雲早山〜高丸山縦走 (ブナ広場でテント泊) 下山は北尾根を歩く
令和3年5月13日〜14日

カシミールソフトを利用したGPSトラックログ図 雲早山〜高丸山 縦走路図
プロローグ
石鎚山系から剣山系を歩き、「四国山脈の東西縦断計画」に沿って更に一ノ森から土須峠までの分水嶺に足跡を延ばし
ている。ファガスの森から土須峠に下った時に稜線を雲早山のシャクナゲ尾根まで繋ぐ事も怠っていない。
稜線繋ぎの観点から言えば、雲早山の北尾根から続きが始まるのだが、シャクナゲとシロヤシオの季節だけについでに高丸
山をテント泊ピストンする事にした。
実はkeitann さんから雲早山〜高丸山縦走のお誘いが有り、高丸山では山じいさんの車をデポする段取りになっていると言う。
要は翌朝、高知のアカリプタさんが高丸山登山口で山じいさんを拾って雲早山登山口で待ち合わせする事になっている段取
りらしい。
普段ならこの計画に乗ってkeitann さんと香川から参加するのだが、翌日の分水嶺縦走の計画があるので辞退して途中の尾根
筋で3人にお会いする事にした。
2021年5月13日 シャクナゲ尾根〜雲早山〜ブナ広場(テント泊)
松より電動アシスト自転車を積んで雲早山へ向かう。天気は余り良く無いが、昼からは雨も上がる予報だったのでゆっくり
出発して昼前に雲早山シャクナゲ尾根に到着する。
翌日の天気が良ければ雲早山・北尾根をスーパー林道に下りてから尾根伝いに芝小屋山まで歩く事も視野に入れて車を北尾根
下山口へ置き、自転車でシャクナゲ尾根登山口まで下る。
雲早山・シャクナゲ尾根
12時15分濡れて滑り易いシャクナゲ尾根へ入る。雲早山の一般登山道は少し東側の沢沿いに有るのだが、この時期はシャ
クナゲ尾根は外せない。急傾斜を少し上がると早くもピンクの大輪が並ぶ。数年前の大爆発に近い程の迫力のある咲きっぷり
だ。青空は無いが黄緑色の若葉をバックにシャクナゲの濃い葉っぱと花の色が映える。ミツバツツジの鮮やかな赤みを帯びた
ピンクの花に負けない様にシャクナゲの若い花芽が新鮮な色を放っている。
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下山口の北尾根登山口に車をデポして自転車でシャクナゲ尾根へ下る シャクナゲ尾根のカーブミラーに自転車をデポ

12時15分シャクナゲ尾根の取り付きを這い上がる 急斜面を進むと直ぐにシャクナゲが現れる
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尾根筋に上がるとピンクの大輪が並ぶ 霧で天気が悪いが新緑の淡い色が心地よい
写真のHPでは無いので画像が荒いのは勘弁!雰囲気だけ・・ 近くの花は多少画像が良くなる
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本当にこの尾根はずっとシャクナゲと新緑を楽しむ事が出来る
ピンクの花は少し濃いのが多い たまに淡い色も登場する
雲早山 二等三角点「雲早山」 1,496.02m
13時50分雲早山の西尾根に合流すると急に尾根幅が広くなり緩やかな傾斜を山頂尾根へと進む。霧が覆う中にミツバツツ
ジのピンクが鮮やかに浮かび上がる。この辺りは鹿の生息を窺わせる荒れた風景なのだが、そんな場所のミツバツツジはどこ
も色が濃い。右手は緩い傾斜になっておりブナの森が美しい。
14時20分雲早山の山頂部に上がる。ここは東西に延びる主稜線から南へ飛び出して高台になっているので景色が良いのだ
が、生憎の霧で殆ど展望がないので早めに退散する。

シャクナゲ尾根から西尾根に合流する 緩やかで広い尾根を雲早山分岐までゆっくりと進む

咲き残ったカタクリも雨で萎れている 縦走路分岐から右手の山頂へ進む
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鹿の生息で荒れた山頂付近だがミツバツツジが多く咲いていた
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14時20分 霧に包まれた雲早山の山頂に着く 展望が無いので写真を撮って縦走路に戻る
縦走路基部へ帰り、右手(東)へ下って行くのだが、その辺りが一番鹿の食害が目立つ。しかし岩や立ち木のコントラストが
良く、ミツバツツジの花色が妖艶に浮かび上がっている。
15分程で標識のある登山道コル部を通過して少しアセビなどが生えた傾斜を上がって行く。この辺りのシャクナゲも良く花
を付けて美しい。シロヤシオは青空が生えるがシャクナゲの花はデカいので天気が多少悪くても充分楽しめる。
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大岩の右手を抜けて尾根へ進む この辺りは岩が点在して立ち木は荒れているが良い風景だ

登山道分岐コルを越えるとアセビに突入する この辺りのミツバツツジも美しい
15時00分傾斜を少し上がると1,445mピークに着く。ここが北尾根分岐になるのだが、標識や境界杭が立っていなけ
れば少し分かりにくい。
しいので良しとする。
15時45分長い尾根が続き、次の尾根へのコル部に来るとヒメシャラの大木が立つお気に入りの場所がある。生憎の霧で見
晴は良く無いが翌日又ここからの眺めを楽しもう。
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15時00分 北尾根分岐を通過する この辺りにもシャクナゲが現れる
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シャクナゲとミツバツツジが美しい
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時々岩も現れて雰囲気が良い尾根が続く 天気が悪く薄暗い中にツツジのピンクが広がる
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コルの手前にあるヒメシャラの大木 天気が良ければここから見える次の尾根筋にシロヤシオの白い花が見える
中間コルを下って次の尾根へ進む16時になると足元に白い花びらが散り落ちてシロヤシオの存在に気付く。なにせ白い空に
シロヤシオは同化してよく分からなかった。そこからは少し岩っぽく荒れ気味の細尾根が現れる。こんな地形はツツジ科やシ
ャクナゲの得意とする場所で足元に気を付けながらも周りの花を存分に楽しむ。
1334mピーク辺りは岩場の上りとなり、雨で湿った足元が滑り易い。ユキワリソウの咲く斜面は特に注意が必要で慎重に
下りて写真を撮る。4度目のご対面だが株が増えている様な気がする。この花は四国の山を歩いていると石鎚山系や赤石山系
でも沢山咲いていてくれる。ただ、キバナノコマノツメはここではセットで居てくれない様だ。
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16時を過ぎると足元に白い花びらが散らばる シロヤシオも雨に打たれて余計に下を向いている
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中間コルから1,334mピークに向かって急な傾斜を上がって行く
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この辺りはシロヤシオが次々と現れてより楽しい山行となる
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16時15分岩尾根になるとやはりシャクナゲが出て来る ここには白い花も見られた

16時20分 唯一この尾根で崩落地を抜ける 尚も細尾根が続く
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ユキワリソウの群生地を訪れる 雨に濡れているので瑞々しい
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この花は四国のあちこちで見られる 石鎚や赤石山系の個体より少し大きい気がする
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尾根に這い上がってテン場に向かう シロヤシオは断続的に現れる
尾根に復帰してシロヤシオやミツバツツジを楽しみながら細尾根を抜けて17時25分今日の目的地、ブナ広場に到着する。
覆われている。奥は少し窪地になっているので鹿が来る。そこを避けて手前の水はけが良い平らな場所にテントを設営する。
夕食はお湯を沸かしてラーメンを食べてコーヒーを淹れる。天気が悪いので星空撮影も出来ないのでゆっくりと夜を過ごす。
夜中近くになると雨が強く振出し、シングルテントからは風に揺れる度に水しぶきが落ちて来る。今日は山じいさんも高丸山
でテントを張っている筈だが、あちらも雨だろう。
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17時05分ブナ広場の手前に細尾根を越える この辺りは少し標高が高いので蕾も沢山ある
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ブナ広場を尾根が右手に回り込む
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テントはザックの底に入れているので中身を全部出して先ずテント設営し、後から荷物をテント内に放り込む
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ガスは一日晴れる事は無かったが納得の半日だった 夜は星空も月も出ない、夜中から強い雨が降り出した
2021年5月14日
ブナ広場〜高丸山〜ブナ広場〜雲早山北尾根分岐〜北尾根〜スーパー林道
高丸山まで往復して帰って来るまでそのままにしておけば少しは乾くだろう。お湯を沸かしてコーヒーを淹れて簡単な朝食を
済ませて06時30分高丸山へ向けて出発する。
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朝何とか雨は上がっていたが、テントはずぶ濡れだ〜〜 お湯を沸かしてコーヒーを淹れてパンを齧る
やはり身軽な山歩きは楽でいい。ブナ広場の回りは地形図上では少し尾根がズレて右手に回り込んで尾根を進む。一つピーク
を越すと石灰岩の様な岩が立ち並ぶ傾斜を下る。霧の中にブナとシロヤシオの咲く尾根を進むが、不思議と下草が生えていな
い。
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06時30分 テントはそのままにして軽装で高丸山へ向かう
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ここからもシロヤシオが多いので歩くのが楽しい 青空に葉っぱを透かしたいが、生憎のガス曇りだ
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霧で展望が全くない展望所を過ぎると石灰岩っぽい岩が現れる コケが生えているが特に草花は見られない
間違え易い尾根変えポイント
06時55分1,359mピーク付近は少し岩場がありシャクナゲとシロヤシオ、更にはミツバツツジがコラボする。この
ピークを過ぎると尾根が左手(東側)へ曲がりブナの立つ広い尾根に出る。ここを尾根なりに進むと踏み跡が怪しくなりスマ
ホ地図を確認すると丁度南へ下るターニングポイントを行き過ぎていた。
ここは反対方向から来ると問題は無いが、雲早山から高丸山方面へ向かう場合に東へ延びる尾根をそのまま進んでしまう。右
手の南側に向かって尾根を乗り換えるのだが、一見単なる斜面にしか見えないのだ。注意すればテープも存在するが漫然と歩
いているとまっすぐ尾根を進んでしまうのだ。ルート修正をして南側の縦走尾根へと下る。
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1,359mピーク手前は少し岩尾根になっておりシャクナゲやミツバツツジが美しい
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1,359mピーク付近で尾根が少し左(東)に曲がる 07時平らなブナ尾根になるが、ここから右手斜面に下らなければならない
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ついつい平和な尾根を真直ぐ進んでしまう ここは右手に下る! なだらかな右手斜面へ軌道修正〜〜
シャクヤクのコル
明確な尾根に乗るとヒメシャラやブナの立つ美しい風景となる。07時27分苔生した石灰岩質の岩があるコルに着く。ここ
には例年ヤマシャクヤクが咲いているのだがどうだろう。下側に回り込むとほぼ花期は終わっていたが二株程まだ花を付けて
いた。このシャクヤクコルを過ぎると高丸山へ向かっての上り一辺倒となる。
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南への尾根に乗るとヒメシャラとブナの美しい風景が続く ここは徳島でも指折りの美しい森だと思う
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一瞬青空が見えたので急いでカメラを構えると直ぐに又曇ってしまった
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07時28分 石灰岩っぽい苔むした「芍薬のコル」に着く 何とか咲き残りがあった
上り傾斜になる付近の右手に沢山の花を付けたシロヤシオがあるのだが随分散って地面を白く染めていた。そこを抜けると太
陽が初めて姿を現す。急いでこのシャッターチャンスにシロヤシオの花を探すが見当たらなかった。岩場を越すとシャクナゲ
が又現れる。ガスはまだ残っているが20分程の間時々陽が差すので天気の回復を期待するが、そんなに好転はしなかった。
しかし陽が差すと花だけでなく木々の緑も美しいと感じる。
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この辺りのシロヤシオは沢山散って地面に落ちていた 07時35分急に天候が回復して日差しが射す
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岩場が現れてトラバース気味に尾根を上がる ここにもシャクナゲが咲いていた
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シャクナゲのトンネルは昨日のシャクナゲ尾根以来だ
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何でもない風景だが青空が嬉しい でもガスはまだ抜け切らないしシロヤシオの花は散って少ない
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太陽の陽に照らされると新緑がこんなにも美しいと気付かされる
高丸山 三等三角点「高丸」 1,438.83m
匂いがする尾根を詰めると08時20分霧中の高丸山に着いた。那賀町と上勝町の境界にあるこの山は昨日歩いた雲早山と
レーダードームで有名な高城山とで「勝浦三山」と呼ばれて徳島市内からこの山が見えるらしい。しかし霧で全く展望が無
いので三角点を踏み記念写真を撮って退散する。
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高丸山へ向かって急登を上がる 08時13分 高丸山の西肩に這い上がる
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山頂へ向かって東へ尾根を進む この辺りの笹も枯れていた 08時20分 霧の高丸山に着く
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三等三角点「高丸」 石仏と丸い石碑がある ガスで周りは何も見えないので直ぐに退散する
09時35分1,359mピーク手前のシャクナゲ岩場で朝すれ違った単独男性が「天気が悪いので引き返して来ました」と
言う。高丸山から行ける所まで進んで引き返して来られたのだ。霧が深いと一人で歩いていると不安な物だ。
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帰りの岩下り場では霧に浮かぶアケボノツツジを眺める シロヤシオも尾根に沢山見える
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この辺りのシャクナゲは鮮やかなピンク色だ 09時07分 ヤマシャクのコルを通過
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09時30分ターニングポイントを右手斜面から尾根に這い上がる その後シャクナゲの咲く1,359mピークを下る
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この辺りは少し荒れていて倒木も多い 犬の顔に見える こちらも犬かドラゴン?
10時05分ブナ広場のテン場に帰り着く。テントは十分乾いていないが、スポンジで水気を切って防水袋に詰め込んでザ
ックの底に放り込む。その上から寝袋、マット、着替えなどの柔らかく軽い物を押し込み、少し重めのクッカー類や残りの
水など少し重たい物を上に積む。要はザックリとお重心が高く、且つ背中に近い様にパッキングする。
忘れ物、ゴミなどが無いかチェックの後10時55分ブナ広場を出発する。特にペグは土が柔らかいと見つけにくいので赤
いテープを頭に巻いている。さて、keitannさん、山じいさん、アカリプタさんの三人組とはどの辺りで会うのか楽しみだ。
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10時05分ブナ広場のテントに帰り着く
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立つ鳥跡を濁さず テントの場所だけ乾いている 11時00分 ブナ広場を左手に尾根を回り込む
展望が無いので引き返す。
ナゲの岩場下りが現れる。
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11時18分 尾根を外れた展望所 ここから雲早山が良く見えるのだが・・・・ 霧で展望ナシ
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11時15分尾根を外した展望所でシャクナゲを撮影して引き返す
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11時52分 崩壊地を通過 その先で左の崖状傾斜に生き詰まる (左手に下る)
ロープが置かれているシャクナゲ傾斜を下る その先で細尾根のコルとなる
山仲間3人組
コルの細尾根を過ぎて雲早山側の尾根へ向かって上がると12時10分前から山じいさんが現れた。「後(あと)の二人は
?」と聞くと「後ろから来ていますよ」と言う。するとkeitann さんと護衛役のアカリプタさんがやってきた。愛媛と香川、
高知の山仲間が徳島の山を一緒に歩いている所が面白い。辺りの地形も平らで丁度お昼時なので一緒に昼食休憩をする事に
した。山じいさんは昨日5時間かけて松山から高丸山登山口へやって来て夜は雨に降られたと言う。何とか東屋を利用して
ツェルト泊をした様だ。
色々おやつ交換をして12時45分お互いの歩きにエールを送ってお別れする。
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丁度お昼時なので一緒に昼食休憩にしましょうや アカリプタさんからは小夏が差し入れられる
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keitann さんもソーシャルディスタンスを取って座る 丁度良い場所でお会い出来ました
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この後も三人は順調に高丸山へ向かって歩かれたそうです
ミツバツツジや咲き残ったカタクリなどを見ながら歩いていると13時18分初めて雲早山の展望が現れた。二日間で初め
ての展望だった。
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13時18分 二日間を通じて初めて山が姿を現した (雲早山)
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ミツバツツジもこの株が一番立派だった (画像が荒いのはご容赦を)
新たなる四国山脈横断縦走の始まり (土須峠から紀伊水道へ))
石鎚山系の西端、皿ヶ峰連峰の引地山をスタートし、石鎚山〜剣山を繋いだ四国山脈横断縦走は剣山から更に東へルートを延ばし
一の森から天神丸〜樫戸丸〜高城山〜砥石権現〜土須峠〜雲早山シャクナゲ尾根までやって来た。
さて、そこから更に西へ向かい紀伊水道へ至る計画がここから開始されるのである

カシミールソフトを利用したGPSトラックログ図 雲早山北尾根
今回の主目的 北尾根をスーパー林道に下る
所で初めて歩く。つまり北側は吉野川水系・鮎喰(あくい)川、南側は勝浦川水系の分水嶺歩きとなる。
自然林を北に下ると直ぐに岩場が現われ右手からトラバースして急傾斜を下って行く。15分程尾根を下ると植林帯となり、
肩部から尾根を右手に回り込む。
14時10分1,371mピークへ上がると自然林に変わりシャクナゲが生えるちょっとした岩場が現れる。このピークを過
ぎると又植林帯になる。
14時30分車をデポしたスーパー林道へ下り付く。
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途中カタクリが咲いていたが空が白いのでサッパリ 尾根を左へ回り込むとシャクナゲ、アセビの灌木帯を抜ける
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13時38分 北尾根分岐に着く 古い標識や境界石がある 平らな傾斜を北へ下る
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北尾根を少し下るとシャクナゲが貴族の庭の様に生えている
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灌木帯の左手に大岩が見える この大岩を過ぎると急な下り傾斜となる
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最初の肩部へ向かって少し上り傾斜になっている 途中から右手に植林が現れる
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ピークを過ぎると尾根が切れるので右手に移動する 右手の尾根に移動すると境界石が現れた
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次の1,371mピークに向けて植林尾根が続く 14時10分 1,371mピーク付近に着くとシャクナゲ藪となる
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1,371mピークの岩場は左手を巻く 右手の尾根筋には岩場とシャクナゲが並ぶ
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雲早山から高丸山の山域は標高を問わずシャクナゲが多く生えている
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ピークを過ぎると明瞭な尾根になる 植林が右手に現れて尾根の最後まで続く
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左上がスーパー林道 右の狭い林道は通行止めになっている 14時30分 スーパー林道に下り付く
一旦シャクナゲ尾根に置いた自転車を回収して元に帰るが、天気が思わしくないので続きの尾根歩きを諦めて、スーパー林道
を車で芝小屋山まで行きながら尾根の様子をチェックする。
今回はこの最後の北尾根を歩く事が主目的だった訳で、その為にテント泊をして高丸山まで遠回りした事になる。今春この辺
りの土地勘を養う為に「芝小屋山」から薬研谷(やげんだに)付近を水場チェックで歩いている。
さて、次回はこの北尾根基部から分水嶺歩きを再開する。