黒戸尾根・甲斐駒ヶ岳から早川尾根を経由して鳳凰三山を繋ぐ山旅   ( 第1日目 )

平成29年8月22日〜25日
竹宇駒ヶ岳神社登山口〜黒戸尾根〜甲斐駒ヶ岳〜早川尾根〜鳳凰三山〜青木鉱泉 (3泊4日)


カシミールソフトを使ったGPSトラックログ図加工 黒戸尾根〜甲斐駒〜早川尾根〜鳳凰三山 3泊4日


プロローグ

伊予の鈍亀さんが従妹(いとこ)のザイフリボクさんと日本三大急登の黒戸尾根へ行くと言う。3人共既に甲斐駒と仙丈岳は
登っているが、やはり日本三大急登の黒戸尾根から甲斐駒に登りたいらしい。

日本三大急登って元祖は谷川岳の西黒尾根、北アルプスのブナ立尾根、そして南アルプス・甲斐駒の黒戸尾根らしい。一昔前
まではアプローチの遠さなどからこんなランク付けがされていた様だが、最近は燕岳の合戦尾根とか剱岳の早月尾根、前穂高の
岳沢(重太郎新道)だとか標高差の多さとかキツさとかで北アルプス以外でも色々取沙汰されている様だ。標高差の点では富士
山がチャンピオンなのだが、あの様なジグザグを切った登山道は別物らしい。


その中で揺るぎの無い地位を保つのが「黒戸尾根」(標高差2,200m)で、どんな取り合わせの三大急登にもその名が出て
くる。


私は日本アルプスの百名山で鳳凰三山と光岳が残っていたので、それなら甲斐駒ヶ岳と鳳凰三山をセットにして縦走しましょう
と伊予の鈍亀さんに提案する。このルートには黒戸尾根・七丈小屋、早川尾根・早川尾根小屋、鳳凰三山・鳳凰小屋がありそれ
ぞれに野営地も水場もある。

直前に基本小屋素泊まり派・伊予の鈍亀さんのチェックで早川尾根小屋は現在営業休止になっており避難小屋としては小屋が残
されている事が分かった。甲斐駒の後北沢へ下りれば北沢峠と広河原に営業小屋はあるが綺麗な周回ログとならない。少し荷物
が増えるがテント泊よりはマシだと予定通りのルートに決める。


8月21日早朝新居浜の山根運動公園に06時集合して黒戸尾根の登山口である竹宇(ちくう)神社登山口へ向けて出発する。
トイレ休憩もそこそこに亀吉さんのF1レース運転で松山自動車道〜瀬戸中央自動車道〜山陽自動車道〜中国自動車道〜名神高
速道路〜中央自動車道と繋ぎ小淵沢ICで下り尾白川渓谷キャンプ場を目指す。


高速を降りた場所が山の中っぽいので一軒あった品薄コンビニに飛び込んで食料を調達する。案の定その後竹宇神社への進入口
に結構賑わう「道の駅はくしゅう」と言うのがあって、そこには立派な品揃いのスーパーがありガッカリする。その
スーパー
でトマトやイチジク、ブドウ、山菜おこわ、野菜サラダ等を買い込んで竹宇神社の入り口「白洲観光キャンプ場・尾白(おじろ)」
の無料駐車場に15時少し前に到着する。
ここは「尾白渓谷」と言う花崗岩の沢があり大勢の家族連れや若者がキャンプに来て
いた。


翌日の登山道確認の為にキャンプ場を抜けて竹宇神社へお参りし、近くの滝見物に出かける。黒戸尾根への登山口は竹宇神社横
の吊り橋を渡った場所にあり結構山道なので一人だと緊張するがやはり山仲間と一緒なので安心感がある。


駐車場に戻ってシートを敷いてスーパーで買った追加の食料品を出して夕食会とする。我々の宴会はペットボトルのキャップに
注いだアルコール3%の果物チューハイをおっとっとと言いながらグイっとやる。要するに全員下戸集団なのだ。
車の横にテン
トを張って早めに就寝し翌日に備える。


  
尾白渓谷入り口 ここが竹宇(ちくう)駒ケ岳神社登山口        迫力があるどデカい岩が尾白渓谷キャンプ場の入り口にある

  
     竹宇(ちくう)駒ヶ岳神社                          吊り橋から尾白渓谷

  
尾白渓谷「千ヶ淵」 沢水は日本の名水100選に選定         スーパーで買った食材で前夜祭・前野菜

  
    カンパ〜〜イ  迫力全くナッシングゥ                   男組のファイントラック カミナドームテント


第1日目 平成29年8月22日
白洲・尾白登山口〜七丈小屋  標高差 約1,530m 行動時間 9時間


カシミールソフトを使った登山ログ加工図  白州尾白川渓谷登山口〜黒戸尾根〜七丈小屋

朝05時過ぎに起床、登山準備し06時00分尾白登山口を出発。前日付近は散策しているので竹宇(ちくう)駒ヶ岳神社に安全
祈願をして尾白川の吊り橋を渡る。渓谷を吹く風が清々しい。15分程で遊歩道から尾白川渓谷道と分かれて左手の「甲斐駒黒戸
尾根登山道」の急斜面に入る。自然林の岩っぽい登山道をジグザグに上っていくと06時30分再び尾白渓谷への中腹登山道と黒
戸尾根を別ける分岐標識に出合う。黒戸尾根登山道は左手の尾根筋へ合流するまで比較的緩斜面で道は良く踏まれて分かり易い。
尾根筋に入っても自然林と大木の根っ子道の単調な景色の中を黙々と歩いて行く。要所には大木に登山道の標識が掛かっているの
でルートの不安は無い。


  
06時00分 尾白川渓谷登山口を出発                 竹宇(ちくう)駒ヶ岳神社に安全祈願して出発

  
尾白川甲渓谷に架かる吊り橋を渡って黒戸尾根取付きへ      06時15分湯歩道と別れて左手の黒戸尾根へと進む

  
06時30分上側にも尾白川渓谷との分岐があり左に進む       祠があると俄然修験者の歩いた道の雰囲気がする


07時50分退屈してきた頃ベニナギナタダケが沢山現れて気分転換になる。四国の寒峰台地で初めてこのキノコを見た時にカエ
ンダケと思っていたらリップさんからこれがベニナギナタダケだと教えて貰った。


黒戸尾根の取り付き部は横手道に合流するまで左手に中尾沢が切れ込んでいるので、右手の尾白渓谷側よりは急峻な傾斜となって
いる。しかし尾根筋は比較的広いので登山道はジグザグを切られて穏やかで厳しさは全くない。時々道端に現われる古い祠にこの
山の宗教性を感じさせる。


08時を過ぎると辺りは広葉樹が主体だが、その中にツガかモミらしき針葉樹の混生となるのだが、どちらの樹木も亜寒帯のせい
か幹がひょろ長く細い。針葉樹が立つ尾根道は保水力が低い為か登山道が流水で根っ子が出たり掘れこんたりしている。


  
  ベニナギナタダケ 山火事ではないよ                  アンタ達 接近し過ぎやで

笹ノ平分岐 (横手・白州分岐)

08時20分頃から笹が林床に現われ尾根も一層なだらかな風景になる。それが一変岩っぽい細尾根になり急斜面を上り詰めると
08時45分左手(東側)から「横手登山道」が合流する。ここまで登山口からの標準タイムを15分程オーバーする位だから順
調な滑り出しと言える。横手登山道は江戸時代の末期、甲斐駒・黒戸尾根道を拓いた行者「小尾権三郎」が歩いたルートである。
修験者による登頂ブームの江戸時代に22歳の修験者小尾(おび?)権三郎が数十回トライの末に6月15日開山されたと言う。

江戸時代の後期に開山って歴史的には意外と新しいじゃん。四国の笹ヶ峰なんて奈良時代から修験者が往来してたんだからね。この
辺りは役行者には興味がなかったのだろう。でも甲斐駒ヶ岳の山頂では縄文土器が発見されてるって言うから開山は縄文人って事
だろうか?



  
良く踏まれて土が柔らかい場所では道が掘れ込んでいる       細尾根は前半の登山道では珍しい

  
笹が出てくると傾斜が平坦になる コメツガの大木もある        08時45分 笹ノ平分岐 ここで左手からの横手道と合流


先人の苦労をよそに涼風が笹原を吹き抜け、その中を15キロごときのザックに重い・苦しいとボヤきながら罰当たりな4人は進
む。笹の平付近の稜線クマザサを避ける様に登山道は少し右手を巻いて延びている。09時40分頃から広い笹の尾根だが結構傾
斜が急になる。恐らく「八丁登り」と呼ばれる場所なんだろう。ブナなどもあって所々に段差があり根っ子が飛び出ていて、いつ
もの四国の山を歩いている親しみを感じる。
10時を過ぎると常緑針葉樹の大木が目立つようになる。根元には白っぽいナギナタ
ダケやギンリョウソウなどを見ながら歩き続ける。


  
なだらかな尾根道にこんな平坦で良いのだろうかと思わせる    ツガの根元に何気に置かれた素朴な地蔵と修験者の礼拝石碑

  
常緑針葉樹が増え、次第に傾斜がキツくなってくる           サンゴの様なナギナタダケ  近くにギンリョウソウもあった


「刃渡り」 展望所

笹原の中にコケに覆われたデカい岩が現われると11時00分テントが張れそうな広場があり左手に地蔵岳のオベリスクが見えて
4人のテンションが少し上がる。なにせ登山口から標高差で1,000m程上って来たのだが同じような風景に少々退屈気味だっ
たのだ。
コケ岩に囲まれた尾根道は花崗岩が風化して雨水で削られている。

暫く進むと細尾根となり俄然岩の量が増える。すると11時20分「刃渡り」の岩尾根が前方に現われ今回の最終目的地、鳳凰三
山が姿を現す。地図に危険マークがある岩場だが、普段四国の石鎚天狗岳尾根を歩いている4人にとって少し拍子抜けする様な岩
場だった。


ホツツジが咲いた岩場を久しぶりに現れた展望を楽しみながら通過する。しかし、この「刃渡り」こそ黒戸尾根の真骨頂である厳
しい岩尾根の開始ゴングと言うべき存在だった。ここから急に尾根は岩っぽくなり厳しくなる。


  
11時00分 テントが張れそうな平地から上り坂となる         おっ あれは地蔵岳ではないか

  
  俄然登山道が岩っぽくなる                       11時20分「刃渡り」出現〜


   地蔵岳と早川尾根が見える   見晴らしの悪い尾根では岩場や鉄塔整備地、伐採地などが展望を提供してくれる

    
まあ 石鎚に比べりゃなんちゃじゃないわね                ホツツジが真っ盛り

刀利天狗 (4合目) 標高 2,049m  いよいよ黒戸尾根の佳境に入る

11時50分尾根の小広場に突き当たると登山道は岩尾根を避けて少しの間右手をトラバースする。尾根に復帰しても岩の急登が
続き12時前に黒戸尾根名物の梯子段が現れた。梯子の基礎は腐りやすい木材は避けて鉄製(アルミ?)でボルトを使って頑丈に
作られているので安全だ。これが無ければ現代の黒戸尾根登山は成立しないだろうから整備敷設してくれた方(七丈小屋と北杜市
でしょうか)に感謝する。又一緒に敷設されている鎖に修験の山としての威厳が残されている。


12時07分「刀利天狗」の祠に到着して行動食休憩を取る。ここは既に標高2,049mあり登山口から標高差1,280m程
上がって来た訳である。やはり八丁登りから続くしつこい上りが重いザックを担ぐ老人にボディブローとなって標準タイムを大き
くオーバーしている。でも無理は禁物、急ぐ旅でもないので心拍数を上げ過ぎない様にゆっくり歩こうと確認する。伊予の鈍亀・
亀吉さんは「こんな重いザックを背負うのは屋久島以来で後ろにのけぞったり前のめりになったりでエラいわ」と嘆く。確かに・
・・


  
岩尾根になると根っ子がタコ入道になって現れる            11時50分岩尾根を避けて右にトラバース道が付けられている

  
  俄然厳しい岩尾根が始まる                        12時0分 梯子階段で危険な場所が整備されている

  
 整備された梯子と言っても結構急なのでキツい            ザイフリボクさんはスイスイと先頭を歩いている

  
梯子が無い場所には鎖が置かれている                      まだまだ続くよ梯子段


       12時07分 刀利天狗の祠に着いて行動食休憩をする

  
刀利天狗の石碑の上には黒研山(くろとやま)と刻まれている  刀利天狗は丁度良い休憩ポイントだ


刀利天狗を出発すると登山道の傾斜は少し緩やかになり、左手の黒戸山を巻いて5合目のコルへと続く。シラビソのトラバース道
を黒戸山への踏み跡を探しながら歩くが岩と倒木で荒れた急斜面が続くばかりで黒戸山への道は見つからなかった。


トラバース道が下りになった頃、前から3人の登山者グループとすれ違い雑談する。亀吉さんが御年70歳だと告げると若者から
「え〜どうみても50歳にしか見えませんわ」と言われ、この無責任な発言に思わず「こわもて亀吉」の頬が緩む。登山者との会
話や情報交換が疲れを癒す気分転換になるものだ。


  
    シラビソの美しい森の中を登山道が続く              ギンリョウソウが実になっている 奥の白はセリバシオガマ

  
初めて登山者とすれ違う 亀吉さんと同じザックだった        黒戸山への踏み跡を探すが見当たらなかった

  
ユングの同時性の法則で又すぐに3人の登山者とすれ違った どうみても50歳と言われて亀吉さんの顔が緩む(これが精いっぱい)  
  

5合目コル

13時30分突然前方が開けるが甲斐駒ケ岳は雲に隠れて見えない。ここを下がった場所が5合目で前方の小尾根を越えた辺りに
七丈小屋があるのだろう。コルの広場にはテン場に使っている様な空き地と石が置かれている。以前はここに2つ程修験者用の小
屋があったそうだが今は撤去されている。五合目小屋は明治16年頃開設されて以来、平成11年頃までは古谷義成さんと言う名
物小屋番が情熱を持って守っていたのだが、彼が亡くなった後を継ぐ人が出ず無人化して現在は撤去されているらしい。登山道が
整備されて便利になった今、中途半端な場所にある山小屋は淘汰されていくのだろう。


  
13時30分 前方が開けて5合目コルに出る                      五合目小屋跡

  
   在りし日の五合目小屋(既に廃業後) (ネットより)       2002年の屏風小屋は倒壊している(ネットより)


         五合目コル   ここから右手の梯子段アトラクションが始まる

戸尾根アトラクションの開始

平らなコル部にある屏風小屋跡地の前には屏風岩への取り付き場となる岩壁があり、その右手に登山道が続いておりいきなり垂直
に近い梯子が見える。いよいよここから黒戸尾根アトラクションの始まりとなる。階段は急だがアルミ台がベースにあるのでしっ
かりしており安心感がある。ただ重いザックが枝に引っかかったりバランスを崩したりと気を使うので一歩一歩ゆっくりとダイモ
ンジソウやセリバシオガマ、アキノキリンソウを眺めながら上っていく。こんな厳しい尾根にも沢山の石碑が立てられており修験
の山としての歴史を登山者に感じさせる。


14時20分岩の細尾根になり前方が小さな谷部になっており上方が見渡せる場所があったが残念な事にガスがかかって良く見え
ない。この小さな谷部には古い橋が架かっており人の手による風情のある景色をこの山奥で見せてくれる。念のため一人づつこの
橋を渡り先の急峻な岩尾根に再び取り付く。


  
  五合目祠の右手に登山道が続く                     直ぐに梯子段上りが開始される

  
その上に石塔が立っており更に梯子が続く               梯子段は大き目に作られており歩き易い

  
  岩尾根には鎖が掛けられている                     岩場と岩場の間には少しホッとするシラビソ等の樹林帯

  
 大岩の横には次の階段が現れる                     岩場にはダイモンジソウ

  
  大岩を抜けると谷部へと続き少しだけ展望が開ける         山はガスに包まれている


14時20分 前方の谷部に二段橋? 下はJRで上は自動車?  古い橋の上に新しい橋を追加で架設している

  
  念のために一人づつ渡る                         その後も厳しい梯子段が続く

右手に白い岩壁が見えるのでこれが本家「屏風岩」ではないだろうか。アトラクションの垂直階段はこの岩壁の左をグングン上っ
て行く。14時40分一ヶ所大岩を鎖で這い上がる場所がありザックの重さを思い知る。


  
14時30分 右手が白い岩壁となっておりその左手に梯子が置かれている  梯子が無ければ苦労します

  
     結構ハードな鎖場                           ザックが重いから引き上げるのが大変よ

七丈小屋

この岩場をクリアすると梯子はほぼ終わり岩尾根を登り切ると水平の細尾根に変わり150時丁度にやっと七丈小屋に着いた。こ
こでテント泊手続きの後、小屋泊りの3人と別れて奥の指定野営地へ向かう。黒戸尾根は厳しい為にテント泊をする人が少ないの
か岩のザレた細長い段がテン場となっており鳳凰三山方面が開けていた。山際がお花畑となっておりヤマホタルブクロ、ミソガワ
ソウ、オニアザミが咲いている。

七丈小屋は現在通年営業で常時小屋番が居て収容人数は第一小屋30人、第二小屋20人、野営場20張、一泊2食¥8,200
素泊まり¥4,500 テント1張¥600 となっている。

手早くテントを張り、明日の登山道を確認に少し上部に向かって歩いた後、夕食を4人で食べる第二七丈小屋のテラスへとガスバ
ーナー、給水袋、食糧を持って向かう。伊予の鈍亀さん達は素泊まりなので夕食は一緒に雲海の鳳凰三山を眺めながら簡単な食事
をする。


  
梯子場が終わればダケカンバの混在する細尾根となる        鎖が置かれた大岩を抜けると小屋は近い

  
七丈第一小屋 この入り口前に水場がある          七丈第二小屋(ネット写真) お客が少なく不使用なのでここのテラスで夕食OKだった


     七丈小屋の奥(ゆっくり10分程)の場所に指定野営地がある  地蔵岳が展望出来る場所だ

  
  野営地の横に咲くヤマホタルブクロ                  オニアザミとミソガワソウ

  
 第一日目はガスで覆われて涼しい歩きが出来た           野営地の後方上の登山道からテン場を眺める

テントに一人帰りメモの整理をしていると大粒の雨が降り出した。う〜〜ん 明日の天気はどうなってるんだろうと思いながら眠
りにつく。


第2日目 七丈小屋〜甲斐駒ヶ岳〜駒津峰〜仙水峠〜栗沢山〜アサヨ峰〜早川尾根避難小屋は    ここ  
第3日目 早川尾根避難小屋〜高嶺(たかね)〜地蔵岳〜観音岳〜薬師岳〜鳳凰小屋は         ここ  
第4日目 鳳凰小屋〜ドンドコ沢〜青木鉱泉は                                    ここ  


        

             目次に戻る           トップページに戻る