夏場にやるもんじゃない! 六甲全山縦走
平成27年7月26日(日)〜27日(月)
カシミールソフトを使ったGPS六甲全山縦走トラックログ図
第1日目:須磨浦公園〜鉢伏山〜旗振山〜鉄拐山〜高倉山〜栂尾山〜須磨アルプス〜東山〜高取山〜菊水山〜
鍋蓋山〜市ヶ原 (テント泊) 約25km
第2日目:市ヶ原〜麻耶山〜六甲山〜大平山〜岩原山〜塩尾寺〜宝塚 約29km
使用地図:六甲全山縦走マップ:「神戸市市民参画推進局文化交流部」発行
定価 400円 (株)武揚堂にて振込み発送 Tel:06-6941-4911
駐車場:須磨浦公園駐車場(市営) 平日最大 1200円
日曜祭日:最初の1時間400円、その後1時間毎200円
山陽電鉄須磨浦公園駅を出た場所にある 2日間で ¥4,800
帰りの電車:宝塚〜西宮北口:阪急今津線
西宮北口〜神戸三宮:阪急神戸本線
神戸三宮〜高速神戸〜西代:神戸高速鉄道
西代〜須磨浦公園駅:山陽電鉄 合計切符代¥880
六甲全山縦走 2日目 平成27年7月28日
市ヶ原〜麻耶山〜六甲山〜大平山〜岩原山〜塩尾寺〜宝塚 約29km
カシミールソフトを使ったGPSトラックログ図 市ケ原〜宝塚
04時30分目が覚めて起床する。テントでは熟睡は期待出来ないのでそこそこウトウトすれば良しとしなければならない。
前夜お爺さんが川で洗濯をしたトンちゃんから貰ったスイスのTシャツは生乾きだったので、着替えとして持って来た会社の
仲間からプレゼントのTシャツに着替える。ファイントラックのドライメッシュは洗ったまま下に着る。
05時00分 市ケ原 出発
05時にテントを撤収して木製の橋に向かう。昨夜は良く見えなかった河原の様子が良く分かる。一見自然豊かなこの場所の
地下深くには大動脈の阪神高速32号新神戸トンネルや北神急行北神線が通っているのだ。
さて、水を使い切りこれから麻耶山までの水を前夜利用した自動販売機で買おうと桜茶屋へ向かってビックリコン!! 何と
3台ある自動販売機の電源が全て切られているのだ。昨夜は電源が切られていなかったので恐らく夜遅くに電気代節約の為に
電源が切られたのであろう。う〜〜ん これじゃ自動販売機とは言えないよ〜〜 参った!!
ここから水を確保出来る麻耶山までは厳しい上り坂で水がなければ歩けない。最悪、先ほどのテン場まで引き返して沢水を採
るしかないと思いながら辺りをウロウロすると、右手のお地蔵さん横に水場があってホッとして手を合わす。
05時前にテントを撤収する 台風で流された木橋は復旧されている
生田川上流、市ケ原の河原 こちら側ではテント場は無い 桜茶屋の自動販売機 電源が入ってなければただの箱〜〜
前日は良い天気だったが朝から霧深くて視界があまり無い。次第に晴れる事を期待しながら05時30分前半の稲妻坂に入り、
更に後半の天狗道約4.2kmを歩く事になる。
05時50分右手に布引ハーブ園への分岐道を通過。これは南側の世継山(よつぎやま)にあるハーブ園への別れ道で新神戸
駅の西側、北野付近から神戸布引ロープウェイが通じている。稲妻坂はその名の通り左手の地獄谷に沿って急な坂が稲妻の様
にジグザグを切って続くむ。
06時30分平らな場所に分岐標識があり、南側に麻耶古道と呼ばれる「学校林道」が分岐しており新神戸駅の東側にある熊
内八幡へ至る。この辺りからは前半の稲妻坂にくらべて比較的なだらかになる天狗道に入る。それでも所々には岩っぽい急な
場所や岩と松の美しい展望所らしき場所があったが残念ながらガスは晴れずに展望は全く無い。
天狗道を経て麻耶山へ進む 05時50分布引ハーブ園分岐
稲妻坂は結構岩が多く見られる 06時30分学校林道分岐
天狗道に入っても所々に岩道がある 07時05分右手に展望所らしき岩場があるが霧で残念〜
07時30分 麻耶山 三等三角点「麻耶山」 698.60m
07時20分になると広い石段道なども出てきて麻耶山が近づいた予感がする。右手に小高いピークがあるので上がって見る。
高台広場に大岩があり神社が祀られている。そこには「天狗岩大神」とあり摩耶山の天狗が閉じ込められたという謂れが書いて
ある。するとそこに三角点があり三等三角点「麻耶山」だった。
整備された石段があり傾斜がなだらかになる 置かれた地図を見ると掬星台のすぐ近くまで来た事がわかる
天狗岩大神の前にある天狗が閉じ込められたと言う大岩 07時30分神社の奥に麻耶山の三角点があった
麻耶山や六甲山は大都会の裏山なので道路が沢山あり、田舎もんにとって苦手な場所となり特に霧が深いとどこがどこやらさっ
ぱりわからない。まあ六甲全山縦走の標識に従って右往左往する事になる。まあここで「麻耶山」の山頂を極める事が出来たの
で後は「六甲山・最高点」へさえ通過出来ればいいと気持ちを楽にさせる。
麻耶ロープウェイの山上駅へ進み広い掬星台(きくせいだい)に着くが平日で濃霧おまけに時間も早いので観光客も見えずサッ
パリである。ここからの夜景は学生時代やその後2度程見ており、昨日菊水山や鍋蓋山で神戸を十分に眺められたのでそんなに
残念な気持ちは無く、逆に 涼しいのでその方が嬉しい気分だ。
ここからは観光化された舗装道路を進むと覚悟していたが、国民宿舎を過ぎると08時07分車道から右手の遊歩道に入り麻耶
別山の南を回り込むアゴニー坂と呼ばれる自然林の中を歩けるのが意外だった。08時26分再び舗装道路に出るが10分程で
石段を上がって遊歩道に入る。この辺りから麻耶山から六甲山の山域に入った様だ。
ロープウェイ駅 朝早いのでし〜んとしている 掬星台 濃霧なのでし〜〜んとしている
08時07分 アゴニー坂へ入る 08時26分 道路に出る
08時30分 道路を離れて石段を上がる 08時50分サウスロード分岐
08時50分、右手に「サウスロードを経て丁字ヶ辻」への分岐を通過して進むと20分程で又舗装道路へ出て向かいの階段状
の縦走路を上がり三国池・三国岩方面へと進む。相変わらず六甲全山縦走路の標識がここかしこにあるのでそれをひたすら追う。
近畿自然歩道の標識が出て来ると笹に覆われた道となり豪華な広い敷地を持った別荘が現れる。
09時35分に広い道路に出て大きな道路標識がかかっている。六甲記念碑台まで1kmとあり、恐らくここが「丁字ヶ辻」だ
ろう。すると道路の左手に「うりぼう」と言う喫茶店兼土産物屋があったので六甲全山縦走タオルを購入する。
一旦道路に出て三国池・六甲記念台方面へ進む 直ぐに階段の遊歩道を上がる
09時20分 三国岩・ダイヤモンドポイント方面へ右折する 敷地が広い別荘街が森の中に続く
09時35分 丁字ヶ辻で広い車道に出る 喫茶・売店の「うりぼう」で記念タオルを買った
舗装道路を歩いていると左手にある六甲山ホテル前を通過し、10時00分お地蔵さんから右手に道路がグリーンに塗られた縦
走路へと曲がる。近くに六甲山小学校があるので通学路になっているのだろう。そこを過ぎると10時25分頃神戸ゴルフ場の
敷地に入りゴルフボールが当たらない様に金網フェンスが両側に張られている。金網越しに声がするので目をやると気の毒にも濃
霧の中グリーン上でプレーをしている。ゴルフで一番面白くないのが濃霧でのプレーである。
由緒がありそうなホテルを左手に見る 10時00分 お地蔵さんからグリーンベルトの学童道に右折する
六甲ゴルフクラブの間を抜ける アジサイが沢山植えられていた
10時40分 みよし観音
アジサイの植えられたこのゴルフ場の間を10分程進むと又舗装道路に出て「みよし観音」の像が立っておりそこに石原新太郎の
詩が刻まれている。
昭和39年大阪から徳島に向かった10人乗りの小型飛行機が尼崎で墜落し、最後の乗客を助けようとした美人で若いスチュアデ
スさんが直後に起った爆発で亡くなられた。その捨身の精神をまるで観音様の化身だと有志の人々によってこの客室乗務員の名前
から美代子(みよし)観音を建立し交通安全を願ったという。
10時40分 みよし観音像を通過 雰囲気が良い縦走路
10時56分 六甲ガーデンハウス
そこからウバメガシと杉の大木が並ぶ山道を更に進むと10時56分見覚えのある「六甲ガーデンハウス」に到着した。ここは
以前親戚の披露宴が有馬温泉であった時にお袋さん達と六甲有馬ロープウェイでここまで来た懐かしい場所である。
生憎の雨と霧の中外国人も含めた多くの観光ツアー客が居り展望がサッパリなので気の毒だ。ここで休憩がてらカツカレーを食べ
る事にした。月曜日なので男性がたった一人で忙しそうに切り盛りしている。
る。
懐かしい六甲ガーデンハウス 六甲で一番賑やかな場所だ カツカレーを食べながらルートを確認
駐車場を右手に回り込むと縦走路の標識があり右折する コナスビ
ヤマジノホトトギス オカトラノオ
六甲最高峰まで1時間程 「道路に出て山道に入る」を7〜8回繰り返す
六甲ガーデンハウスを出発して1時間程は山道から舗装道路に出たり、それを横切ったりして又山道に入ると言うパターンを何度
も繰り返す。山道は笹に覆われて自然が豊かな印象でとても近くに道路があるなど感じさせない。南側にはお馴染みのおたふく山
(西・東)があって東灘区や芦屋市から遊歩道が登っている。近畿自然歩道でもあるのでよく整備されてアップダウンも少なく標
識も沢山あり快適に歩く事が出来る。でもいきなり舗装道路に出くわすと、ここは大都会の裏山なのだと嫌でも思わせる。
この様な標識が要所にある 六甲最高峰まで2.8km 道路に出ても暫くすると又山道へと入る
基本的には笹と灌木の整備された静かな遊歩道だ 12時12分 六甲自然歩道の大きな看板から山道に入る
縦走路=遊歩道の坂は石段などで整備されている 緑に覆われた縦走路を快適に歩く
12時45分 六甲山最高峰
12時35分8度目の正直で道路から石段を上りやっと六甲山最高峰への山道に入った様だ。ここの山道は今までとは違い急な上
り坂となり、上から来る団体登山者とすれ違い挨拶を交わす。5分程でセメント道に出て左手を見るとデカいパラボラアンテナが
立っている。12時45分アンテナの立つ高みを目指してコンクリート道を登ると・・・あ〜やっと六甲山縦走の最高点へ到達し
たのだ。
香川の山もお隣の徳島県境の助けを借りても1,000mを少し超えた山が2座(大川山、竜王山)だが、この六甲山の最高標高も
1、000mに少し足らず親しみを覚える。
山頂には10名程の登山者が居られた。ここの一等三角点は平たい花崗岩の中に三角点表示板と共に埋め込まれている。従来の古
い三角点も近くにあるが、どうも役目を終えてそのまま置かれた様だ。標高は平成7年の阪神淡路大震災により少し隆起し931
.25mとなっている。標識によるとここから宝塚まで14kmとあるが後は下りなのでちょっとは楽だろうと期待する。相変わ
らずのガスで見通しが悪いが、下山方向に少し町がみえる。
12時35分六甲ガーデンから8つ目の舗装道路に出る 六甲山最高峰に向かって最後の山道へと入る
何故かここだけ笹が伸び放題になっているぞ 電波塔へのセメント道が最高峰へと向かう
12時45分 平べったい六甲山最高峰の山頂にとうちゃこ〜〜
これが自衛隊が管理する電波塔? あ〜〜もう真っ直ぐ立っておれまへん
中々個性的な六甲山の一等三角点だ 古い三角点がやはり親しみがあるね 三角点はこうでなくちゃ
ゆうちゃんは重たいザックを宅配便で自宅へ送ったって言うけど・・・ 天気は少し良くなったけど視界はサッパリやで
13時05分 宝塚へ向かってまっしぐら〜
セメント道を下りるとコンクリート舗装道路に出る。これは芦屋と有馬温泉を結ぶ芦有ドライブウェイだろう。バス亭があり登山
者の団体と自衛隊の若者がバスを待っている。どうも自衛隊が管理する電波塔があるらしい。この若者に宝塚方面への道を確認す
ると「え? まだ14キロ近くありますよ 歩くんですか?」と言われた。
この辺りに魚屋(ととや)道が有馬温泉へ下ってるのだが、もう集中力が無く確認せずに通り過ぎてしまった。少し道路を下ると
左手に六甲全山縦走路の標柱があり細い山道に入って10分弱歩くと又道路に出た。前方に「鉢巻山トンネル」が現れたのだが、
地図を見ると全山縦走路はトンネルの北側を巻く。そこで左手に続く藪いた山道に入る。暫く行くと正に藪となったので引き返す。
どうもここは車道のトンネル内を歩かれている様だ。
車道に出るとバス停に団体登山者がバスを待っておられた 縦走路は右手の山道へ入る
山道を5分程歩くと又舗装道路に出る トンネル手前で薄い踏み跡に従って山道に入る
でもどうも怪しい雰囲気となり引き返す 最終的にこの鉢巻山トンネルを抜ける事にした
鉢巻山トンネルの中を抜けて更に舗装道路を進むと13時28分縦走路分岐の標識があった。ここから道路と別れて宝塚まで尾根
道が続くのだろう。直進方向には宝殿・奥池とあり、芦屋・有馬ドライブウェイのトンネル口ゲートの宝殿へと道路は延びて行く。
左手には「宝塚・大平山 六甲全山縦走路」となっており宝塚まで近畿自然歩道として整備されている。
笹と灌木に覆われ自然豊かな山道でルートも明瞭だが、20分程すると傾斜が急な下りとなりこんな場所では道の崩壊が進んで掘
れ込んで歩きにくい下り坂が少しの間続く。14時23分斜面が崩壊して迂回路が設けられている場所を通過するがそこを過ぎる
と又歩き易い笹や松、ウバメガシの遊歩道となる。
13時28分 縦走路分岐を左手の山道へと入る 分岐には古びた標識が立っていた
快適な尾根道もあり 快適でない縦走路もある
14時23分 土砂崩れですこしだけ迂回道を通る 松とウバメガシの快適な道
14時35分 船坂峠 宝塚まで後 10km
14時35分「船坂峠」の標識があり左手に清水谷道が北側に向かって分岐している。この清水谷道を下ると「船坂」という地
域があり峠名の由来になっている。船坂は宝塚から有馬に至る「有馬街道」上にありその中継地として集落が形成された。平安時
代末期仁西上人と言う人が洪水で埋没した有馬温泉を復興する際に、有馬温泉の湯舟をここに求めたという言い伝えから「舟坂」
と呼ばれる様になったのが船坂の起源らしい。
船坂峠 清水谷道の分岐となっている 四国でもお馴染みの単調な植林地帯が始まる
15時18分 大平山 三等三角点「西山」 681.18m
前方になだらかなピークが見えていたが、この大平山の南側を縦走路が回り込む事になる。15時15分棚越新道から延びた広い
林道に合流した。植林地帯には必ず林道が設けられているが、この道も林業や近くにあるNTTドコモの中継所への点検道として
も利用されているのだろう。林道に入って3分後に大平山の三角点(三等三角点 点名「西山」681.18m)を踏む。
道を15分程進むと縦走路はこの林道から右手に分かれて右下へ入ると又植林地帯が続く。
15時15分久しぶりに林道が現れる 近くに大平山の三等三角点「西山」がある
16時00分 大谷乗越 宝塚まで後 7km
16時30分ついでに縦走路を少し離れて 岩原山 (宝塚最高峰)573m
16時00分急な階段状の道を下ると大谷乗越という峠部で棚越新道の立派な舗装道路を横切ると又自然林が復帰してホッとする。
この大谷乗越は西側・大平山と東側・岩原山のコル部で南側にある地名「大谷」に由来する。快適な縦走路を歩いていると左手に宝
塚の最高峰「岩原山」へ続く細尾根があったので惑わずザックを縦走路に置いてこれを踏みに行く。松とウバメガシのピークに16時
30分「岩原山」の石積みを発見し記念写真を撮る。ここには三角点は無かった。
縦走路に復帰して塩尾寺を目指す。広く整備された道には「近畿自然遊歩道・塩尾寺・宝塚」の標識がありルートは安心して歩く事
が出来る。
住宅街なのだろう。
16時棚越新道の道路と交差する「大谷乗越」を通過 そこからは又自然林となる
16時30分 縦走路の北側にある岩原山へ 5〜6分で岩原山分岐の広場に帰る
16時52分 北側にある「赤子谷」分岐を通過 16時58分 南側にある「ゆずり葉台」分岐を通過
17時23分 塩尾寺(えんぺいじ)
ゆずりは台分岐を過ぎると左手に鉄塔があり花崗岩が風化し掘れこんで歩きにくい下り坂がしばらく続く。道幅が広くなるとその崩
壊道が階段状に整備され砂袋なども積まれて人里が近づいた予感がすると、17時23分左手に「塩尾寺」があった。読み方は難し
く「えんぺいじ」らしい。
なんでも室町時代にこの辺りに住む貧しい老女が病気になって地元のお寺で拝んでいた所、夢枕にお坊さんが出て来て武庫川にある
大柳の下にドジョウじゃ無くて霊泉が湧いているのでこれにつかれば病は癒えるとのお告げがあった。このお告げに従い大柳のある
場所へ行き塩っぽい霊泉で体を洗うと病は癒えたとの伝説があり、この事から「塩出観音」が刻まれてそこにお寺が建立されたのが
この塩尾寺と言う。
もうヘロヘロの縦走者はこの有難いお寺に寄る事もなく素通りしてしまう。山道は実質上終了し後は宝塚まで3kmのコンクリート
道路をひたすら下る事になる。
宝塚の街が眼下に広がりやっとゴールが近づいた実感が湧いてくる。あ〜〜長い道のりだった・・・夏場には歩くもんじゃないわ・
・・と呟きながらコンクリート道路で足に豆を潰しながらヨタヨタと敗残兵の様に坂道を下る。
17時03分岩倉山手前の鉄塔を通過 道は次第に花崗岩が風化した荒れ道となる
土嚢などが置かれて整備されている 17時23分 塩尾寺(えんぺいじ)の山門前を通過 又今度ね
18時20分 宝塚温泉 ゴ〜ル! ゴ〜〜ル!! ゴ〜〜〜ル !!!
えんぺい寺休憩所、甲子園大学を経て17時55分紅葉ヶ丘住宅街に入り、紅葉谷橋を渡らずに小川の左手を下って行く。下流の月
見橋を右に渡って市街地に入ると急に人通りが増えてサラリーマンやOLとすれ違う。伏し目がちに信号を渡ると武庫川の橋があり
この袂にナチュールスパ宝塚の建物があった。少しこのビルの角を引き返すと「宝塚温泉」の入口看板がありがあり飛び込む。
お〜〜疲れた体よ 豆だらけの足指よ 汚れたザックよ あれが宝塚の街だ
宝塚の女の園? えんぺい寺休憩所とひらがなで買いてくれている
甲子園大学? こんな大学があったんや 標識がグンと減るのでこれは助かった
あと700メートル あとちょっと〜♪ もみじ橋は渡らず谷の左岸を下る
このつきみ橋で谷を渡り街中に入っていく モダンで清潔そうな宝塚温泉 フロントは登山者の荷物
を預かり慣れている
え〜〜と スパは入浴じゃな・・ 水着のレンタルは要らんと・・・岩盤浴はのぼせるし・・ウエルネススパは何のこっちゃ?
う〜〜む 結論的に入浴切符は 「スパ高齢者男性」のボタンやな (涙)
自動販売機の切符コーナーにはスパ一般男性¥820円、高齢者男性(65歳以上)¥710円とあり、あ〜〜俺も高齢者のジャン
ルに入ってもたか・・・としんみりしながら免許証を見せて110円の値引きに与(あず)かる。ザックなどの荷物はフロントで預
ってくれるのでこれも縦走登山者が多いって事だろう。
19時30分温泉でサッパリし、阪急宝塚線の駅へ向かう。
宝塚温泉で時間を潰したのでこの時間になると少し通勤客も減っただろうか。阪急今津線・宝塚の駅構内はラッシュは過ぎているに
しても都会の人はまだ多い。切符の買い方が良く分からないので取り敢えず阪急三宮駅までの切符を自動販売機で買う。その時に行
き先が阪急沿線以外の駅名もあったので各電鉄会社で共通切符を使用出来るのだろう。
阪急電鉄で西宮北口まで行き、そこで阪急神戸線、神戸三宮行きに乗り換える。三宮駅で今度は神戸高速と山陽電鉄の切符を須磨浦
公園まで買い慣れない電車の乗継を行う。神戸高速鉄道にて西代まで行き、隣のホームに偶然居た山陽電鉄に乗り換えて21時過ぎ
須磨浦公園へ帰り着いた。やはり街中の縦走と都会の電車乗継ぎに神経をすり減らした。
19時30分 サッパリして宝塚温泉を後にする 切符の買い方が良くわからないので阪急三宮まで買う
三宮で今度は須磨浦公園まで切符を買う 21時過ぎに須磨浦公園駅に帰り着く
嗚呼 六甲全山縦走・・・ 魅力的な響きを持つ言葉だったが・・・
六甲全山縦走路に置かれていた解説書を加工
六甲山の売店「うりぼう」で買った六甲全山縦走タオルを加工
六甲全山縦走・・・結構面白かったが絶対夏場にやるもんじゃない!
六甲全山縦走 第一日目 須磨浦公園〜市ケ原は ここ