
小屋の外テラスを借りて20分程朝食を摂る。小屋は閑散としていて小屋番の人が補修作業をされていた。「どこまで行きます
か?」と聞かれたので見栄を張って「薬師沢キャンプ場まで」と答えると「結構長いですよ」と言われた。
若いテント泊のカップルが空身で五郎岳から帰ってきたので「どのくらい山頂まで時間がかかりますか?」と問うと「う〜〜ん
コースタイム通りでした」と答える。空身で五郎の肩までコースタイム2時間半か・・・
09時35分小屋を出発していよいよ黒部五郎岳へと向かう。前回、石丸ガイドツアーでここを歩いた時は酷い雨とガスで景色
を楽しむ事が出来なかった。今回は晴天の下、黒部五郎カールを存分に眺める事が出来る。嬉しい!。
最初は笹や針葉樹、ダケカンバの森を30分程歩く。10時10分森を抜けると前方に黒部五郎岳カールの衝立が見えて来た。
右手には五郎の肩から北東へ屋根の様に延びる尾根と縦走主尾根に囲まれる場所が鍋の様に氷河によって削られているので江戸
時代は「鍋岳」とも呼ばれていた。
左に尖ったピークがあり、そこから尾根筋が伸びて来て丘の様になっているのでそこを越えて鍋の中に入って行く事になる。。
09時15分 小屋外にあるテラスで休憩させて頂く 小屋番の人が忙しそうに作業をしていた
09時35分 小屋を出発して黒部五郎カールへと向かう 最初は笹原の中を進む
ダケカンバと針葉樹の森に入る 足場に岩が出て来た
起伏があるので丘を一つ越えて行く 10時12分 左手のピークから小さな尾根が伸びている
最初はカールから遠い場所なので辺りはハイマツ帯や草地の中に岩っぽい登山道が続く。カールの手前に主尾根から落ちるダケ
カンバの立つ小さな尾根があるのでその丘を越えなければ全容は見えない。10時35分雪の為に根元が曲がったダケカンバ帯
に入り、それを20分程で抜けると黒部五郎岳カールが前面に現われた。
左にある小ピークから伸びる起伏がダケカンバ帯になっている
ダケカンバの先に見えるのは黒部五郎岳の肩から北東に伸びる支尾根 雪のためにダケカンバの幹が曲がっている
10時56分 ダケカンバ帯を抜ける 無数の岩がなだらかな谷に転がっている
さあ! いよいよ黒部五郎カールの中心部へ突入だ〜〜
草地の中に氷河で削られた地形と羊群岩が点在し、奥行きがあるのでドンドン中心部へと進んで行く。11時07分左右から迫
る低い丘の間に要塞のようなカールの核心部が見えたので、はるばるここまで運んできたコカコーラで乾杯する。尖った岩、丸
い岩、四角い岩と色んな形が点在する。屋久島の丸っこい花崗岩風景とは違った氷河圏谷の迫力を感じる。
足元には透明な黒部源流、五郎沢の源頭水が流れているので手で掬って飲む。中世ヨーロッパの要塞を思わせる南岩壁の眺めを
十分に堪能しながら右手の肩へ向かう。
最初は草地の中を正面の岩地へと向かう
11時07分 ここまで運んで来たコカ・コーラで乾杯する 素晴らしい風景だ
いくら眺めても見飽きない黒部五郎カールだ
黒部源流 五郎沢の澄んだ沢水 源流の流れを追う
黒部五郎カールから振り返ると雲ノ平と水晶岳が見える
ガマガエルみたいな岩 節理の裂け目が出来た岩
黒部五郎カールの要塞だ
カミナリ岩? 桃太郎岩? 四角いサイコロ岩?
11時45分南岩壁から染み出した源流をもう一度口に含んで飲み干し、白いペンキ矢印に従って登山道へと進む。五郎の肩へ
の登山道は斜面の草地の中にあるガレ場をジグザグと高度を上げて行く。
図の様に眺められ、その向こうには黒部五郎小舎の赤い屋根も見えた。
尾根の向こう側にはこれから進む北ノ俣岳とそこへ向かう登山道が見える。旅も終盤に向かう様だがまだまだ遠い。
岩の間を伝う源流を追って進む 透明な源流を手で掬って飲む
右上に五郎の肩が見え、あそこに向かって登山道が延びる 11時55分 斜面をジグザグに上って行く
花と言えばイワキンバイの様な黄色い物だけ 歩いて来た氷河圏谷を眺める
登山道の岩場は荒れている場所もある 黒部五郎岳の山頂を左手に眺める
訓覇五郎岳の東に延びる尾根 ガラガラ岩が転がる登山道
五郎の肩への稜線に近づくと、ここへ向かう前に休憩した黒部五郎小舎が見えた
手前のピークが赤木岳、その向こうには北ノ俣岳 太郎兵衛平の奥に見えるのは鍬崎山だろう
五郎の肩
ハイマツの生えるガレ場を進むと12時32分「黒部五郎の肩」に着いた。黒部五郎小舎よりコースタイムは2時間半だが3時
間かかった。標識の前には年配の女性が二人どっかりと腰を落として食事をしているので写真が撮れない。標識の回りにはもっ
と休憩に適した岩があるのだが、写真を趣味にしない登山者は得てして標識の下にザックを置いて休憩や食事を取る傾向がある。
挨拶をすると「小屋に行く道はどこでしょうか?」と聞く。え?この時間にここでこの質問?「この尾根を少し下がって右手に
カールへ下る道がありますよ」と言うと「時間はどれ位かかりますか?」と聞くので「3時間もあれば大丈夫です」と答える。
ホンマに大丈夫だろうか この人達!
尾根を進むと薬師岳まで見える様になった ハイマツ帯の尾根を五郎の肩へと進む
五郎の肩付近から山頂を見る 五郎の肩に荷物を置きカールを眺める
12時32分 五郎の肩に到着 この時は年配女性が二人居たので写真撮影が出来なかった (下山後、忘れ物があった)
黒部五郎岳 (三等三角点 「黒部」 2,839.67m)日本百名山
取り敢えずザックを近くにデポして空身で黒部五郎岳の山頂を目指す。ハイマツ帯のザレ場をさしたる荷物もないのだが息が切れ
る。途中で尾根から左下を見下ろすとほぼ垂直にカール谷が高度感たっぷりに見える。谷には白い岩が無数に点在していた。
ピーク付近山頂には若い単独女性が居るが、空身なので恐らく黒部五郎小舎からやって来たのだろう。近頃は若い単独登山者が目
につくようになった。12時53分石像が鎮座する黒部五郎岳山頂に立つ。石像は右手に剣、左手に縄を持っているので不動明王
だ。剣は「三鈷剣」と言って悪魔を退散させたり煩悩を断ち切る物、縄は羂索(けんさく/けんじゃく)と言って悪魔を縛ったり、
煩悩の民を縛り吊るして救う物だ
12時40分 五郎の肩で行動食休憩を少し取り、歩いて来た北東尾根をを眺める 左が薬師岳、右が赤牛岳
ハイマツが這う岩尾根を山頂へ空身で向かう 真下に黒部五郎カールが見える
カールの中央から左手へ五郎の肩へと続く登山道の筋が見える 黒部、五郎沢の源流地だ
12時53分 黒部五郎岳山頂に着く 剣と縄を持った不動明王が祀られていた 三等三角点「黒部」
黒部五郎岳より、歩いて来た黒部源流の山々をバックに贅沢な写真を撮る
山頂から東側の尾根先に黒部五郎小舎が見える 登山道もほぼ真直ぐに延びている様だった
薬師岳を眺めながら五郎の肩へと帰る 13時32分 五郎の肩に戻る (忘れ物が残されていた)
行程2) 黒部五郎岳〜赤木岳ビバーク地 約3時間40分
13時32分ザックをデポした五郎の肩に帰ると。先程居た女性2名は居らず、熊出没注意の保冷ボトルとビニールの入れ物を忘
れている。ホンマに大丈夫だろうか あの人達・・・
いや! 他人の心配している暇は無い。今から長い帰り道となるのだ。ここから太郎平小屋まで標準タイムは4時間15分だから
この計算で到着予定は18時頃となる。この時点で太郎平小屋のテン場、薬師峠キャンプ場は更に遠いのできっぱりと諦める。
ビバーク地を北ノ俣岳付近と決めて13時42分気楽な尾根歩きへと出発する。尾根の西側からガスが吹き上がって来るが平凡な
ハイマツ帯の尾根なので心配は無い。
尾根と言っても所々に岩場が現われて良い刺激となる。
13時42分 五郎の肩から赤木岳へと下って行く 草紅葉がハイマツ帯に映える
尾根の西側から急にガスが沸いて来た 何じゃ!この霧のカーテンは!!
黒部五郎岳も全く見えなくなった 2555mピークの肩部は岩尾根だ
ハイマツ帯を赤木岳へと進む 右手に薬師岳が見える この辺りにはミヤマダイコンソウが多かった
2555mPを過ぎて次の2578mピークへのコル部に14時20分差し掛かると絶好のテン場が縦走路にあった。時間がいか
にも早すぎるのでこんな場所でビバークは出来ない。少し霧が薄くなって西側から黒部五郎岳を見るが白くザレている箇所がある
ものの、カール側とは対照的に穏やかな山容だ。この飛騨側から見ると神通川水系の中ノ俣川の源頭部にある山なので「中ノ俣岳」
と呼ばれていた様だ。
ガスが切れた上空にはウロコ雲が美しく広がっているが、これは1日〜2日後に天気が崩れる兆候だ。14時46分平らなガレ場
の2,578mピークを通過する。ここから一旦下って、その後は赤木岳〜北ノ俣岳と標高が上がって行く。辺りの草地には池塘
が見られ平凡だが趣のある尾根だ。
穏やかな縦走路が続く 14時24分 2555mPと2578mPの間にあるコル部に絶好のビバーク地があった
風が強いので上空はウロコ雲となっている 歩いて来た方向を振り返ると黒部五郎岳が見える様になった
西側から見る黒部五郎岳は左手の神通川水系、中ノ俣川の源頭部にあるので「中ノ俣岳」とも呼ばれている
ひつじ雲がぽこぽこ浮かぶ しかし稜線は風が強い 14時46分 2578mピークに差し掛かる
霧の上側は高いうろこ雲、 薬師岳〜立山(奥) 赤牛岳 右側目線が雲ノ平
次のコルは中俣乗越になる その向こうに赤木岳、その右奥が北ノ俣岳だ
15時20分「中俣乗越」のコルに来ると、ここにも絶好のビバーク地があったが、もう少し歩きたいのでスキップする。と言
うより猛烈な風が吹きとても一人でダブルウォールテントを設営出来る状況では無かった。ファイントラックのシングルウォール
テント「カミナモノポール」にするべきだったかなあ・・・。
この辺りは池塘もある 赤木岳への上りはキツそうだ
15時20分 中俣乗越に理想的なビバークスペースがあった ハイマツに囲まれた細い岩道となる
赤木岳 2,622m (山頂への踏み跡や山頂標識は無い)
その後、赤木岳手前の肩部に向かってハイマツ帯の中に、狭く石ころだらけの登山道の上りとなる。15時45分肩部に上がる
と前方に赤木岳が見えだした。右手はなだらかな地形で沢歩きで有名な赤木沢がある。薬師岳を眺めると、その上空には鱗雲の
筋が縦に広がって芸術的で美しい。
15時50分赤木岳直下に進み、そろそろビバークが出来る場所を確認しながら歩くが、登山道には岩がゴロゴロしておりテン
トは張れそうに無い。赤木岳の山頂に近づくにつれ益々大きい岩が転がって少しビバーク場所が不安になる。
振り返ると広々とした尾根の向こうに歩いて来た2578mピークと黒部五郎岳(中ノ俣岳)が見える
赤木岳の手前に一つピークがある こんな場所ばっかりでビバークテントが張れないよ〜
赤木岳までは地形がなだらかなんだけど平らな裸地が無い 石ころだらけの登山道が赤木岳に向かって続く
右斜面は赤木平と呼ばれるなだらかな斜面が黒部川へと下っている この辺りは赤木沢の源頭部にあたる
薬師岳と赤牛岳の上空には筋雲が広がって美しい
飛騨側(岐阜県)は強風で雲が立っている 岩だらけの赤木岳が近づいて来た
岩がゴロゴロでビバーク適地が無いよ〜〜〜 16時20分 赤木岳標識に着く
岩だらけ・・・しまった仕舞ったシマクラチヨコ ハイマツだらけ・・・・・困ったこまったコマドリシマイ
石塊(いしくれ)のビバーク地
16時20分登山道に「赤木岳」標識が立っていた。山頂はハイマツ帯の更に上側である。さて、ここから風の当らない場所を
探すが、登山道を外した平らな草地にはアオノツガザクラなどの高山植物が沢山生えていてテントを張れない。あちこち平らな
場所を検討するがどこもアオノツガザクラが生えていた。
山頂部に平地が無いか期待してハイマツの間を這い上がるが、テントを張れる様な裸地は見られなかった。仕方が無いので16
時55分風が弱い岩がゴロゴロする広めの登山道でビバークする事に決めてテントを張る。
ビバークとは言え登山道の真ん中にテントを張る訳にはいかない。広い場所で山際の岩や石を移動して端っこギリギリにどうに
か設置する。荷物をテント内に放り込んですぐさま赤木岳の山頂へ夕陽を撮りに引き返す。
赤城岳の山頂標識は特に無く、自然に積み上がったとは思えない大きな岩が祠の様な形で置かれていた。寒風の中で夕日が沈む
のを待つが、雲が多く良い夕焼けにはならずガッカリしてテントに帰る。
テントの床部はデカい岩を横に移動したが、それでも小さな岩の上だから居心地がすこぶる悪い。水は余裕があったのでお湯を
沸かしてコーヒーを作り残った食糧を探して夕食を済ませる。
赤木岳山頂に這い上がってビバーク地を探すが適地は無かった 西の空を見る 祠がある様だ
赤木岳山頂には祠の様な石組みがある ビバーク出来る平らな裸地はどこにも無かった
登山道より上斜面はハイマツと高山植物がありここもパス 陽が暮れるよ〜〜
登山道付近の平地はアオノツガザクラが生えているのでパス 結局 石ころだらけの登山道の広い場所でビバークする
岩屑の上にテントを張った様なものだった
テントを張ってすぐさま赤木岳の山頂に夕日を眺めに引き返す 鷲羽岳とその向こうに笠ヶ岳が見える
スマホ写真で滝雲と夕陽を撮る
カメラの設定が違うと印象も変わる 見た目よりも明るく写る
冷たい風が吹き寒さに震えながら山頂で夕陽を期待するがサッパリなのでガックリしてテントに震えながら帰る
風がテントを激しく揺るがし、背中に当る岩の角をなるべく避けながら浅い眠りにつく。
第5日目 最終日(2020年9月24日)
赤木岳ビバーク地〜北ノ俣岳〜太郎山〜太郎平小屋〜折立
カシミールソフトを利用したGPSトラックログ図 赤木岳(ビバーク地)〜折立(下山口)
朝05時前に眼をさましテントの外を眺めるが雲が立ち込めて朝日も望めない。どうも今回の遠征は夕日や朝日、星空に関しては
満足と言えない結果となった。テントを片づけてどかした石を元に戻し原状復帰後06時05分赤木岳ビバーク地を出発する。
なだらかな尾根に雲海が煙の様に棚引く。前方にどっしりした北ノ俣岳が草紅葉の薄茶色とハイマツの緑に彩られて近づいて来る。
左手には白山と思われる山々が青白く輪郭を見せて墨絵の様な濃淡を持って広がっている。北ノ俣岳へと向かう登山道も石が転が
っており、前日ビバーク地を延ばしても同じような結果だったのだろうか。
05時20分 ビバーク地から黒部五郎岳を眺める
さて、テントを片付けるか〜 立つ鳥跡を濁さず 移動した石もほぼ元に戻して出発〜
広く気持ちの良い尾根に朝霧がたなびき、雨の心配もなさそうだ
赤木岳を出ると北ノ俣岳のボリュームがある山体が横たわる
尾根の左手には白山が墨絵の様な雲を谷間に埋めて山の稜線を浮き出して美しい
北ノ俣岳へなだらかな登山道が延びる 標高が上がると三俣蓮華から水晶岳方面が見えだした
北ノ俣岳 (三等三角点 北俣嶽 2,661、29m)
06時40分肩部に上がるとなだらかな石塊(いしくれ)の登山道となり、左手前方には有峰湖が見えだした。するとここで理
想的なビバーク地を見つける。う〜〜ん 昨日あと40分我慢して歩けば良かったのか〜〜〜 結果論だけど、本当に条件が悪
い場所でビバークをする時の判断は難しいし運にも左右される。
06時50分大きなケルンが積まれた「北ノ俣岳」の山頂に着く。この山も飛騨側(西側)にある神通川水系、北ノ俣川の源頭部に位置する事が名前の由来だ。越中側(富山側)からは「上ノ岳」(かみのだけ)と呼ばれていたらしい。低く垂れ込めた雲の為に薬師岳以外の山は良く見えなかった。まあ、今回の縦走では見飽きる程北アルプスの山々を眺めたので贅沢は言えない。赤木岳から北ノ俣岳の東斜面はなだらかに黒部川へ向かって牧歌的な風景で下っている。
うへ〜〜 岩だらけの登山道じゃん 肩に上がるとなだらかな傾斜になる
振り返ると黒部五郎岳から南側だから笠ヶ岳に雲に覆われた西穂・焼岳付近、更に右奥は乗鞍岳か
06時47分 理想的なビバーク地があった 恨めしや〜〜 水晶岳〜祖父岳〜鷲羽岳〜三俣蓮華辺り
・
06時50分 北ノ俣岳に到着する
薬師岳と雲ノ平をバックに記念写真
黒部源流の薬師沢は薬師沢小屋へ下る途中で北ノ俣岳から流れ出る左俣と、太郎平小屋のある付近から流れてくる中俣、そして
薬師岳山荘付近を源流地とする右俣の三つの沢が合流する。北ノ俣岳の右手に広がる薬師沢左俣流域は赤木平と呼ばれる丘陵地
をバックにしてとても美しい。沢山の小さな池塘が白く輝き、雲ノ平の右手、祖父岳や水晶岳は流れる雲に覆われていた。
雲ノ平付近は雲がかかっている バックに赤牛岳〜水晶岳〜滝雲付近に祖父岳、ワリモ岳、鷲羽岳、そして三俣蓮華岳、丸山
赤木平には沢山の池塘が見られる
祖父岳、ワリモ岳、鷲羽岳をアップすると滝雲に覆われていた 白山
07時10分木道が現われた。するとそこには左手に進む神岡新道との分岐となっており、西側の北ノ俣岳登山口から寺地山を
経由してここまで来るルートが有る様だ。又、有峰湖から東谷線を使って飛越トンネル付近を登山口とする飛越新道と言う近道
がこのルートに合流している様だ。近くに住んでいると色んなアプローチがあるもんだが、四国からの遠征となるとどうしても
メインルートを利用する事になる。
草紅葉の道
一旦木道が切れても草紅葉が美しい草原を気持ちよく歩く。ハイマツやアオノツガザクラなどの緑と高山植物の紅葉とが絨毯の
様な景色で続く。
でいる。
07時10分 木道が現れる すると「神岡新道」の分岐標識があった
木道が切れても歩き易い登山道が続く 周りの草紅葉が気持ちが良い
色んな色があって楽しい 黒部五郎岳方面を振り返る
薬師岳と赤牛岳の間に黒部川が流れる
なだらかな赤木平の斜面の間に薬師沢・左俣沢が刻む 奥が黒部五郎岳
又、木道が現れた 薬師平へ向かって道が伸びる 所々に岩場もあるのが北アルプスらしい
07時40分丘を越えると太郎平まで緩やかに下って行く稜線には霧が有峰湖の方面から滝雲の様に這って薬師沢へと落ちてい
る。自然の美しさに見とれながら木道をひたすら歩く。縦走も5日目になると少し荷物の重量も減ってやっと家に帰れるとホッ
とする反面一抹の寂しさも感じる。夏の遠征と違って直ぐにも温泉に飛び込みたいとは思わない。
針葉樹の並木やハイマツ、草紅葉の草原が終わりが無い様にどこまでも続く。
正面に埋蔵金伝説のある鍬崎山、尾根筋には霧が流れる
岩にウラシマツツジ有峰湖 何か牧歌的な風景 牛でもおらんかなあ
薬師平と薬師岳、 その手前の尾根に滝雲が流れる 針葉樹が立つ姿も魅力的だ
古い登山道が崩れて木道を新たに設置したみたいだ 奥に太郎山のピークが見える
太郎山へ向かって丘を上がって行く 白山が良く目立つ
太郎山 (三等三角点「太郎」 2,372.98m)
08時30分薬師岳をバックに池塘が現われ、改めてここは標高二千メートルを超す高山である事を知らされる。ネバリノギラ
ンが薄茶色になってリンドウと共にススキ原に点在する。地図で見ると太郎山の三角点は少し登山道から左へ外れているので見
逃さない様にスマホのジオグラフィカを確認しながら歩く。低い針葉樹とハイマツと笹に覆われた踏み跡をて登山道から脇道に
入ると08時55分、大きな石がケルン状に積まれたこの遠征最後のピーク、太郎山に着いた。北側には太郎山への分岐標識が
あり、その分岐に付くと直ぐ下に太郎平小屋が見えた。
ネバリノギランとススキが並ぶ ここでリンドウに会えた
今回の旅は黒部源流地域だけに池塘が多い
デカい北ノ俣岳から下りて来た この辺りに太郎山三角点がある筈だ
今回の旅のファイナルピーク、太郎山に08時55分到着する
名だたる名峰を訪ねた後だからちょっとマイナー過ぎる三角点峰だけど標高が四国には無い2,372.98mもある
三角点から踏み跡を縦走路へと出る 太郎平小屋方面からは「太郎山山頂右へ入る」の標識があった
木道を下りて懐かしい雲ノ平の分岐を過ぎて09時20分太郎平小屋に帰り着いた。
下りとでは景色の印象が変わる。
ので五光岩を流して見る。
太郎平小屋
09時10分 木道の下に太郎平小屋が見えた 奥に薬師岳が立つ
木道が下で雲ノ平方面に延びている あそこを歩いたんやなあ 09時20分懐かしい太郎平小屋前の広場に着く 誰もおらん
太郎平小屋を通過する 登山者は一人しか居ない 木道を下りて登山道を下って行く
整備された登山道 石組がされていないが、木枠が有る
五光岩ベンチ 2,196m
10時10分 五光岩ベンチに着く この山腹に確かに大岩が五個有った 太陽の角度によって光るのか
その後、このルート上から見える剱岳の早月尾根もじっくりと確認する事が出来た。ヤマハハコやノギランが生える見晴の良い
登山道を下っていると下から重たそうな荷物を背負った男性がダブルストックで登って来た。ポールの様な物も突き出ているの
で挨拶をすると薬師岳山荘にソフトバンクのアンテナを立てに行くと言う。確かに山ではドコモ→AU→ソフトバンクの順に電
波状態が悪くなる。ソフトバンクは街使用のイメージがあって山ではほほ機能しないのだが、色々対策もしている訳だ。
稜線から下方に独立峰の「鍬崎山」(くわさきやま) 2,090mが見える。この山は日本三百名山で、昔白山と立山の神様
が鍬(くわ)を使って高さを争った時にこぼれた土が鍬崎山だという言い伝えや、佐々成正が豊臣秀吉に攻められた時に黄金
100万両を埋めたという埋蔵金伝説がある。
またちゃんと石組された登山道となる あの突き出た山は剣岳だろう
有峰湖を眺めながら階段状の登山道を下る ソフトバンクのアンテナを薬師岳山荘に取り付けに行くらしい」
三等三角点「青淵」 1,869.91m
10時50分樹林帯の中に入り急な下りが続く。針葉樹林帯の中ではガマズミの赤い実が鮮やかだ。11時40分三等三角点
「青淵」まで下って来た。ここは樹林帯の中では数少ない展望所となっており、初日には大勢の登山者がここで休憩していた。
今は誰も居らずゆっくりと最後の展望を楽しみたい所だが、生憎雲がどんどん湧いて来て見晴らしが無いのであっさり通過す
る。
ここの台地にはヤマハハコの花が沢山咲いている 埋蔵金伝説の「鍬崎山」を眺めた後は樹林帯の急坂に入る
10時54分 樹林帯に入り太郎坂を下る 針葉樹林が多く立っている
ガマズミの赤い実が樹林帯でアクセントとなる 11時40分 三等三角点「青淵」を通過する
樹林帯の中に続く登山道は多くの人が長年歩いているので雨の流れ場にもなって相当凹んでおり、両側の土が壁の様になって
いる。巨木や木の根っ子の風景を楽しみながら下り歩き、13時10分右手にある十三重之塔で手を合わせ折立登山口に着く。
古くから多くの登山者によって良く踏まれた登山道を下る
どないなっとんや この複合樹 登山道は雨水で抉られた場所がある
12時30分眼下に折立の駐車場が見える 登山道は木の根を利用させて貰う
登山道は粘土質みたいで雨水で掘れ込んでいる 13時10分 遭難慰霊碑 十三重の塔に挨拶をする
登山口にはトイレや自動販売機があるのでコーラを買って飲みながら15分程歩いて車に帰り着く。あ〜〜疲れたけど満足の
行く旅だった。
登山口を出る トイレを過ぎると道路の両側が駐車場になっているが数は少ない
樹林帯を左に見ながら臨時駐車場へと向かう 13時33分 閑散とした臨時駐車場へ帰り着く
さあ、お風呂に入ろう! 有峰林道付近にも温泉があるのだが立山街道まで出て、去年剱岳へ遠征時に利用した「吉峰グリー
ンパーク」の天然温泉ゆ〜ランド(入浴料620円)へ入り温泉に浸かる。
北陸自動車道から舞鶴若狭自動車道に入った頃から雨が振り出し福知山辺りから豪雨になり運転が危ない状態になりガソリン
スタンドや24時間営業の店がある西紀サービスエリアに寄って車中泊となる。遠征登山は登山中はいう間でも無く、行きや
帰りの交通も込みで安全を期さなければならない。
よしみね「ゆーらんど」で日帰り温泉に入りサッパリする 西紀サービスエリアでバラ寿司を食べて車中泊をする
今回の黒部源流の山を巡る遠征は天気の都合で連休になってしまったが、初日の薬師峠野営場以外は混雑もなく人との接触も
非常に少なくコロナ過の中で理想的な旅となった。
黒部源流の山々を巡る旅
第1日目(9月20日) 折立〜太郎平小屋〜薬師峠キャンプ場〜薬師岳〜キャンプ場
第2日目(9月21日) 薬師峠〜太郎平小屋〜薬師沢小屋〜雲ノ平山荘〜雲ノ平キャンプ場
第3日目(9月22日) 雲ノ平野営地〜祖父岳〜ワリモ北分岐〜水晶岳〜ワリモ北分岐〜鷲羽岳〜三俣山荘〜野営地 は ここ