雲早山から旭ヶ丸を繋ぐ山旅 吉野川(鮎喰川)と勝浦川の分水嶺
カシミールソフトを利用したGPSトラックログ図 あけぼの峠〜柴小屋山休憩所〜旭ヶ丸〜大川原牧場駐車場 (1泊2日)
プロローグ
石鎚山系から剣山系を繋いだ四国山脈横断縦走は更に東へ行程を延ばして一ノ森〜榧ノ丸〜樫戸丸〜高城山〜砥石権現〜
土須峠〜雲早山〜北尾根基部(あけぼの峠)まで足跡を延ばして来た。山域は吉野川水系と那賀川水系の分水嶺でもあっ
た。
次の雲早山北尾根基部(あけぼの峠)からは吉野川水系と勝浦川との分水嶺に変わる。その第一弾「あけぼの峠」から
「柴小屋山休憩所」駐車場までは剣山スーパー林道が尾根近くを走っている。そこで作戦として先ず高松から自転車を積
んで芝小屋山駐車場まで行き、そこに自転車をデポする。その後車であけぼの峠へ行き、雲早山・北尾根の続きを尾根伝い
に柴小屋山駐車場まで歩き、そこの置いた自転車にてあけぼの峠へ引き返し車を回収し柴小屋山駐車場へ帰る。
面倒だが一人で効率よく縦走するにはこれしか方法は無い。
次にザックをテン泊装備に取り換えて柴小屋山駐車場から旭ヶ丸をピストンする計画が第二弾縦走と言う訳だ。途中どこか
でビバークしなければならないが「ケセラセラなる様になる〜♪」である。
第一行程:あけぼの峠〜菖蒲権現〜旭ノ丸〜高根(こうね)山〜柴小屋山駐車場
距離 約5.5km 歩行時間 約4時間
カシミールソフトを利用したGPSトラックログ図 あけぼの峠〜柴小屋山休憩所
縦走始点「あけぼの峠」
「雲早山・北尾根起点」に向かう。この縦走起点は泉保さんの地図によると「あけぼの峠」と記されている場所だ。前回
雲早山を歩いた時と同じ場所に車を留めて軽装備で尾根歩きを「あけぼの峠」から「柴小屋山」駐車場へ向けて開始する。
柴小屋休憩所に電動アシスト自転車をデポする 車で縦走出発点「あけぼの峠」に移動する
最初の2ピークを持つ尾根 約30分 (入り口と出口は歩き易かった)
*スーパー林道は右手(上勝町側)を走る
剣山スーパー林道の為に分断された雲早山・北尾根の続きは「あけぼの峠」から標高1,200m程の尾根が東へ続く。
この辺りでの最高標高点は「旭ノ丸」1,312mとなっている。
09時00分「あけぼの峠」の東側尾根部にある擁壁に付けられたセメント製石段を上がる。近くに林道が出来ると尾根
道は荒れるのだが、尾根の右側は植林されているので藪も無く歩き易い。境界石も随所にあり左手の自然林にはブナやヒ
メシャラが残されている。
10分程歩くと尾根が岩っぽくなり土が少ない為か荒れて植林の倒木が現れる。シャクナゲの藪を避けて右手の歩き易い尾
根を進むと、どうも東への支尾根に入った様で林道が近くなった所で間違いに気づきピークまで上り返す。
09時24分ピークに帰って改めて左側(北方向)の尾根に入り直す。荒れ気味のシャクナゲとアセビを潜りながら尾根筋
近くを選んで進む。前方に次の尾根が見えて、板状になって転がる岩の尾根を更に下る。
09時30分今までの荒れた下りが嘘だった様に尾根のスタート時と同じ右手が植林、左手が自然林の平和な尾根に変わる
と2〜3分後にスーパー林道に一旦下りる。
09時00分あけぼの峠から縦走路の尾根入口を入る 最初は歩き易い尾根
尾根には境界石が置かれている 右手は植林だが自然林にはブナやヒメシャラが見られる
尾根が岩っぽくなり倒木が多くなる 09時10分岩場が現れる
岩場の尾根筋を進む シャクナゲ藪に花が咲いておりこれに気を取られてルートミス
シャクナゲ藪を避けて右手に下ってしまった シャクナゲ藪まで引き返し左手へ進む
シャクナゲ藪の中を左手の崖に沿って下る 正面に次の「菖蒲権現」尾根が見える
荒れた尾根を下る すると途中から植林が現れると尾根が落ち着いて来る
尾根の入口と同じく歩き易い出口となる 09時33分 右手のスーパー林道に下る
二つ目の尾根(菖蒲権現尾根)は中間部で直角に曲がる
*スーパー林道は右側(上勝町側を走る)
09時35分一旦右手のスーパー林道に下りて、更に次の尾根に入る。この場所に古い鉄製の看板があり「江田国有林」と
ある。「江田地区」は西側、鮎喰(あくい)川上流の江田谷川流域にある集落名である。
三等三角点「菖蒲権現」 1,292.61m
この二つ目の尾根も右手が植林、左手がブナ等の自然林となっている。ガスに霞む尾根を進むと09時45分三等三角点
「菖蒲権現」に着く。山名と鳴門岳友会と記された三角点標柱の様な物が立っていた。まさか国土地理院の三角点標柱に
山名や山岳会名を書く事は無いのでこれは私設標柱だろう。
ここからブナとヒメシャラが生えた稜線が続くのだが、霧が濃くなって行く手にはこの縦走の核心部である急角度ターニン
グピーク(1,300m無名峰)が待っている。
10時05分大岩が尾根に現われ、シャクナゲがまだ沢山咲いている。この辺りが菖蒲権現と呼ばれた場所かも知れない。
天気が悪いので良い写真は撮れず、先へ進むと岩場が多少あるもののブナの大木が生えた幻想的な尾根になる。土が薄い為
ブナの根が文字通り根性で地表にその生命力を露出している。
この辺りは江田国有林らしい(徳島森林管理局) この尾根も左がブナ等の自然林、右手が植林帯だ
この尾根にも要所に境界石が立っている 霧が出て来る 09時45分 三等三角点「菖蒲権現」を踏む
三等三角点「菖蒲権現」 周りに岩場も無いのに修験の山っぽい名前が付けられている
この尾根にもブナが多く立つ ヒメシャラもあり中々の尾根だ
尾根の土が薄くなっているので根っ子が地表に出ている 徳島の山特有の白っぽい岩山となる ここが菖蒲権現かな?
10時05分シャクナゲが沢山咲いている岩場ピークに着く 何かこの辺りが菖蒲権現の言われ場所かも知れない
大ブナが霧に霞む 良い雰囲気の尾根を通過
難しいターニング尾根とその咲きに八方ブナ
10時12分約1,300mターニングピークに着く。地形はあまりにもなだらか過ぎて尾根筋が不明となる。真っ直ぐに
北へ進むと神山町三ツ木地区(鮎喰川)へ下ってしまう。従ってここは意識的に北東から南東部へ向かって鋭角に曲がらな
ければならない。
10時15分黄色い境界杭を見つけてホッとするが、猛烈なアセビの藪へ向かっている。直ぐにヌタ場の横を抜けるが尾根
筋のアセビ藪を避けて右手を進むと次第に尾根から離れてしまう。スマホ地図で再度ヌタ場まで帰り再度無理して尾根筋に
近い場所を進む。
10時30分ミツバツツジ等の灌木ヤブになり、尾根筋へと左にルートを修正する。5分程で尾根に復帰すると苔の生えた
岩尾根の下端部だった。アセビや灌木の藪っぽい尾根を抜けると東の肩部になり10時42分立派な「八方ブナ」が立って
いた。
その後も灌木ヤブの尾根を下ると最後はこの二つ目の尾根も又平和なブナ尾根のフィナーレとなって10時48分コル部の
剣山スーパー林道に下ると左手に「神山町」の標識が立っていた。
相変わらず根っ子が地表を這う 10時11分1,290mターニングピーク付近に着く
もうコンパスが無ければどっちへ進んだら良いのか分からんぞ! リョウブの木は鹿に齧られている
10時13分1,300mターニングピーク 昔何か建物が立っていたのだろうか この場所から右手に急角度で曲がる
ツツジの間を右へ下って行く 右手に黄色い境界杭を発見するが、その先はアセビの藪で進めない
左のアセビ藪を避けて右手を下る ヌタ場の横を抜ける もっと左手に出なければと思うが中々ルートが分からない
無理に左手のツツジ藪へ進んで下る ヤマツツジが美しい
10時30分左手に尾根の高みを感じながら下る 岩場が所々に出て来る
10時35分 岩尾根の最下部へ出た様だ
岩場を抜けるとブナの立つ穏やかな尾根になる この山域にはツツジが沢山ありこの時期特に素晴らしい場所だ
何とこれは! 千手ブナとか八方ブナとか呼ばれる一等級の大ブナだ〜〜 会えて良かった!!
黄色い境界杭を確認しながら尾根を下る この尾根も入口と出口は美しい風景だった
10時48分 剣山スーパー林道が尾根に右手から合流する 左手(北側)が神山町を示す標識が立つ
三つ目の尾根には旭ノ丸ピークがある
*スーパー林道は左手(神山町側)を走る
三つ目の尾根はスーパー林道が左手に変わるので右手に次の尾根取付き部を探しながら少し林道を歩く。前方は少し広場に
なっており近くにユンボと軽トラが停まっていた。
10時50分右手のなだらかな植林尾根に入って行く。一つ小振りなピークを越えて次の植林帯コル部に来るとここにも徳
島中央森林組合の伐採用ユンボが置かれている。地形図にある1,270mピークを過ぎて次の1,312mピークへ進む
と植林は次第に自然林に変わって尾根には岩が現われる。この辺りの東側は勝浦川の支流に「フイゴ滝」などがある急峻な
地形となっている。
二つ目の尾根と三つ目の尾根の間は広場になっている 10時50分右手の尾根に入って行く
植林帯の中に自然林も残されている 最初の小ピークを越すと植林帯になり林業用ユンボがあった
徳島中央森林組合が伐採作業をしているみたい 地形図1,270mピーク 左側が植林、右手が自然林のパターンが多い
次のピークへのコル部では一面植林帯だ チラホラ岩も出て来る
おっ! クレーン(鶴)が飛ぶ? 11時25分岩場が出現
右後ろに見えるのは高丸山だろう 11時30分岩場には赤テープが残置されている
旭ノ丸 1,312m
11時30分岩場を過ぎると急に尾根が落ち着いて11時33分1,312mピーク部に着いた。そこには錆びた鉄板が
転がっており「旭ノ丸」と書かれている。泉保さんの山地図によると元々高根山と呼ばれたピークらしい。(次の尾根
ピークの三角点「高根山」は後から国土地理院の担当者によって付けられたのだろう。
北側、神山町鮎喰川沿いの左右山(そうやま)地区や、寄井(よりい)地区から南の裏山全体を高根山(こうねやま)と
呼ばれ、山麓にある悲願寺は「高根の観音さん」と言われていた。その最高峰が旭ノ丸になる。さしづめ新居浜で言う所
の広い「大永山」が高根山で、最高峰の「チチ山」が旭ノ丸って所だろうか。
旭ノ丸ピークからテープが残置されたリョウブ帯の尾根を東へ進む。境界線は少し左手を回り込むが、明瞭な登山道が
あるのでそれを利用して東側に延びる尾根を下り最後はトラバースして11時51分舗装された右手のスーパー林道に
下り着く。
ピークに近づくと尾根にスペースが出て来る 11時33分天然杉の根元に古びた「旭ノ丸」の標識が転がっていた
11時33分 「旭ノ丸」に到着する 周りにはリョウブが生えている平凡な場所だ
テープは東へ向かう尾根へと導く 岩場を過ぎると明確な尾根道になる
11時45分 遊歩道の様な道に出て北へトラバースする 植林帯と自然林の間を進む山道のパターン
11時51分 林道に下りる この道は上勝側の剣山スーパー林道 下山した尾根を振り返る 擁壁の横から山道が延びている
旭丸峠は複数林道交差点 (剣山スーパー林道が尾根を回り込む場所、野間殿川内林道との接続部)
(あさひのまるとうげ、あさひまるとうげ)
パー林道はクルリと尾根を交差し南側の上勝町へと舗装道路になって下って行く。旭ノ丸から今下山して歩いている林道は
この上勝側のスーパー林道と言う事になる。
従って、この先の旭丸峠から尾根伝いを東に延びる林道はスーパー林道では無く「野間殿川内林道」となる。つまり神山町
の「野間」地区と上勝町の「殿川内」地区を結ぶ林道と言う事になる。但し道路名は重なっている場合が多く、この旭丸峠
から南へ下る上勝町側の剣山スーパー林道は「野間殿川内林道」との併用になっている様だ。
尾根伝いに東へ続く「野間殿川内林道」は柴小屋山駐車場から北側へグルグル回りながら神山町野間の鮎喰川へと下り、
国道438号線と合流する。私が柴小屋休憩所へ来る時も土須峠には回らず山川から国道193号線を神山に入り、鮎喰川
(あくいがわ)沿いの国道438合繊を少し上山町役場方面に下り、途中からこの野間殿川内林道を利用してやって来た。
その上又ややこしいのだが、尾根沿いの「野間殿川内林道」は更に「林道 大川原・旭丸線」とも部分的に次の尾根(三
角点「高根山」手前まで併用された後、尾根基部から野間殿川林道は左(北側)、林道大川原・旭丸線は右(南側)へと分
かれる(林道大川原旭丸線は大道丸付近で建設中の為通過出来ない事は後述する)
話は「剣山スーパー林道」に戻るが、雲早トンネルから土須峠〜雲早山登山口〜あけぼの峠〜旭丸峠と延びて来た未舗装
スーパー林道は、ここ旭丸峠で尾根を交差し勝浦川勝浦川に沿って殿川内渓谷〜雄中面(おなかづら)を経て上勝起点まで
下って行く訳だ。
登山道と同様に登山口まで利用する道についても理解する事がよそ者が土地勘の無い山域縦走を成功させるカギになる。
旭丸峠には特に標識は見当たらなかったが、「神山町、上勝町、スーパー林道」の三叉路標識が立てられていた。
右手に見えるのは柴小屋山から大道丸だろうか あけぼの峠、西の土須峠へ向かう未舗装スーパー林道
直進は神山町、右手は上勝町、手前はスーパー林道の三差路 歩いて来た西側を振り返る
四つ目の尾根は極短い 約15分 (舗装された野間殿川内林道が右手を走る)
で短が地形図に1,228mと記載されたピークがあるので11時53分アセビの生えた尾根に入る。いきなり恐竜の頭に
似た大岩が現われアセビの藪を抜けるとリョウブ帯となる。ミツバツツジの鮮やかな蕾や花を眺めながら歩き易い尾根を進
むと12時07分林道に下りた。
11時53分 道路の擁壁から山道への入口があった ぎょっ! 恐竜の頭が出て来た〜〜
ツツジの花が地面に沢山落ちている こちらのツツジは未だ蕾だ
12時02分地形図1,228mピーク付近 12時07分 右手の林道に下りる
白樺(植樹)のコル、氷小屋跡入り口有り
但しこの林道は今回実際に歩いて分かったのだが途中で道が無くなり、大道丸を回り込む場所が現在工事中だった。普通
終点部があったら始点部まで道があると思うのだが、人騒がせな中抜き終点標識だ。
このコル部は平坦な広場になっておりシラカバが植えられて大変雰囲気が良い場所だ。シラカバと言うと長野県の高原イ
メージだが自生南限は静岡県、岐阜県辺りなので当然植林されたものである。
氷小屋跡の看板が気になり距離や所要時間が書かれていないが少し探索をしてみる。12時08分案内に従って谷筋へ下
りるがそれらしき跡が見当たらず、遊歩道の跡も相当痛んでいる様だ。谷を過ぎて赤いテープが尾根筋へ更に下って行くの
で途中で諦めて引き返す。こんな時は複数人数だと手分けして探し当てる事が出来るのだが、無駄な30分をここで費やし
た。後でkyoさんのブログを見ると谷筋に井戸の様な穴にちゃんとレポされていた。
しまうので林道へ引き返す。この尾根部(分水嶺)は歩く価値が無いわ。間違い歩きも含めて又ここでも10分程無駄な
時間を費やした。
ここに林道・大川原旭丸線 終点の看板があった 白樺の木が植えられている
氷小屋に関する説明碑 字が小さくて全く読めない ちょっと気になるので探訪してみようっと・・・ 12時08分
少し下ると左の谷へと導かれる 谷部に下りても穴は見つからない
テープは有るのだが氷を貯蔵した穴が無い 12時25分テープが尾根を下って行くので引き返す
三角点もそうだが見つからなかったら疲れが倍増〜 鮎喰川沿いに神山の街が見える
鉄塔が沢山立っているので高鋒山と旭ヶ丸だろう 12時40分 白樺広場に戻って来る
右手に尾根筋があるので入って見る 右手が植林帯でそちらの尾根に進んでしまい引き返す
スマホ地図で元の尾根に帰る 本当に便利だわい すぐに林道に合流した(振り返った写真)
*左右に林道有り
崩落地を左に見ながら尾根の取り付き部へと歩く。ここで林道が先に述べた様に左右に分かれる。工事用のブルドーザーが
置かれた場所から13時01分尾根に入る。
林道(野間殿川内林道と林道大川原・旭丸線の併用部)を進む 左手神山町側が崩落している
三等三角点「高根山」(こうねやま) 1,231.99m
尾根に入るといきなり崩落地が現れる。この辺りは先ほどの道路陥没崩落と言い地盤が軟弱な様だ。そこを過ぎると何と尾
根は石段状に遊歩道として整備されているではないか。剣山系特有の白っぽい岩が現われ祠の様な石組がある。13時10分
その左手に三等三角点「高根山」を見つける。「高根」(こうね)は北側の鮎喰川の支流「高根谷川」の上流部にある悲願
寺辺りの集落名から取られている。
この尾根には柴小屋山手前の休憩所分岐までにはもう一つピークがある。次のピークに向かって行程差の少ない尾根を進む。。
13時00分高根山三角点峰へ向かう尾根に取り付く 左手が崩壊しているが距離は長くは無い
石段が大山の夏道みたいに整備されていた ここは遊歩道として整備されているのだろう
ピーク近くに上がると岩場があり節理で割れた石を組んで祠にしてある
岩の祠から左手に進んだ場所に三角点があった 13時10分 三角点「高根山」(こうねやま)を踏む
歩き易い尾根道が続く 途中から岩が出て来る
アセビとツツジと赤松と岩の尾根にラッキーな遊歩道が続く。石段や鎖が懸けられた手摺なども見られるので柴小屋山展望
所からの遊歩道として整備されているのだろう。ツツジの花見をしながら快適な尾根を進むと13時30分見覚えのある芝
小屋山駐車場への分岐(四国のみち)に着いた。
分水嶺縦走に備えて今年の春、この辺りの土地勘を養う為に柴小屋山駐車場から芝小屋山、遍路道、薬剣谷、大道山辺りを
水場確認も兼ねて歩いていたのだ。
岩の細尾根は平らで歩き易い こんな遊歩道整備もあるんだなあ
崖には手摺と鎖が張られている ここにもツツジのオレンジが色どりを添える
二つ目の1、220mピークへの上り 13時26分 1、220mピークを通過
13時31分 柴小屋休憩所への「四国のみち」に合流 次にテン泊装備で進む予定の柴小屋山への「四国のみち」
13時36分 「野間殿川内林道」に合流する 「四国のみち」の入り口部を振り返る
柴小屋休憩所の東屋と駐車場 休憩所に置いた電動アシスト自転車 これからあけぼの峠へこれで引き返す
柴小屋休憩所から奥の吉野川下流、徳島を眺める
午後から向かう旭ヶ丸への尾根筋を眺める 右手の尾根沿いに林道が見える 中央右の裸地は風車建設用地
単独縦走の宿命でこの後、13時40分から14時10分の間30分をかけて自転車で先程4時間かけて歩いた尾根伝いに
ある林道を縦走出発点の「あけぼの峠」まで引き返す。若い人なら林道をランニングして片道を消化しているのだろう。
自転車を後部荷室に収納してタイヤがパンクしない様にゆっくりと未舗装林道を柴小屋山駐車場へ帰る。面倒な作業だが単
独で行う林道横の尾根縦走はこのやり方が合理的なのだ。
電動アシスト自転車で剣山スーパー林道を快走する あけぼの峠で自転車を車に積んで柴小屋休憩所へ引き返す
さて、次はそのまま柴小屋山休憩所から大川原高原への分水嶺歩きが開始される。
吉野川・勝浦川分水嶺歩き第一弾 雲早山シャクナゲ尾根〜雲早山〜雲早山北尾根(あけぼの峠)は ここ
吉野川・勝浦川分水嶺歩き第二弾 柴小屋山休憩所〜旭ヶ丸・大川原高原は ここ