思えば遠くに来たもんだ 群馬県へ遠征 谷川岳・至仏山・燧ケ岳へ
平成29年10月8日〜10月11日
カシミールソフトを使用したGPSトラックログ図 谷川岳と尾瀬の山、至仏山・燧ヶ岳
第二部 尾瀬ヶ原に対峙する山 至仏山と燧ケ岳
平成27年10月9日〜11日
カシミールソフトを使用したGPSトラックログ図 尾瀬を対峙する山 至仏山と燧ヶ岳
平成27年10月10日(火)
燧ケ岳 (ひうちがだけ): 芝安ー 2,356m
見晴〜沼尻平=沼尻休憩所(ナデッ窪ルート登山口) 約2時間30分
朝05時前に起きて今回の遠征最後を飾る3座目「燧ケ岳」(ひうちがだけ)への準備をする。テントはそのままなので準備は簡単
だ。モンベルの肩掛けナイロンバッグに水、行動食、雨具、カメラ・GPSなどを詰め込んで05時半薄暗い見晴のテン場を出発し
て尾瀬沼方面への遊歩道を進む。すぐに尾瀬沼方向への標識のあるメイン遊歩道に合流し右手に向かう。周りが紅葉の樹林に覆われ
た深い笹の中に木道が続く。
05時30分 見晴野営地から山小屋の裏手を抜けて縦走路へ向かう 直ぐに縦走路分岐を通過 尾瀬沼方向へ右折
薄暗い木道を進む 少し明るくなって紅葉が鮮やかになる
周りが明るくなるにつれて紅葉も美しく見える様になると06時00分「見晴新道」分岐に着いた。ここは計画通りに真っ直ぐ尾瀬
沼方面へと進む。眼前に次から次へと現れる美しい自然美に感動しながら歩くと06時22分イヨドマリ沢を渡る。
流れる沼尻川に沿って段小屋坂と呼ばれる少し荒れた道が続くが、傾斜は坂と言う程はキツくはない。足元にはトチの葉やその他の
落ち葉が沢山落ちている。
06時00分 見晴新道分岐を通過(帰りにここへ下ってくる) 青空も見え出した
06時22分 イヨドマリ沢の小沢を渡る 木道が岩場以外はほぼ敷設整備されている
沼尻川の左手斜面に付けられた登山道 足元には栃の葉などでふかふか
07時05分視界が少し開けると山の斜面がモコモコとして気持ちが良い色合いをしているのが分かる。
ゴロゴロしている峠部を上ると「白砂湿原」の草地に入る。この辺り全体に小さな尾瀬があちこちに沢山点在しているのだ。パッと
見、草原ってイメージなのだがそこには池塘が存在しているので湿原だと分かる。
この秋の日差しを浴びてモコモコ・フカフカの森は素敵だわ
07時20分 土佐北街道の様な石ころ道が峠まで続く そこを抜けると湿地帯(白砂湿原)が現れた
リトル尾瀬ヶ原? 池塘もあるでよ
07時40分小沼が近づくと足元にも小川が流れている。すると10分程して前方に大きな尾瀬沼が現れた。尾瀬沼は燧ケ岳の噴火
によって堰き止められて出来た沼で水深は10m程らしい。尾瀬沼の近くは「沼尻平」と呼ばれているらしく板張りの休憩所があり、
そこは東=尾瀬沼ビジターセンター、南=三平峠、北=燧ケ岳(ナデッ窪ルート)の四差路となっていた。
小川を渡る 分岐標識があり尾瀬沼へ木道が延びる
07時50分 沼尻平に着く 尾瀬沼ビジターセンターまで2.7kmとある 燧ヶ岳の噴火でせき止められて出来た尾瀬沼
いよいよ燧ケ岳・ナデッ窪ルートへ
08時08分木道4差路分岐に帰ってナデッ窪ルートへと湿原を燧ケ岳へ向かって進む。湿原を抜けると直ぐに岩が多い山道になる。
ルートはしっかりしており一本道なので迷う心配は無さそうだ。深い笹の間を涸れ沢に沿って付けられた登山道で結構昔から使われ
てきたルートだという。
08時08分 木道の四差路に帰りいよいよ燧ヶ岳・ナデッ窪へと向かう
湿地帯を」抜けると直ぐに岩が多い山道になる 少し前方が広がるが長くは続かない
ゴゼンタチバナの実が何故か嬉しい 倒木、コケと落ち葉と岩の道
08時40分頃から振り返ると尾瀬沼が光って見える様になる。さらに15分程上ると笹原の中にダケカンバの美しい樹林帯が左手
に見える。この辺りから前方右手にミノブチ岳のスロープと左の赤ナグレ岳に挟まれた岩だらけの谷部を進んで行く。
デカい岩が転がった登山道に出て岩を掴みながら這い上がる。朝方天気が良かったのだが厚い雲に覆われて今にも天気が崩れそうな
気配さえする。尾瀬沼の向こうには沢山の山が並んでいるがサッパリ土地勘がないので同定が出来ない。
08時40分 振り返ると尾瀬沼が見えた 窪地の登山道を上がって行く
左手斜面に美しい笹とダケカンバの風景が
前方に山のピークが見える この辺りは時々デカい岩が出現する
右手前方にも笹のスロープを持った岩山 ミノブチ岳(2,220m)が現れる
ダケカンバが美しい
09時40分 大きな岩がゴロゴロする登山道 尾瀬沼全体の姿が見えて来た 奥に沢山の山が並ぶ
岩クレの登山道を息を切らせて上っていると10時05分V字に切れ込んだ峠部に着いた。その赤ナグレ岳とミノブチ岳の間にある
コル部を抜けるとやっと燧ケ岳の本体・俎ー(まないたぐら)が現れる。この峠を抜けて進むと左手に鋭い岩壁を持った平たいピー
クがあるがこれが御池岳だろうか?
燧ケ岳は谷川岳同様いくつかのピークを持つ山塊の総称だ。最高ピークは柴安ーで、三角点ピークは俎ー、その他ミノブチ岳、御池
岳、赤ナグレ岳から成っている。登山の対象は主に俎ーと柴安ーの2座らしい。
10時05分 V字に切れ込んだ峠部を抜ける 左手にある山塊は御池岳だろう
赤ナグレ岳? 御池岳の岩壁を左手に見ながら歩く
俎ー(まないたぐら) 2,346.2m 二等三角点 燧岳 (2,346.18m)
10時23分8合目の標識に出合う。正面の矢筈型の山が俎ー(まないたぐら)だろう。遠くから眺めると結構急斜面に見えるが懐
に近づくと意外となだらかなスロープだ。奥左手には柴安ーが見える。
腹に露出した大きな岩や岩場の事で「くら」は岩の古語らしい。
俎ー(まないたくら)の山頂に近づくにつれて赤茶けた岩が多く露出している。だだ山腹はハイマツや笹で覆われているので遠目に
は岩の厳しさは感じられない。
10時23分八合目に到着 ここがミノブチ岳からの長英新道との合流点付近でここから爼ーが正面に見える
爼ー(まないたぐら)の斜面は意外となだらかだ 山頂に次第に近づく
すると少し天気は悪いが至仏山と尾瀬ヶ原が眼前にド〜〜ンと現れる。尾瀬ヶ原を挟んで対峙する日本百名山を登った訳だ。そして
尾瀬ヶ原はこの2山を繋ぐ通り道でしかない。ちょっと贅沢な山行じゃないか。尾瀬ヶ原を見ると竜宮や牛首も見える。至仏山の左
奥に見える山塊は武尊山(ほたかやま)だろう。
右手から山頂へと進むと岩に「柴安ー・御池・オゼ沼」の三叉路標識が掛かっている。
名の登山者がおり、向かいのピークに向かっている人も見える。
い。山頂で登山者に写真撮影をお願いし次の柴安ーへと向かう。
尾瀬ヶ原と至仏山
御池岳 中央に窪地が見えるがそこに水が溜まっているのだろう
爼ー(まないたぐら)の奥に進む 左:芝安ー 手前:尾瀬沼 右:御池(コース)
平日だがそこそこ登山者が居られた 芝安ーの左手に尾瀬ヶ原と至仏山
燧ヶ岳・爼ーに立つ!
尾瀬沼の全容とその後方に並ぶ山々を眺める
柴安ー(しばやすぐら) 2,356m
急な登山道を下りると上から芝安ーの登山道を眺めるとコル部に白い線が見えたのは木道だった。よく歩かれている登山道は山頂ま
で深く刻まれて遠くからでもルートが分かる。しんどそうに喘ぎながら登る同年代のご夫婦に「キツいですねえ」と声をかけながら
前に出る。
11時20分右手から回り込むように燧ケ岳の最高峰「柴安ー」に到着すると黒っぽい御影石の標識があった。山頂標識の横でスマ
ホをいじっている若者がいた。この山は北アルプスなどで良く見かけるハイマツと岩の山頂だ。山頂にやってきた年配の登山者に記
念写真をお願いする。逆に若者からスマホを渡されて写真撮影をお願いされる事があるが、構え辛いし画面が暗いしシャッター部は
私の指力で押すと先ず連射になる。ム〜チョ苦手だ。
燧ヶ岳の最高峰「芝安ー」 2,356m 登山道が刻まれているのが良く見える
俎ーから急な登山道を下る コル部には木道が敷設されていた
芝安ーへの登山道 ここも岩が多い 俎ーを振り返る
11時20分 芝安ーに到着 ここが今回の遠征での最終ピークとなる ハイマツが多い
芝安ー〜見晴新道ルート〜見晴 約4時間 地獄のぬかるみ道だ
急に霧が出てきて辺りは真っ白になり肌寒い。少し行動食を取りながら下山ルートを考える。
一旦先程来た俎ーまで引き返して長い尾根を下り、それから西に向けて尾瀬沼沿いをに見晴へ帰るルートだがこれだと距離が長く5
時間以上はかかる。
一方西の「見晴新道」だと名前の割に見晴しが悪いが昭文社・山と高原地図では標準タイム約3時間となっている。天気も悪くなっ
たので早くテン場に帰りたくなり悪名高いぬかるみ新道(見晴新道)を下る事にした。地図を見るだけの壮大な計画は現場に来ると
いとも簡単に頓挫する。
11時35分霧の山頂を出発すると年配者のグループが昼食を食べている。女性が殆どでやはり年配になると女性が圧倒的に元気で
ある。「どのコースを下るんですか?」と聞くと「見晴新道を下ります」とリーダーらしき男性が答える。「相当ぬかるんでいるので
覚悟しといて下さいよ〜」と言いながら最初は南に向かってハイマツの間に付けられて岩道を下る。
実は昨日至仏山で会った登山者が御池コースから燧ヶ岳へ登り見晴新道を下ってえらい目に遭ったと言っていた。滑って転んでドロ
ドロになっり二度とあの道は歩きたく無いと嘆いていたのだ。柴安ーの南尾根は短くて南東の赤ナグレ岳との谷間に落ちてしまう。
12時12分9合目(2,200m)のプレート付近では尾根を左にトラバースして谷部へと向かう。ゴロゴロした岩の谷筋を両脇
から灌木が延びて垂れ下がっている。
芝安ーを少し下るともう山頂は霧で見えなくなった 登山道は岩の稜線部で周りがハイマツなのでルートは分かり易い
シャクナゲとハイマツの岩尾根だ 岩尾根の登山道が続く
12時12分 9合目を通過 9合目を過ぎると谷に向かってトラバース気味に下る
見晴新道のぬかるみ地獄
沢伝いに8合目標識を過ぎると12時20分沢に通せんぼのロープがあり左手の斜面に向けて見晴ルートが延びている。ここに道標が
あり見晴まで3.8kmとある。正面の沢筋は笹と灌木ヤブで恐らく歩行困難となるのだろう。しかし左に逃げた登山道はここからぬ
かるみ地獄が始まるのだ。
暫くウンザリする程のぬかるみ道を進むと若い単独女性が下から来るのとすれ違う。「こんな道が続くんですか?」と尋ねると「ええ
ここからもっと酷くなりますよ」って言われる。ガックリ
沢沿いのルートを下る 8合目の標識を過ぎる
12時20分 沢道に通せんぼのロープが張ってあり、ここから左斜面の泥んこ悪路となる
まあこれ位だったら何とか? 単独女性とすれ違い「うんざり新道」ですって告げる
火山灰の土壌に湧水が染み出してぬかるみになるパターンは以前久住山の坊ガツルへの登山道で経験済みで「ねりあんロード」と命名
した程なのだが、ここは何しろ足場が悪い。左手の斜面へ逃げても藪で難しいし、それでもズボンや服を汚したくないので笹や木を掴
みながら四苦八苦の連続だ。
12時53分7合目、13時17分6合目、13時40分5合目と高度が下がって行くのを唯一の励みに泥を避けようと無駄な努力を
続ける。聞きしに勝る悪路に間違いない。
平らな場所もぬかるみが酷いが・・・ 笹の斜面さえ例外では無い
逃げようのないぬかるみ 12時53分 七合目を過ぎる
ここは少しだけは横に逃げれるかも 13時17分 6合目通過
笹薮へ入るかぬかるみの縁を通るか 13時40分 5合目を通る
上から若いカップルが追い付いて来た。女性は酷い登山道に毒付きながら「もうどうでもええわ」ってガンガンぬかるみを下って行く。
確かにこの道は諦めと居直りが要求される登山道だ。とは言え、テントでもう一夜を過ごさなければならない事を考えるとやはり出来る
だけズボンを汚さない様に右往左往しながら下るしかない。
道と格闘している。
キャイ〜〜ン もう許して〜 13時57分 4合目通過〜〜
3合目を過ぎると少し平坦な地形になりそれまでの針葉樹林帯から笹と広葉樹の森って印象になり紅葉もちらほらしてくるので気分が少
し晴れる。
ており「見晴まで1.6km」とある。山道の1.6kmは長いが平地でのそれは結構近くなった印象でホッとする。この辺りから地面
は多少固くなり水溜りを避ければ泥も跳ねなくなる。広葉樹の黄葉が美しく森を飾っている。
気分転換に空を見上げる 14時15分 ん? 黒い三合目標識?
あれ? 白い標識もあるやんけ いや〜 私もこんな写真を貼るのは嫌なんですけどねえ
紅葉がボツボツ現れ気分が和む 14時45分 2合目の標識
2合目近くに立つ見晴新道の標識 え〜未だ1.6kmもあるの? ぬかるみも随分落ち着いてきた
あ〜〜 やっと地獄から天国に下りて(?)来た〜〜
15時20分やっとこさ朝通過した見晴・燧ケ岳・尾瀬沼分岐に到着する。
中をぬかるみ地獄から解放された喜びに浸りながらゆっくり歩いて15時40分見晴の野営場に帰り着く。
15時20分 朝通過した見晴新道に帰り付く お〜〜 紅葉が未明よりずっと美しいわ
う〜〜〜ん これこれ 尾瀬の紅葉
この辺りは黄葉が多い
15時30分 見晴休憩所分岐に帰りつく 木橋を渡ればもうすぐキャンプ場だ
まあ 泥んこ道の後だから綺麗な写真がいいわ 見晴の主?
テン場の近くにもこんな森がある
見晴の魅力はこの森だ テン場へと帰る
連休明けの平日になったのでテントは非常に少なくなりガラガラ状態だ。その広いテント場の水場近くに私のテントが張ってあり、その
すぐ横にニーモのテントが張られていた。こんなに広い場所なのに何故くっつけて張るんだろう?と不思議に思いながら水場で泥だらけ
になった靴や雨具のパンツを洗う。もうこんな時間からテントを畳んで移動する気にもなれない。野営場を管理している燧小屋へテン場
使用の延長手続きに行く。小屋に聞くと日帰り入浴も可能との事だったが着替えも持ってないのでお風呂は諦める。
ファイントラック ドームシェルターII はちょっと高いが1.5kg程で快適な野営を提供してくれる
閑散とした見晴キャンプ場
夜になりゆっくりと夕食の支度をしていると隣のテント住人が帰って来た。女性二人組で少し水場で話をすると私が朝ここを出発した後
にやって来てテントを張って見晴新道から燧ケ岳へ登ったのだと言う。しかし下りにあのぬかるみを再び歩くのはこりごりで長英新道を
遠回りして下って来たと言う。だから帰りが非常に遠くヘトヘトで夜に帰り付いたと言う訳だった。
女性2人では広いテン場の隅では心細いので恐らく私のテントのすぐ横に設営したのだろう。それはいいけどイビキが大変煩(うるさ)
かったぞ〜。
エピローグ
霧の尾瀬ヶ原を通って帰途につく
平成29年10月11日
今回の遠征は谷川岳、至仏山、燧ケ岳と日本百名山三座に登れた。2泊は登山口にて車中泊、2泊は尾瀬の見晴でテント泊と金銭的にも
節約の旅が出来た。
05時30分起床してテントを片づけて使用札を燧小屋に返し、途中に点在するまるで旅館の様な、林間学校の様な山小屋を眺めながら
06時40分尾瀬ヶ原に出る。
天気は良さそうだが霧が一面に立ち込めてその中に何処までも延びる様な木道が幻想的でもある。霧の中に丁度朝日が昇って枯れた水草
が逆光で水滴を光らせている。霧は周りの景色を飲み込みその向こうに何があるかわからない。これが楽しい所でもあるが、同時に恐ろ
しい事でもある。一昨日ここを歩いた記憶があるので不安や恐怖は無く眺める霧の風景はただただロマンチックである。
05時30分頃起床してテント内を片付ける とても良い野営場所だった
06時40分見晴の標識に別れを告げて山ノ鼻へと向かう 遠くは霧で何も見えない
太陽が後方から昇り木道を照らす 前方に続く木道の先は見えない
県境までは多少の灌木も見られる 県境に向かって延びる木道
尾瀬ヶ原を歩いていると霧がス〜〜と晴れて今回の旅を締めくくる素晴らしい景色が周りに広がる。07時10分沼尻川に架かる橋を渡
って福島県から群馬県に入る
07時10分 沼尻川に架かる県境橋 ここから福島県に別れを告げて群馬県に戻る
周りを囲む山から水が供給される湿原の風景
木道は人工物だが、単調な色の湿原にアクセントを与えてくれる風景
ズミの赤い実が嬉しい色合いだ
昨夕 見晴野営地でお米を研いでいた写真家が既にこんな所でカメラを構えていた
高層湿原はシラカバの風景が一層柔らかさを伝える
ここは水芭蕉の季節に写真を撮った場所だ
木道が補修中で架設路を迂回する 何気なく歩いている木道の下だが大変な作業だ
老カメラマンが重くて高そうなカメラを抱えていた こんな風景を撮っていた
霧が次第に晴れてきて山際が見えだす
霧が覆う山並みも良いし、霧が晴れた姿も又素晴らしい
こちらは反対側、水辺の風景
逆さ燧ヶ岳
東電小屋方面から来られたご夫婦が記念撮影していたので私も一枚お願いする
至仏山の歩いていない山ノ鼻ルートが見えたのでコンデジで無理にズームする
ボッカの様子 頭を下げて高い重心のバランスを取っている 北アルプスのボッカよりは歩き易い分荷物が多い
09時20分山ノ鼻にて少し休憩しソフトクリームを食べる。ちょっと高いけどまあ色々倹約もしている事だし、カロリーも消費してい
る事だし・・・連休も過ぎて平日の山ノ鼻は混雑してはいないが、それでも大都市を抱えた別天地の秋だけに登山者や旅行者は多い。
去年の上高地と同様に、尾瀬に来ているだけでもリッチな気分に浸れる。
09時20分山ノ鼻に着いた
山ノ鼻で休憩の後、09時40分川上川に沿って標高差約200mを紅葉の遊歩道を鳩待峠へ向かう。荷物は若干軽くなっており秋の
日差しを浴びて木々が輝きリッチな旅の終わりを飾ってくれる。川上川の川辺から少し傾斜を上がった場所では平日なので木道補修工
事が行われていた。ゆっくりと最後の尾瀬を楽しみながら歩き11時05分鳩待峠に着いた。
ここで少しお土産屋をウロウロしバス停留所へ向かう。登山者も少なく来た時と同じくマイクロタクシーで12時10分戸倉駐車場に帰
る。
ボッカする人にここでも会った 川上川の橋を渡る
一本のカエデでも色んな色を楽しめる
紅葉の間を抜ける木道
ブナなどの黄葉が多い中、カエデやツツジの赤が良いアクセントとなってくれる
紅葉は青空をバックに見上げるのが気持ちいい
10時20分 川上川の川べりから斜面を上がる 遊歩道の補修工事が行われていた
さらば至仏山よ
空も木々も秋色 11時05分 鳩待峠に着く
戸倉行きバス乗り場は左上の広場 12時10分戸倉駐車場に帰る 私の愛車は一番奥で待っている
バスの営業所で日帰り温泉の場所を聞いてゆっくり温泉に入り、そこでまともな食事をしてから長い四国への道のりを帰る。
旅の終わりは楽しい思い出とちょっぴりの寂しさ、時の過ぎゆく切なさを感じながらひたすら運転を続ける。
思えば遠くに来たもんだ・・・
群馬県遠征 その1) 西黒尾根から谷川岳は ここ
群馬県遠征 その2) 至仏山〜尾瀬ヶ原(見晴キャンプ場)は ここ