平成19年 7月 徳永・楠橋しまなみ隊登山記

7月1日 扇山 (西条・愛媛県)
7月19日 雨霧山・雨乞山 (愛媛県)
7月28日 大野ヶ原・五段高原の山々(愛媛・高知県)
7月29日 吉野川源流の旅 (高知県)
7月1日 扇山


西条 扇山 位置図 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図
             50000(地図画像)を使用したものである  (承認番号 平15総使、第634号)


7月1日(日)天気予報が良くなかったので、近くの西条の扇山(1,382.4M)に出掛けました。
扇山は寒風山から伊予冨士・瓶ケ森・石鎚山・高森・経ケ嶺等石鎚山系の展望所です。
 
メンバー      老々コンビ +  しまなみフラワーズ 3名     計  5名
 
アプローチ
西条〜寒風山線 国道R−194チロルの森のトンネル手前を左に陰地林道に入り約8.3Kの扇山林道分岐を左折する。扇山林道の約1.3K先が登山口
 
前回(H.15.10.1.)登った時の扇山林道は土砂崩れと倒木で、林道分岐に駐車して歩いたが現在林道は整備され、新しい作業道等を作り、植林を伐採切り出し作業中で平日は車に出会うかも知れません。

登山口
扇山林道が上がり勾配より水平になりしばらく行くと、下り勾配に成る。水平部に新しい 作業道が作られていた。
林道が下り始めてすぐ左に曲がり、次の尾根の右曲がり鼻が登山口。
はるちゃん製の"扇山登山口"を取付け変えをする。(前回最短でベストと考え約200M下った所に取付けていたが、ここに移設)

登山口より尾根筋の道らしき所をヤブコギする。主尾根の合流点付近に境界線の石碑が有る
主尾根道には背丈程の熊笹が密生しているが、ブナ等の原生林がある。 石碑を左に進む。
 
山頂からは、寒風山〜伊予冨士〜瓶ケ森〜高森〜経ケ嶺等の展望は素晴らしい。
天気が今一で瓶ケ森・石鎚山ノ山頂に雲が掛かり一部望めず残念。

雨がポッポッしだしたので下山。天気が悪いので、多少消化不良でしたが次の山"櫛ケ峰"行きを諦め帰りに小松の"椿温泉"に立寄り鋭気を養いました。
 
 
今回のコースタイム
登山口08:08 〜 09:45主尾根 〜 10:00山頂
      37分       15分             52分

山頂10:45 〜 10:57主尾根分岐 〜 11:23登山口
     12分         26分            38分
                            総時間  2時間15分
 
 
 
      尾根道を行く                急坂を登る

           主尾根と境界の石碑            主尾根の熊笹
 
   
  山頂の三等三角点・山名板はない     山頂より西黒森(左)瓶ケ森(右雲の中)


     山頂より寒風山(左雲の中)伊予冨士(中央右)東黒森(右)を望む
 

                   山頂西の大岩よりの展望
 
 
     山頂西に大岩よりの展望           陰地林道脇の陰地の滝
 
 
7月19日(木)内子町小田深山(おだみやま)の雨霧山・雨乞山へ、老々コンビで登って きました。


雨乞山・雨霧山位置図 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図
                   50000(地図画像)を使用したものである  (承認番号 平15総使、第634号)


 
雨霧山(1,245.4M)
アプローチ
小田深山荘又は 獅子越え峠経由で小田深山渓谷の三差路渕首に出る。
直進又左折し北(久万に出る道)に進み 約10分 3.4K 見晴らしの良い三差路 に出る。(緑資源幹線林道(左) と ほうじが峠(右)) 三差路の左手に 四国のみち の標識がある。 
この標識の手前 約15M 左手急斜面の大きな杉の木のテープが登山口
 
登山道
登山口の急坂を登り尾根の出ると植林の中確りした尾根道があり最初の小ピークを過ぎてから 背の低い熊笹が出だすが尾根を外さないように注意し3〜4の小ピークのアップダウンを 繰返す。
右に崖を見ながら最後の登りに掛かり 石柱 境160号 の標識より尾根を左方向に進む。
 
山頂尾根に出て右に進み、背丈ほどの熊笹に覆われた所が山頂。山頂の三角点周辺と登山道は 熊笹が刈取られていた。 尾根の登山道及び山頂からの展望はない。

今回のコースタイム
登山口08:35〜09:15境160号〜09:40山頂10:09〜10:50登山口
      40分        25分  (29分)  41分  計 2時間15分  
 
雨乞山(1,213.1M)
獅子越え峠の広場に駐車。小田ユキー場の右手のリフトに沿って登り始める。
振返り今日登った雨霧山・今までに登った狼ノ城山・大川嶺・笠取山等山座同定を楽しみながらスキー場の中を行く。
八合目付近の急坂を避け右手より左手のリフト方向に進路を変え人工雪の噴射機の横を通り左手のリフトの下を潜り緩やかな斜面を登り山頂へ

山頂の雨乞山の標識のある付近を捜し廻ったが三角点を発見できませんでした。

今回のコースタイム
登山口11:58 〜 12:35雨乞山山頂13:10 〜 13:47登山口
         37分   (35分)     37分      計 1時間49分
 

雨霧山

 
 三差路四国のみちの標識       登山口 四国のみちの標識の約150M手前
      左の杉の木にテープがある
 
    植林の尾根の踏み跡を辿る      最初のピークを過ぎると熊笹が出だす

 
石柱 境160号 の標識より尾根を左方向に進む 山頂に向け熊笹が刈取られている
              
               
           熊笹に囲まれた山頂の二等三角点(山名板なし)
                山頂からの展望はない
 
雨乞山                                 

 
  スキー場入口付近より雨乞山を望む         雨乞山山頂の標識


    振返りスキー場より雨霧山・大川嶺方面を望む(はるちゃん撮影)   
 
      
7月25日(木)大野ヶ原・五段高原の山々を巡る


大野ヶ原・五段高原の山々 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図
                       50000(地図画像)を使用したものである  (承認番号 平15総使、第634号)

 

はるちゃんと老々コンビで 大野ガ原・五段高原をドライブしながら六っの山を登って来ました。普通の人が登らない山だけに、登山道はありませんでした。
 
 
1)碁石森(1,185M)

国道R−440より県道R−36野村−柳谷線にいり、大野ガ原入口の寺山集落の最初の人家(右手)の進入道路の三差路に駐車。
 
三差路より4〜5M先の左手の畠の中の農道が登山口。農道を進み始めの十字路の 左の 農道 が碁石森の尾根に繋がる。尾根に道はなく雑木の中カヤと熊笹にカヅラが 絡み ヤブコギの連続でした。
山頂はヤブの中に3〜4個の石が有るのみで標識もなくまた展望もない。

今回のコースタイム
   登山口07:40  〜 08:03山頂08:14 〜 08:37登山口
     23分  (11分)   23分             計  57分
 
 
  碁石森 農道が尾根に繋がる   ヤブに隠れた石灰岩に悩まされながら
                             ヤブコギの連続
 
    山頂 標識も展望もない         下山時大野ガ原寺山集落を望む
   雑草の下に3〜4個の石灰岩がある
   
2)姫草(1,276M)

県道R−36を大野ガ原に向かって車で走り、途中五段高原・地芳峠の標識を左折、県道R−383に入る。
分岐より約2.3K、約4分、右手の中腹にアメダス雨量計側所の鉄塔が見えて来る。
アメダス雨量計側所進入道が登山口。

計測所の棚枠の下を潜り尾根に出る。尾根に道はなく、クロモジ・ミツバツツジ等雑木とカヤと熊笹の中を登る。 山頂近くになると柳の木が多い。
 
山頂はカヤと熊笹に覆われ何もない。 1.5M平方程度刈込みを行い山頂らしき所を作る。
大野ガ原方面の展望は良い。
 
今回のコースタイム
登山口09:00. 〜 09:12山頂09:20 〜 09:28登山口
  12分   (8分)  8分            計  28分
 
 
アメダス雨量計側所進入道が登山口  尾根のカヤと熊笹 オカトラノオが咲いていた

 
   山頂より源氏ガ駄馬方面を望む     山頂より丸石山・笠取山方面を望む      
 
3)牛城(ギュウジョウ)(1,342.3M 三等三角点)

先の姫草登山口より約1.6K、姫草のピークを下り鞍部付近の右手に店舗構えの廃墟と   トイレ(コンクリート製)が有る。この前の左方向に行く牧場用の道路がある。
この放場道を行けば、牛城山頂近くまで行ける予定でしたが、付近には牛が放牧され約500M先にゲイトがあり車での通行不可。 ゲイト付近に駐車。
 
牛城手前のピークを横掛けに登り途中より放牧道の合流しながら尾根沿いに山頂へ。
山頂附近は背丈ほどのカヤの覆われ、三角点も草の中でした。
 
山頂の展望良く、大野ガ原や五段城・黒滝山方面・不入山を初め高知県方面を望む事が出来た。
  
放牧場に咲くハンカイソウの群生・登山道にぽっりぽっり顔を出し気分を和ませてくれるヒメユリが印象的でした。

今回のコースタイム
県道分岐より500M(車で登り約6分、下り約3分)ゲイト付近に駐車
 駐車09:52 〜 10:34山頂10:50 〜 11:18駐車
    42分  (16分)  28分       計  1時間26分
 
 
 
    放牧場のハンカイソウ               ヒメユリ

 
 山頂の標識と三等三角点 山頂はカヤの中      山頂附近よりの展望
     
4)小牛城(コウシガジョウ 1,143M)

県道牛城登山口分岐より約3.0K(国道R−440地芳峠線と県道合流点より手前約400M)右手の道路が広がり林道が右手に延びている所がある。
道路の広場に駐車。ここが登山口。
  
登山道はないが尾根に沿ってカヤの中を登り、次第に右方向に進み尾根の鞍部に出て右方向の山頂へ。 
  
山頂は牧草で三角点はないが、山名板と標識が立っていた。展望は良い。

下山は、南方向へ直に下り林道を経由して登山口の駐車場へ。

今回のコースタイム
登山口11:46 〜 12:05山頂12:15 〜 12:25林道 〜 12:29登山口
        19分  (10分)   10分      4分     計   43分
 
 
登山口 左 尾根道を登り 右 林道を下る        尾根を行く

 
    山頂の標識 三角点はない       山頂より生え越・五段城方面を望む
 
5)生え越(ハエノコシ 1,310.2M 三等三角点)

姫鶴荘手前の横の階段を登り、水タンクの脇を通り尾根に出て進むと雑木と雑草の中に山頂の三等三角点がある。周りの草刈を行う。高知県側の展望が良い
   
今回のコースタイム
 登山口12:44 〜 13:00山頂13:18 〜 13:27登山口
    16分  (18分)  9分            計  43分
 
 
  姫鶴荘手前横の階段が登山口         山頂の標識と三等三角点
 

6)五段城 (1,455.6M 二等三角点)

姫鶴荘より約3.0K。南斜面の牧草帯の窪地より山頂目指し直登する。
 山頂付近はカヤが茂り、三角点周辺を草刈清掃する
 
山頂附近からの展望は良い。

今回のコースタイム
  登山口13:49 〜 13:59山頂14:16 〜 14:25登山口
          10分  (17分)  9分       計  36分
 
 
   五段城南斜面の牧草帯を直登する        山頂はカヤに覆われていた
                            山頂の大きな標識と二等三角点
                                              
 
    五段城南斜面の放牧場の牛        五段城南斜面の石灰岩群
 

7月29日(日)涼を求めて吉野川源流の沢歩きをして来ました。


吉野川源流位置図  白猪谷
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)を
使用したものである  (承認番号 平15総使、第634号)

      
          吉野川源流碑にて  はるちゃん撮影

登山道の橋・階段等の補修、標識を立てる等してお見事に整備され歩き易く成っていました。
 
河原に下ってからはゴッゴッ、ゴロゴロした岩石の河原を、8回渡渉して登るが、渡渉点付近には、ケルンや標識が有り スムーズに登ることができました。
 
心配したアブや蚊が居なくて、御蔭で源流滝付近は18〜20℃で、長くいると寒さ感じるほど涼しく、モミ・ツガ・カエデ・ケヤキ・カツラ等針葉樹林と落葉広葉樹林の中最高の気分でした。 時間の経つのを忘れ 飲んで(水?)食べて、喋って十二分に楽しみました
 
残念だったのは、花が少なく又花の咲く時期が遅れて、イワタバコは蕾でした。
 
アプローチ
国道R−149 の本川村で県道R−40 石鎚公園線に入り、約14.2K寺川バス停を右折し寺川・秋切線を約6.5kで源流橋に着く。橋を渡り直ぐ右が登山口。
左側に4〜5台の駐車場が作られていた。
 
今回のコースタイム
登山口08:07 〜 09:40源流モニュメント09:50 〜 09:55源流滝
  1時間33分(休憩5分含む) 10分)     5分   (55分休憩)
 
 源流滝10:50 〜 10:55源流モニュメント11:07 〜 12:39登山口
       5分    (12分)  1時間32分(休憩10分含む)
                          総時間   4時間32分

 
    整備された登山口           登山道や橋が改修され歩きやすい
 
 
    登山道より沢を望む              登山道を行く
 一度沢に下りすぐ登り帰し登山道へ

    
 整備された急階段を下り沢に出る     沢に架かる一本橋を渡る(渡渉−1)
 
        倒木の丸太の上を通り沢に張ったロープの       右岸→左岸の渡渉
手前で渡渉(渡渉−2)
 
 
    沢の清流を望む               登山道のカツラの大木
 
 
  右岸→河原の中洲へ(渡渉−7)   対岸の源流モニュメント15分標識を目指し                               最後の渡渉(渡渉−8)
 
 
  沢に沿って自然林の中を行くと奥に      源流モニュメントにて記念撮影
ステンレス製のモニュメントが光って見える

 
     源流滝の全景               源流滝付近の原生林
                     モミ・ツガ・カエデ・ケヤキ・カツラ等
                     針葉樹林と落葉広葉樹林が混在して美しい



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