霧氷とアケボノツツジの穴場 大森山〜佐々連尾山 

プロローグ


グーグルアースによる大森山・佐々連尾山の登山口、白髪隧道までの愛媛県側アプローチ図  冨郷〜下猿田〜上猿田〜池の平〜白髪隧道

大森山と佐々連尾山は石鎚山系から遙か東部の予土県境に位置する比較的マイナーな山域である。北側が愛媛県・四国中央市、
南側が高知県・長岡郡本山町となっている。

山渓「四国百名山」では高知県側から中川峠経由で佐々連尾山だけが掲載されている。山渓分県ガイドも愛媛県の山では中之
川から中川峠を経由してこれ又佐々連尾山のみの取り扱いだ。
一方山渓分県ガイド高知県の山では白髪隧道より大森山〜佐々
礼尾山のセットで登板している。


しかしながら愛媛県側から思ったより距離も近くアクセスが容易で、四国中央市に住む善次郎さんやストーンリバーさん達が
以前から霧氷やアケボノツツジの美しい自然を紹介をされて来た。平成31年2月に霧氷を見物にこの山域を犬返仲間と歩き
その素晴らしさを存分に味わった。


愛媛県側からのアプローチ

高知県側からは早明浦ダム〜汗見川沿い〜白髪隧道までのアプローチは少し遠い。愛媛県側からは、四国中央市の法皇トンネ
ルを抜け金砂湖・平野橋を渡り右折し、銅山川上流方面の富郷地区から、支流猿田川へと左折する。入り口は少し狭いが猿田
集落があるので道は次第に広くなり舗装されており白髪隧道まで普通車でも走行可能な道が続く。東側の中川峠への悪路に比
べれば天国の様な快適さである。登山口はこの白髪隧道の入り口付近にある。



第一部 霧氷の大森山・佐々連尾山 (平成31年2月17日)


カシミールソフトを使用したGPSトラックログ図(伊予の鈍亀さん提供) (平成31年2月17日) 犬返仲間とのノーマルルート

毎年頂くストーンリバーさんからの大森山〜佐々連尾山 霧氷写真

 大森山〜佐々連尾山の稜線部の霧氷  (ストーンリバーさん提供)


  大森山を振り返る稜線部の霧氷 (ストーンリバーさん提供)


  佐々連尾山への稜線部の霧氷、奥は佐々連尾と山 (ストーンリバーさん提供)

犬返隊もこの霧氷を見んと2月17日大森山〜佐々連尾山を目指した

  
  雪の林道  四駆・冬タイヤなら大丈夫              白髪隧道北口広場P

  
  ロープ場もある                              岩場から猿田峠と林道を見下ろす

  
   犬返仲間 尾野・能智・倫子「ちょい若トリオ)          霧氷の登山道

  
少し天気が悪かったが期待通りの霧氷だった         晴れ間が出ると特に霧氷が映える


  このブナはかっこ良かった  枯れかけた樹も霧氷で飾られる


          一瞬の晴れ間が出るとシャッターチャンスで忙しい


              これが大森山のブナ霧氷だ

  
  青空が出るとカメラを構える 腕は関係ない           雪で自分のマスクを作るおバカさん

  
   近場の霧氷も素晴らしい                      温度が低い場所ではトゲトゲ状態になっている


               佐々連尾山まで霧氷を堪能しました  ストーンリバーさん ありがとう


第二部  アケボノツツジの大森山・佐々連尾山

平成31年4月28日(日)

白髪隧道・南口〜大森山・南尾根〜大森山〜佐々連尾山〜北東尾根・アケボノの丘〜北麓林道
〜大森山登山道合流〜猿田峠〜白髪隧道・北口


カシミールソフトを使用したGPSトラックログ図 (伊予の鈍亀さん提供) 大森山・南尾根〜佐々連尾y間〜北麓林道

白髪隧道・北口広場に駐車

2月の霧氷期は白髪隧道北口まで亀吉四駆と能智四駆で犬返仲間と行き、フツーの県境登山道をピストンした。今回は伊予の
鈍亀さんの提案で白髪隧道南口よりまともな登山道はあまり歩かないへそ曲がりルートである。


07時に新居浜の山根運動公園で待ち合わせ今回は私の普通車で出発し、法皇トンネル〜猿田集落を通過し白髪隧道北口Pに
08時過ぎに到着した。


この白髪隧道・北口は斜面に水が染み出て落ちており「水場」となっている。石鎚〜剣山縦走の時に猿田峠より水を補給にこ
こまで下りてラーメンを作った思い出の場所だ。


08時15分ヘッドランプを点けて白髪隧道を高知県側へと進む。白髪隧道・南口に出ると道路補修工事の様子だが、今日は
日曜日なので作業員は居なかった。

08時27分高知県側からの大森山登山口より鉄パイプで造られた仮設登山道を山へと入って行く。途中までは高知県側から
大森山への登山道となっている様で、小沢に沿って少し荒れ気味の道が続く。


08時38分左手少し上に標識が立っているので、ここで登山道と別れる事になる。今回は左手の登山道尾根(県境)へは進
まず、右手の大森山・南尾根から行こうってのが藪尾根歩きに余生をかける亀吉選択ルートだ。このへそ曲がりルートは高知
の江崎隊、グリコ・ビスココンビも歩いているマニアックな場所だ。


  
08時15分 白髪隧道北口を高知県側へヘッドランプを点けて進む  高知県側・南口を出ると道路崩壊地の修理工事中だった

  
 トンネル南口から仮設登山道が付けられている         ガレ沢に沿って奥へ進む

  
 沢沿いに進む高知県側の登山道は少し荒れている    08時38分登山道が左手に進む様に標識がある(登山道へは進まない)


登山道分岐は県境尾根と南尾根を分かつ小沢があり、押し出されたガレが溜まった比較的平坦地を右手に回り込む。すると南
尾根1,178mピークの北側コルに向かって小さなガレ沢があったのでそこに取り付いて這い上がる事にした。江崎隊は少
し右手の1,178mピークに向かって上がっていた様だ。途中から急な植林帯の斜面を大岩に沿って這い上がり09時00
分雑木の生えた南尾根に着く。


  
 平坦な沢部を右に回り込む                    ガレた小沢に沿って尾根を目指す

  
途中から歩き易い植林帯の急登へ大岩を巻いて這い上がる   急傾斜を這い上がって進む

  
 少々荒れ気味の急登をテキトーに上がる             岩場を乗り越えると稜線は近い

  
  09時07分 南尾根に這い上がる                 南尾根に上がるとアケボノと県境尾根が見える


              南側には玉取山や兵庫山方面が見える

大森山・南尾根


   カシミールソフトを使ったGPSトラックログ図  大森山・南尾根と県境尾根(登山道)の位置図

大森山・南尾根は大岩があるものの藪も無くスペースもあり歩き易い場所だった。県境尾根の方角を見ると斜面に咲くアケボ
ノが見える。09時15分すぐ近くで満開に近いアケボノの花が現われて今年初めてのピンクに喜ぶ。しばらく進むと枯れた
スズタケが現われてかつてここも笹薮だった事を偲ばせる。右手には少し荒れ気味の植林が続く。


09時22分前方に岩壁が現われて直登は難しく、右手から迂回し5分程で岩尾根に復帰する。岩尾根にはアケボノと相場が
決まっておりここでしばしピンクを楽しむ。
尾根の上部を見上げると高い場所は植林されている様だった。

09時41分尾根に岩が現われて厳しそうな風景に変わる。ここの岩には斜めに白い筋が入っており、四国の沢筋で良く目に
する花崗岩の割れ目に熱水などで貫入した石英だ。イメージ的には白蛇模様ってところだろうか。

岩の段差を乗り越えて進んで行くと09時50分鋭い岩盤に突き当たる。どちらからでも巻けそうだが右手に回ると岩に裂け
て丁度人間がすり抜けられるスペースがある。そのセリ割りをすり抜けて前方の尾根筋へ出る。亀吉さんはへそ曲がりだから
左巻きルートで上がっている。暫く枯れたスズタケの急斜面を這い上がると10時02分岩展望所に着いた。そこからは南尾
根の下部と大登岐山など懐かしい県境西側の峰々が眺めやる事が出来た。


この展望岩を過ぎると植林帯となり、その隙間から佐々礼尾山が見える。最後はオオカメノキの花を見ながら鹿の食害にあっ
たリョウブや笹の急登を喘ぐ。


  
 初アケボノが南尾根で迎えてくれた                 近くで見るアケボノツツジは見飽きる事は無い

  
 基本的には岩尾根だ                     スズタケはみんな枯れている かつては笹薮だった事を覗わせる

  
09時22分 大岩が現れる                      右手から回り込んで前方に進む

  
  稜線へと這い上がる                         09時28分前方の岩場に這い上がる

  
  次から次へと大岩が現れる                      隣の登山道がある県境尾根を覗く

  
枯れたスズタケとリョウブなどの灌木が続く             前方を見ると結構傾斜が急に高くなっている

  
 又 岩場が現れた                           岩には白い線(石英)が陥入している


   岩場があるがまあ問題無く這い上がれる状態だ

  
           左手から尾根を進む               伊予の鈍亀さん達も続く

  
  こりゃ直登は出来んわ  右手に回ってみる           岩の間がセリ割になって上に上がれそうだ


           右手に奥工石山から白髪山方面が谷を挟んで見える  

  
 後続組も急登を這い上がってくる                   10時02分 大岩展望所へ這い上がる  ナニ見てる?

   
 この展望所はカタパルト(発射台)みたいだ             吉野川方面


 この景色か〜〜  展望岩に着くと南尾根の下部と右手後方に玉取山〜兵庫山〜大登岐山のキューピー頭が見える

  
ひん曲がった樹がお気に入りらしいぞ                自然林に近い植林地帯

  
 コルに向けて下がる                          右手に佐々連尾山が見えた

  
 大森山に向かって最後の上りとなる                  オオカメノキが沢山咲いている

  
  大森山の直下は細尾根を通過                   なだらかな傾斜になると大森山のピークが見えた


大森山 1,433m

10時20分、南尾根の傾斜が緩くなってあっけなく大森山の山頂に着いた。三角点も無いので山頂標識がそこに無ければ通
り過ぎてしまう様な平凡なピークだ。だが、この平凡なピークは北に向かってなだらかにスロープする素晴らしいブナ林の尾
根を持っているのが自慢だ。特に冬に霧氷が着くこのブナ林が大森山をして多くの岳人をこの地に足を向けさせているのだ。

東赤石山には八巻山を歩かないと損をする様に、佐々連尾山へはこの大森山をセットにして歩かないと勿体ないのである。


大森山から笹原を東へ進むと細尾根に出る。この細尾根をコルに下る所にちょっとした岩場がありシャクナゲが群生している。
このコルを過ぎれば佐々連尾山の西肩に向かって笹原を上る。この辺りもブナ林の並木道で霧氷のシーズンは楽しい場所にな
る。



   10時20分 ちょっと霧氷の時期以外は地味〜〜な大森山の山頂

  
  大森山・南尾根を這い上がって山頂に着く           目の前には二ッ岳から赤石山系、チチ山まで広がる


  大森山の北尾根はなだらかな広場から始まる  その奥にはお馴染みの赤石山系〜法皇山脈が広がる


  大森山のブナ林  これが霧氷が付くと美しさが倍増する

  
          佐々連尾山へ向かう             佐々連尾山の西肩ピークの手前にはちょっとした岩尾根がある

  
     冬には注意が必要な岩場                  佐々連尾山が次第に近づく

  
2月に来た時はこのブナに霧氷が付いてたよね              大森山方面を振り返る 斜面は南尾根


佐々連尾山  三等三角点「大平」 1,404.2m

11時00分西肩ピークを過ぎると目標の佐々連尾山が前方の笹原伝いに見える。この辺りから佐々連尾山までが笹深い姿を
今だに留めている。獣道とも登山道ともつかぬ踏み跡を辿って11時11分佐々連尾山に到着する。西側が開けているのに奥
が急に樹林帯になっているヘンな山頂だ。

三角点名も大平ってどこにでもある地名だが、一体どこの地名かも分からない点名を付けられている。山名は愛媛県側にあっ
た佐々礼鉱山から取られている事は容易に想像できる。山渓「四国百名山」佐々連尾山の中で編集者谷山省一郎氏によると古
い地形図名は「佐々連鉱山」となっていたらしい。


  
  佐々連尾山の手前は深い笹原となる               ここは左手の樹林帯を進む

     
  佐々連尾山へ最後の上り                       11時11分  佐々連尾山にとうちゃこ〜〜


  佐々連尾山    三等三角点「大平」 1,404.2m   県境尾根はこの奥に進む  

まあ、この辺りにはアケボノツツジは全く無いし先に進む事にする。山頂部は四方に尾根が張り出しているのでちょっと複雑
だ。一旦ブナ尾根の裏手(北側)へ出て、直ぐに東の県境尾根に進む。11時30分樹林帯を抜けると東の肩に出て前方が開
ける。
佐々連尾山のなだらかな北斜面には美しいブナ林が広がっているのが分かる。

    
 標識の裏手が県境尾根への進路となる          ブナ林と岩尾根を東に振りながら進む


佐々連尾山の東肩部に出ると前方が開ける 県境尾根が中川峠へ向かうが今回はすぐ前の尾根を左折する 奥は三ッ足山だろう

北東尾根を下り「アケボノの丘」

佐々連尾山・東ノ肩部から県境尾根は南東へ下がって行くのだが、ここは北東部の支尾根へアケボノを求めて11時30分下
って行く。尾根はブナが立つ明瞭な笹尾根で歩き易い。


10分程この尾根を下ると北面を通る広い林道と交差する。3m程の段差を一旦林道に下り、そのまま続きの尾根を下る。同
じような笹とブナの尾根を下っていくと蕾が多くピンクが濃いアケボノツツジが現れた。
11時45分岩場に出ると先にピー
クが見える(地形図1,289mP)。区切りとしてあそこまで行ってみようと言う事になり岩とブナの尾根を下って行く。


11時55分大岩があり、アケボノが咲く右手の岩棚を回り込んでこの大岩展望所に這い上がる。そこはアケボノに囲まれた
広くて気持ちが良い場所だったのでここで行動食休憩を取る。この岩展望所から谷を挟んで東側に三ッ足山からカガマシ山へ
続く県境尾根が見え、振り返って先程下って来た佐々連尾山の尾根を眺める。

岩から続く尾根筋は多少灌木が藪いている様子だったが、最初の予定通り1,289mピークまで進もうと大岩を下り空身で
荒れた樹林帯を上がる。するとそこは桃源郷の様なアケボノが咲く丘だった。善次郎さんがこの場所をサイトで紹介していた
場所だろう。ピークの北端に出て下側を眺めるがピンク色は見られなかったので引き返す。暫くこの「アケボノの丘」で写真
撮影の後に12時23分引き換えしザックを置いた大岩へ向かう。

大岩の下に置いたザックを回収して林道へとなだらかなブナ尾根を上がっていく。


  
11時33分 北東尾根へ下る 快適なブナ林のスロープだ          ブナの立つ尾根は気持ちがいい

  
 どこまでも歩いていたい様な尾根だ                 11時40分 林道にぶち当たる

  
 林道に下りてそのまま下側の尾根に入る             同じような尾根風景が続く

  
 やっとアケボノツツジが現れた                     岩場に出たが、奥に1,289mピークが見える

  
 取り敢えずピークに向かって進む                   大岩を右手から回り込んで前方に出る


  大岩展望所から下ってきた県境尾根を振り返る


   大岩展望所から中ノ川への谷筋を眺める  アケボノは蕾が多い

  
 大岩展望所から奥へ進む                       アケボノツツジが咲く丘だった

  
12時20分 1,289mピークから下にはアケボノが無さそうだった  アケボノの丘に引き返す


         佐々連尾山から少し遠いがここまでやって来て良かった


  
  アケボノの並木道を歩いて帰る                  岩展望所の岩棚を渡る

  
  先程下ってきた尾根を上り返す                   林道まで帰った様だ


佐々連尾山〜大森山・北面林道を詰める (標高1,300m付近にある不思議な天空の散歩道)


  カシミールソフトを使ったGPSログ図  大森山〜佐々連尾山 北面林道


12時40分先程クロスした林道まで帰り着き、帰りは県境尾根を通らず、この林道を最後まで歩く事にした。と言うのも地
形図にはこの林道は記されておらず、実際に歩いてログ図を取る事は有意義な資料となる。林道により削り取られた山の斜面
は見事な節理になっており、風化も進んで一旦山肌が露出するとガラガラと崩れやすい地層だった。


事実、この林道を進んで行くと至る所で山の斜面が崩れており現在は使用に耐えられない状態だった。しかしながら、稜線近
くにこんな林道が走っている事を知っていればエスケープルートとして登山者には心強い存在となる。10分程この林道を歩
くと北側が開けて法皇山脈の東側稜線の向こうに瀬戸内海と荘内半島が霞んで見える。林道の右手は石垣や丸太で補強をして
いるが、メンテナンス工事が行われていないので崩れ放題となっている。


美しいブナ林が残って行く為にはこんな場所にある林道は車が通れない方が良いのかも知れない。


  12時40分 林道の切り通し部へ引き返す  風化した節理が崩れやすい地質を曝け出している


 佐々連尾山〜大森山の北斜面に続く林道をログ取りの目的で歩いて帰る事にする

  
  路肩注意っても車は通れませんぜ                山側も下側も相当痛んでいる 歩く分には支障は無い


 手前は薬師峠〜小川山、 奥は法皇山脈の東部、翠波峰〜平石山、 その向こうに荘内半島が霞んで見える

  
 林道の路面は崩壊が激しい場所もある                北斜面はブナ林が広がる

  
 下斜面側には石垣が積まれているのが分かる          コケに覆われた湿気の多い場所もある

  
     退屈なのでタラの芽を取る亀吉              見晴らしが良いので不思議と快適な場所だった


 歩く分には多少ワイルドな林道が気持ちが良い  天空の散歩道だ


林道終点部から県境尾根へ復帰

やがて林道が大森山の北尾根を大きく回り込むと二ッ岳や赤石山系、チチ山〜沓掛の吊り尾根が見える様になる。すると13
時25分林道の終点部となった。


地形図を見ると、この林道終点部から一旦大森山・北西尾根を這い上がり、更に大森山・西尾根を乗り越えて猿田川を挟む県
境尾根筋まで出ないと登山口には帰れないことが分かる。


前方の植林帯に取りつき適当に北西尾根筋まで這い上がる。13時36分北西尾根筋に着くとほぼこの場所は西尾根との合流
部に近いので、左手に大登岐山などの県境尾根と登山口まで運転して来た林道が見える。ここから更に西尾根を上がり県境尾
根筋まで出なければならない。
林道を詰めて周回する人も居る様でこの尾根にもテープがある。



           二ッ岳〜エビラ山、赤石山系〜チチ山までが並ぶ

  
    あれ? 先に林道が無くなっている様だ            13時25分 林道最終地点となる
 
  
 先ず大森山の北西尾根まで進む                  上側に北西尾根の稜線が見える


 13時36分 大森山北西尾根に這い上がると西尾根との合流部となっており、右手下方に車道が見える
 正面奥は玉取山〜兵庫山〜大登岐山の県境尾根だ  ここから駐車場に直接下る事は出来ない

  
 更に県境尾根部の登山道まで上がらなければならない     灌木帯を上がると県境尾根部が見えて来た

県境尾根登山道を駐車場へ下山

13時43分県境尾根に合流すると高知から来られたご夫婦が静かな斜面で食事中だった。ご挨拶をして県境尾根の急な傾斜
を猿田峠へ向かう。上の方にアケボノは無かったが、下るに連れて岩展望所付近ではアケボノのピンクが有終の美を飾る。


14時00分ロープ場の急斜面を下り、更に多くのアケボノツツジやオオカメノキに別れを惜しみながら14時30分猿田峠に
下り着く。
ここからはいつもの鉄塔保線路をショートカットしながら舗装道路へ下り14時48分車に帰り着いた。

  
 踏み跡のしっかりした登山道を下る            岩場から猿田峠を眺める

  
 大岩で戯れる平均年齢70歳コンビ           今回も結構楽しめたわねえ

  
 県境尾根登山道沿いにも結構アケボノが咲いていた     大岩の横を下る

  
 滑って転んでの瞬間を待つ亀美             中々この辺りもアケボノが多いわ

  
 下の岩・ロープ場                   下の方にもアケボノが多い

  
  今年もありがとう                   オオカメノキは脇役だが存在感を示す

  
 14時30分 猿田峠に下り着く              佐々連尾山への標識

  
 鉄塔保線路を外れて植林帯の境目をテキトーに下る       伐採地で保線路に合流

  
下に見える鉄塔を目指して下る              14時45分 車道に下り着く お疲れ〜〜


良い山、人気の山の条件として大事なのはその山が美しい事、惹きつける目玉風景がある事は当然として、その登山口までの
アプローチが容易な事も大きな条件だ。そんな山の一つとして大森山と佐々連尾山は静かさもプラスされた山域だと言える。


大森山南尾根を歩いた記録は少ないので 江崎隊(グリコ・ビスコ隊)が冬に歩いた記録をリンクさせて頂きます  
江崎隊の大森山・南尾根の記録は   ここ   


 江崎隊 冬の大森山・南尾根ルート図


エントツ山の佐々連尾山・北尾根〜大森山・北西尾根の記録は   ここ    


   エントツ山 佐々連鉱山跡〜佐々連尾山・北尾根〜佐々連尾山〜大森山〜大森山・北西尾根ルート座


   
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