しまなみ隊登山記  平成18年 8月

8月2日 宝来山(1,051m) 高知県
8月5日 一ノ谷越えー冠山  愛媛・高知県境

8月24日 鶴ノ子ノ頭 (石鎚)
8月27日 台ヶ森と鷹ノ巣山   愛媛県

8月2日 宝来山 高知県

高知県仁淀川町(旧池川町)の安居渓谷を挟んで、雨ケ森(1,390M) の東に位置する宝来山(1,051M)に行って来ました。
【メンバー】      老々コンビ


宝来山位置図  この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の
数値地図50000(地図画像)を使用したものである (承認番号 平15総使、第634号)


【登山口】
国道R−194を旧吾北村広瀬より国道R―439 で仁淀川町へ向かう。旧池川町見ノ残の分岐より県道安居公園線に入る。

県道安居公園線約4.2K宮ケ平集落、いの町本川地区に通じる弘沢林道の分岐に着く。 
弘沢林道を走り 約10.3K先の分岐 若山林道に入り約1kで林道を登りきり右カーブの掘割に出る。左側が広場になりここが登山口。

現在 宝来山の縦走路のピークより若山林道中間点附近へ伐採した材木搬出用索道が張られ、トラックで材木が積み出されているので、若山・弘沢林道共良く整備されている。

【コースの概要】
登山口の標高 約1,010M   山頂の標高 1,051M  
 
登山口より登山道に4つのピークがあり5つ目が宝来山山頂。
登山道が定かでない所もあるので、各ピークで地形図を見ながら登る。

No.1ピーク  地形図 1,066Mの標高  登山口より約10分
 
No.2ピーク  唯一展望の利く場所 雨ケ森・椿山は展望できたが石鎚山・手箱山・ 筒上山は雲の中でした。
 
この斜面の中腹の植林の伐採が進み尾根より若山林道の中間附近に向け 索道が張られ材木が運び出されている。
 
No.2〜No.3 ピーク  距離は近いが、雑木が絡み道が分りにくかった。
五葉ツツジとアセビの群生があり、コウヤマキの幼木が多い。ヤブコギに夢中で親木を捜す余裕がなかった。
 
No.4  北側斜面の尾根道近くまで植林の伐採が進んでいる
 
宝来山山頂  三等三角点 周囲はスズ竹に覆われているが、横倉山〜黒森山の間が刈り開けられ眺望出来た。

【今回のコース・タイム】
登山口〜1時間30分〜山頂 1時間30分〜 山口  登り下り同じ時間
ヤブコギしたせいか 4〜5時間ぐらい歩いた疲労感でした。
 
 
   登山口の駐車場より宝来山・雲の中の雨ケ森を望む
 
        
 国道より約4.2K本川地区への標識と         若山林道の分岐
島崎商事食品工場のカンバンと工場が見える

       
   登山口  尾根に上がり右へ     No.1 ピーク手前の境界石を右へ          
 
     
    No.2ピークより椿山方面を望む  No.2 ピークより石鎚山・手箱・筒上山
                         方面を望むも雲の中
 
 
      
    No.2 ピークより雨ケ森を望む       No.2 〜No.3ピークへの登山道
 
     
  No.2〜No.3 ピークへの登山道       スズ竹に囲まれた三等三角点
 
      
 頂より越智町の黒森山を望む        登山道に咲くイチヤクソウ 
 

8月5日(土)一ノ谷越えキレンゲショウマ
 メンバー     老々コンビ + 瀬戸の花嫁     計 3名


一ノ谷越え・冠山位置図    この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の
 数値地図50000(地図画像)を使用したものである (承認番号 平15総使、第634号)


旧寒風山トンネル南口手前の大座礼西林道を走り、終点の一ノ谷橋の手前に駐車。

(大座礼西林道は延長され一ノ谷二股出合附近の沢に新しく一ノ谷橋を掛け最後の仕上工事中。大座礼西林道は、延長工事・砂防工事・材木搬出等トラックの出入りが激しい)
 
新しい一ノ谷橋手前の右をトントンと階段を下れば、一ノ谷登山道に出る。橋の下を潜り二股出合を過ぎて左岸に渡る。雑木原生林を抜け、一ノ谷分岐へ。

天気に恵まれ、ススキの穂は大きく膨らみ、秋の気配を感じながら美しいササ原の尾根道を石鎚山山系・赤石山山系・尾根に連なる平家平〜東三森山等等素晴らしい眺望を満喫。 
 
一ノ谷越えのキレンゲショウマの群生を観賞、引返し冠山に登る。 同じ道を引返す。

【今回のコースタイム】

 駐車場07:40〜 07:50一ノ谷橋  10分
 一ノ谷橋07:50〜09:30一ノ谷分岐09:45〜10:03一ノ谷越え
      1時間40分   (15分)   18分 2時間13分
 一ノ谷越え10:05〜10:12キレンゲショウマ10:45〜10:55一ノ谷越え
  7分     (33分)     10分             50分
 一ノ谷越え11:00〜11:45冠山
         45分                        計  3時間55分
 
 冠山12:35〜13:05一ノ谷越え〜13:40一ノ谷分岐13:50〜15:20一ノ谷橋
  30分         35分    (10分) 1時間30分  2時間45分
                     (含む沢の清流で、洗顔等汗を流す時間)
 
  
  新しく出来た一ノ谷橋(工事中)       笹ケ峰(左)ちち山(右)を望む
 橋手前ガードレール右を下ると登山道 
 
  
尾根道より冠山(右)平家平(左)を望む    キレンゲショウマの群生
 
  
     キレンゲショウマ             満開近いキレンゲショウマ
 
  
   登山道より赤石山系を望む            冠山を望む
 
  
   冠山山頂の標識と三等三角点    山頂の大岩に咲くチャボツメレンゲ
 
  
   山頂の大岩に咲くホッツツジ         アサギマダラとヒヨドキバナ 
                           
 
  冠山山頂より笹ケ峰方面を望む(寒風山左に瓶ケ森・石鎚山が微かに見える)




平成18年8月24日 鶴ノ子ノ頭
8月24日(木) 土小屋コースで 石鎚山の弥山・天狗岳に登り、下山時に 鶴ノ子ノ頭 に立ち寄りました。
メンバー    徳永・楠橋 老々コンビ
 



鶴ノ子ノ頭 位置図 (石鎚土小屋登山道の尾根)
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)を使用したものである 
(承認番号 平15総使、第634号)


登山口は、独考庵仙岳さんの鶴ノ子ノ頭のHPに
「三角点の真下(真北)付近を過ぎ、しばらく歩く。 「H=1555mのコル休憩所」が見え始めた付近がポイントである。 ここまでは、ずっと石鎚笹に覆われているが、この付近だけ笹が途切れ、木々の間からは、かすかに空が覗いている。」と有り これを頼りに登山口を捜す。

登山口  
土小屋より約30分、登山道左に、土小屋より1.6K 石鎚登山道17の標識がある。この標識の手前約15M付近が左斜面のササが途切れ空が覗いていて苔の付いた岩が多い。

登山口より苔の付いたゴロゴロ岩を直登すると左手に大岩の尾根に出る。尾根は岩峰が連続しており、大岩の左側の岩の根元を登る。大岩を二つ越えてササのコルに出る。

これより腰の高さのササに覆われた尾根道が続く。尾根を約4分進むと南から伸びてた
稜線の合流点ピーク出る。展望が良い。五葉松・ウラジロモミやこれらの白骨林がある。
 
これより尾根を約8分登った所が最高点。

最高点よりさらに約150M、二つ目のなだらかなピークに、三等三角点がある。

三角点は腰の高さ程度のササに覆われていた。周辺のササをきれいに、刈り取る。

下山は、同じコースを通る。
 

今回のコースタイム
登山口13:35〜13:45尾根〜1402コル〜14:06南稜線合流点〜14:14最高点
       10分     17分    4分           8分
〜 14:22三角点                     (登り  47分) 
8分

三角点14:40 〜 15:19登山口
       39分                     (下り)    39分)
  総時間   1時間44分
  
    登山道の標識            土小屋より1.6Kの標識手前約15M
   土小屋より1.6K 約30分      ササが途切れ空が覗いている苔の付いた
                        岩が多い ここが登山口
     
苔の付いたゴロゴロ岩を直登すると   南から伸びた稜線との合流点ピークより
左手に大岩の尾根に出る。        岩黒山(左)筒上山(右)を望む
尾根は岩峰が連続しており、大岩の   五葉松・ウラジロモミとこれ等の白骨林
左側の岩の根元を登る           が多い          
大岩を二つ越えてササのコルに出る。

    
南から伸びた稜線との合流点ピークより   最高点目指して進む ササの
スカイライン・融界の森・冠岳を望む     中に古い倒木が沢山あり歩きにくい

  
最高点より山荘・岩黒山・手箱山・   最高点より約150M,二つ目のなだらかな
・筒上山を望む               ピーク(右端)に三等三角点がある 
 
               尾根道よりコル休憩所と登山道を望む   ササに覆われ埋没した三等三角点
                     周囲のササを刈り取る。山名板等標識は無い
                                      
  
三角点より岩黒山・筒上山を望む  大岩に花が済んだイワギリソウが沢山有った
 




8月27日(日) 台ケ森に登ってきました
 
 メンバー       徳永・楠橋 老々コンビ


台ヶ森位置図       この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の
             数値地図50000(地図画像)を使用したものである (承認番号 平15総使、第634号)


    

瓶ケ森に登らずに、氷見二千石原を横切り東ノ川の分岐より台ケ森を往復、帰りに瓶ケ森林道より登る 鷹の巣山(1,595.2M)に立寄る予定。

今朝のお山は、快晴でしたが、10:00頃よりガスが発生し展望が無くなる。

東ノ川の分岐よりブナ等広葉樹の素晴らしい自然林とお花畑の中を下る。沢筋から尾根に出るまでは、一部登山道が水路になり少し、荒れていた。

尾根道を下る途中に、台ケ森 0.1K 瓶ケ森1.9Kの案内板がある。ここより急坂を登れば、台ケ森の山頂。

山頂は広くないが、西方面には、石鎚山 東に瓶ケ森の女山山頂・山頂〜菖蒲峠 ・高森等 素晴らしい眺望が待っていた。

今回のコースタイム
瓶ケ森駐車場07:45〜07:47登山口〜 8:05東ノ川分岐〜08:50台ケ森
           2分        18分        45分
分岐 〜 08:55台ケ森山頂
   5分                           1時間15分

台ケ森山頂09:30〜09:33台ケ森分岐〜10:28東ノ川分岐10:36〜10:52登山口 
      3分        55分    (8分)   16分
〜 1056駐車場   
4分                                   1時間26分  
 
                               総時間   3時間11分 
 
  
氷見二千石原がら朝の石鎚山    瓶ケ森ヒュッテを過ぎて東ノ川分岐の標識
 
    
オタカラコウ・テンニンソウ・シコクブシ          案内板
トゲアザミ等お花畑             瓶ケ森 1.9K 台ケ森 0.1K 表示がある
 
       
                    台ケ森の山頂
 
       
          山頂より大森山(手前)石鎚山(奥)を望む
 
  
     山頂より瓶ケ森を望む          山頂より菖蒲峠を望む
 
  
      オタカラコウ                シコクブシ
 
  
    サラシナショウマ              アキノキリンソウ


 
8月27日(日)台ケ森に登り帰りに、鷹ノ巣山(1,596.2M)に立寄る。
(仙岳さん、こもれびさんのレポートを参考にさせて頂きました。
  有難う御座いました)
 
メンバー        徳永・楠橋の老々コンビ




鷹ノ巣山 位置図     この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の
               数値地図50000(地図画像)を使用したものである (承認番号 平15総使、第634号)


登山口は、仙岳さんのレポートで地図上では確認済、トンネルを抜け地図と
照合しながら登山口を捜す。 寒風山登山口より 4.5K の所が登山口。

登山口の林道脇に駐車。
 
登山口の二股に分かれた谷の向かって左の谷に取付く。初めは滑りやすい岩場の連続。谷が狭まり岩場が無くなると共にササが深くなる。
腰近くのササにさばりながら、谷を登り詰めると広いなだらかな尾根に出る。ブナやツツジが多い。

尾根と谷の登り詰めた点を充分確認する。下山時分岐点を誤ると間違った場所に下りる。

尾根の深いササの中を直登すると、右手に尾根に沿って、沢が現われる。

そのまま尾根を進むと共に沢も狭まり、東西の尾根が近づくにつれササが低くなるが雑木が行く手を阻む。雑木を手で掻き分け、足で蹴りながらの苦闘が続く。

突然大岩が現われ東西に延びる尾根に出る、尾根は、痩せ尾根の岩場で、シャクナゲ・アケボノツツジがある。

痩せ尾根の樹間を左(西方向)にとれば、まもなく山頂に着く。

三角点から北に伊予冨士・寒風山・笹ケ峰・チチ山・チチ山の別れを望む。南側の展望も良いが山座同定出来なかった。
 
南の空の雲行きが怪しくなり、遠くで雷が鳴り出したので、早々の下山。
 
 
今回のコースタイム
 登山口11:55 〜 13:08東西の尾根 〜 13:10山頂
  1時間13分       2分          1時間15分

 山頂13:45 〜 1435下山口(駐車場) 50分
                     総時間   2時間43分
 
  
       登山口            深いササに覆われた谷を登り詰めると
二股に分かれた谷の左の谷を登る  広い尾根に出る、この尾根を直登すると
                       東西に延びる尾根に出る。
 
    
 振返り谷を望む駐車した車が見える       東西に延びる痩せ尾根
         
     
           山頂より寒風山・笹ケ峰・チチ山を望む


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