平成17年5月 徳永治夫・楠橋孝博 「しまなみ登山隊」記  花の山へ

5月17日、23日 大川嶺・笠取山(ツルギミツバツツジ) 愛媛県
5月24日 カガマシ山・橡尾山  (シャクナゲ)     愛媛・高知県境
5月21日・6月1日 筒上山 (ゴヨウツツジ)       愛媛県
5月17日、23日 大川嶺・笠取山(ツルギミツバツツジ) 愛媛県


大川嶺・笠取山位置図 (国土地理院地図作成承認番号 平15総使、第634号)

5月17日(火)大川嶺(おおかわみね 1,525m)に相棒(楠橋)とのツツジ探索に出かけましたが少し早すぎて消化不良の感あり。5月23日(月)改めて別の相棒(愛妻)と出かけてきました。この日は高所のガスがかかり笠取山(1,562m)の登山口で約3時間根競べ。ようやくガスが退散して周りが見えるようになるも、今度は風が強く稜線に立っておれない程でした。 綺麗な花を見るのは中々難しいのを実感した次第。感動を少しお裾分けします。 (はるちゃん)


つつじヶ丘 右上に見えるのが笠取山(1,562m)

 
左上が笠取山 大川嶺への縦走路から  はるちゃんの奥さん(恥ずかしい〜)


つつじヶ丘の遠望

5月21日 FALCONさん レポート  大川嶺付近の
ツルギミツバツツジ

       
         Photo by FALCON  21st May、2005

  
        Photo by FALCON  21st May ,2005



5月24日  カガマシ山・橡尾山  (シャクナゲ) 愛媛県四国中央市・高知県大豊町
      
 (1,342.9m) (1,222.2m)    徳永・楠橋・青木・芥川・藤本


カガマシ山・橡尾山位置図 
(国土地理院地図作成承認番号 平15総使、第634号)

前日笠取山で松山の女性からの情報で「早く行かないと花が無くなるよ」との言葉で5月24日 シャクナゲでは四国一カガマシ山へ出かけました。平成5年の大満開以来何回も足を運んだが今まで之に勝る花を見た事がない。今年は近年に無い沢山の綺麗な花を見せてくれ皆さんからも大変喜ばれて大満足でした。下の方では少し遅くてもう散りかけているが 上の方では丁度見頃でした。

 
カガマシ山・橡尾山登山口         ブナとシャクナゲ

 
    シャクナゲ                 シャクナゲ

     
              見事なシャクナゲの群生

 
カガマシ山山頂手前より橡尾山     カガマシ山山頂手前岩場より白髪山

 
カガマシ山 山頂               橡尾山への登山道

登りはシャクナゲのトンネルを通り花を堪能して尾根に出た後カガマシ山(1343m)に登る。下山は尾根ルートでブナが沢山ある橡尾山(1222m)にも足を伸ばして見事なブナ林を眺めながら下山しました。

 
カガマシ山登山道で見たユキモチソウ       シャクナゲ

       
        ブナの美林が沢山ある 橡尾山にて記念写真 

コースとタイム
 登山口07:55〜08:55シャクナゲ尾根〜10:10主尾根合流〜10:40カガマシ山山頂
     1時間00分    1時間15分(シャクナゲ観賞)30分      2時間45分
  カガマシ山11:15 〜 12:15橡尾山山頂                1時間00分
  橡尾山12:35 〜 13:35登山口駐車場                1時間00分
                                       計 4時間45分
 
5月21日・6月1日 筒上山 (ゴヨウツツジ)       愛媛県

 
筒上山(つつじょうざん)位置図 (国土地理院地図作成承認番号 平15総使、第634号)

5月21日 筒上山

     
         ゴヨウツツジと石鎚山

土曜日曜の天候を勘案して5月21日筒上山
五葉ツツジを見てきました。丸滝小屋を過ぎるとヒカゲツツジがお目見え 暫く歩くと純白で清楚な五葉ツツジ、別名(シロヤシオ)が9分咲きの姿を沢山見せてくれました。

 
アケボノツツジとシャクナゲのトンネル  五洋ツツジと共生するブナの美林

 
ヒカゲツツジとシャクナゲ         シャクナゲの花

     

            満開のアケボノツツジ

     
 愛子さんの花で有名になった満開の五葉ツツジ(別名 シロヤシオ)

手箱越えから鎖を繰り筒上へと登り 頂上から急坂を南下して展望の良い大岩迄アケボノツツジやヒカゲツツジ、シャクナゲのトンネルをくぐり写真を撮りながら到着、ここで景色を満喫しながらお昼ご飯にする。

 
大岩からの展望 笹倉(さぞう)湿原   大岩から石鎚

     
            ゴヨウツツジ

其の後この急坂を登り返して筒上の北嶺に上がると図らずも松山の清家先生から声を掛けられ、以前お世話に成ったお礼を述べ御挨拶 今先生お気に入りの大岩から上がって来た処ですと報告すると先生も御満悦の様子でした、ここで先生から未知の穴場を聞き早速皆さんに計って見に行く事にする。

     
         北嶺で今回の御一行と記念写真
 
北嶺を後に尾根道を下り通常の手箱道に出て手箱方面に少し引き返し 途中から名野川に下りる登山道を少し下ると見事な巨木の五葉ツツジが登山道の周りに点在する この巨木群は高知県の高板山(こうのいた山)の五葉ツツジに勝るとも劣らない程の代物(数量は少し劣るかも知れない)で巨木の満開は見事でした。

     

           五葉ツツジを堪能
 
花を堪能して丸滝小屋に下山すると又清家先生とお会い まだ登った事のない五代ヶ森1707mへの登山を機会を見てご同行を願いし、お先に失礼して土小屋に下山して帰路に着きました。
 
参考までに筒上山のコ ー スとタイムを送ります。 
 
土小屋07:45〜08:30丸滝小屋08:35〜10:00手箱越え〜10:25笹倉湿原分岐
       45分         1時間25分    25分     2時間15分
 笹倉湿原分岐10:40 〜 11:05清家テラス
         25分 写真のため時間が掛かる
清家テラス11:40〜11:55分岐〜12:00山頂〜12:05山頂北峰
        15分    5分     5分
山頂北峰12:10〜13:00登山道合流〜13:10名野川分岐〜13:20五葉ツツジ
        50分       10分        10分     1時間10分
五葉ツツジ13:35〜13:45名野川合流
         10分       
名野川合流13:45〜14:10丸滝小屋14:15〜14:50駐車場
        25分   (5分)   35分             1時間05分
 
 
6月1日 再び 五葉ツツジの 「筒上山」へ

長く続いた五月晴れの最終日、6月1日(水)花に誘われまた筒上山に知人を案内して行って来ました。
 メンバー       徳永・青井・楠橋       3名  
 
土小屋から登り まず名野川登山道を少し下におりて古木のシロヤシオを鑑賞して引き返しキレンゲショウマの生育状況も観察しながら 鎖を繰り頂上に出る。5月21日(土)に山頂付近の蕾のゴヨウツツジが大分咲いていましたが、まだ一部には6〜7部咲きも有りました。

 
登山道のゴヨウツツジ           覚心寺道場の石垣が改修工事

 
手箱山への尾根もシロヤシオが      ブナの美林

 

 
シロヤシオを近くから見る            シャクナゲのアップ
 
今回は復習の意味も込めて筒上山南面の急坂を相当下迄降りて見る。余り目にする事が出来ない景色や巨木に咲くゴヨウツツジ 見事な色合いのシャクナゲ等を見て改めて自然の美しさを感動しました。
昼食は何時もの大岩の上で食べ、リュックをそこに置き身軽になって下を目指し昨年歩いた道の逆コースを暫く降りて引き返す

      
       五葉ツツジと岩の素晴らしい風景

  
大岩下の展望岩より手箱山南斜面     大岩付近から石鎚山を望む
 
      
       
筒上山南面の大岩全景 左端の岩が展望台

     
             五葉ツツジと石鎚

下山は北の尾根道を歩くとここでもゴヨウツツジが見事に咲き誇っていました。今年は花の当り年らしく何処の山に行っても見事で特にゴヨウツツジは四国一と言われる高板山(こうのいたやま)にも引けをとらない 凄い古木に咲くゴヨウツツジは壮観そのもので見事でした。



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