平成16年  徳永治夫・楠橋孝博 「しまなみ登山隊」記

9月1日 石墨山ー白猪峠ー唐岬ノ滝 (愛媛)  2名
9月12日 滝下ノ天狗塚 (徳島) 徳永・楠橋・阿部・池内・滝本・古川・山内  7名
9月1日 石墨山ー白猪峠ー唐岬ノ滝

  
   石墨山ー白猪峠ー唐岬ノ滝 周遊コース (承認番号 平15総使、第634号)

川内町の(出たがり家族のお出かけ日記)おいわさんのホームページで資料知識を頂きまず今年3度目の石墨山に登りました。

       
     石墨山頂上での徳永・楠橋 二人合わせて150歳コンビ〜〜 

その後川内のさくら会が開いてくれた道を快適に歩き法師権現山を経て白猪峠に着きました。新しい表示板が川内町とさくら山行会の肝いりで各所に設置されております。
峠手前では沢山のササユリが実を付けていて数年後が楽しみです。

  
石墨の肩から東温アルプスを望む      ササユリの実
 
ただ笹の成長が早いのには驚きました。 前回ここを歩いたのが5月7日、僅か4ヶ月足らずで30センチから長いもので60センチも伸びています。

白猪峠から白猪ノ滝を目指して下りる事になりますが、ここからが初めての道 背の高い人はおつむが当たりそうです。暫く歩くとササユリには1本1本丁寧に杭が立てられ刈り取られないように目印が付けてありました。ご苦労な事です。
峠から30分足らずで伐採された明るい白猪ノ滝と唐岬ノ滝の分岐点に出ます。
 
      
最近話題のヤジノホトトギス   撮影地点の後ろ上が切り株椅子のあるピーク
 
僕たちは此の分岐点を迷う事なく右に下りて沢を渡り登りに返しました。
少し歩くと2度目の沢を渡り、道なりに登り詰めると杉の切り株で作った椅子のあるピークに出る(ここが三差路ですが左に行かないように)
 
小休止の後 直進して下りる事30分たらずで「唐岬ノ滝」の下り口に出ました。僕たちは躊躇することなく滝を目指し20分で着きました。

  
 唐岬(からかい)ノ滝            帰りに立ち寄った川内町の雨滝
 
午後1時30分滝しぶきを浴びながら遅い昼食タイムにしました。 
上り 石墨山まで2時間10分  下り 滝のおり口まで3時間10分
快適な山歩きを堪能する事が出来ました。

編集長 記:リンク仲間の「のんびり山歩」師匠も先日同じ様な場所を歩かれていますのでご参考にして下さい。


9月12日 滝下ノ天狗塚 (徳島県) 1,445m
  徳永・楠橋・阿部・池内・滝本・古川・山内  計7名

   
      滝下ノ天狗塚 位置図   (国土交通省・承認番号 平15総使、第634号)

日曜日、あまり人の行かない「滝下の天狗塚」に楽しい仲間と登ってきました。
国道R439 かずら橋経由、東祖谷山村落合峠分岐を過ぎて1km弱、落合の蕎麦道場から落合谷川の左岸を上がります。
「林道丸見線」の標識を右側に確認して、右折未舗装の林道に入りましたが、林道丸見線の1.2〜1.3K付近で土砂崩れのため、進めずここにやむなく駐車しました。

  
 林道丸見線の看板              途中丸見線のがけ崩れで進めず

  
林道から沢を隔て左手に林の間に   堰堤と松一発電所丸見谷渓流取水設備
見え隠れしている廃家

「発電所取水設備」を過ぎて、最初の植林伐採地の急坂をジグザグに登ります。やがて横道になり自然林に入り、それを過ぎると杉の植林になった。
ここを抜けると広い植林伐採地に出ました。ここまでは、登山道ははっきりしていましたが、伐採地に入り荒れ放題なので登山道が不明確となりました。

 
伐採地への急坂をジグザグに登る 伐採地 右下谷の植林から左の尾根に進んできた  

伐採地は腕ほどもあるタラの木やイチゴ、イバラ、伐採時の杉の枝が散乱しとても歩ける状態ではありませんでした。なかなか地形図にある林道終点の小屋が見えませんので皆で手分けして探しました。沢沿いの道が不明瞭なために登りやすい杉の植林の尾根を登り、小屋の位置を確認出来たのでそれを目指しました。

    
地形図にある廃屋 台風の為か       小屋の左手植林帯より尾根に取り付く
傷みがひどい 中に座敷や仏壇がある

この廃屋左手200m程にある植林帯からは登山道が明確となり尾根に取り付く。尾根に出たら、右の小尾根へ植林の中を、テープを頼りに暫く進むと又伐採地に出る。植林・二次林と伐採地の境のテンニンソウの群生の中を鞍部目指して登ります。尾根の稜線はきつく、雨で足元は滑りやすく木々や熊笹に差張りながら、自然林と植林の境目を登って行きました。

 
尾根の急坂を登る隊員          滝下ノ天狗塚 社と山頂の標識

 
楠橋・滝本・阿部・古川・池内・古川   皆さん お久しぶりです(エントツ山)

残念ながら雨の為、南方面に望めるであろう三嶺・菅生陰の集落は見えず仕舞。
名頃ダムの放水を知らせるサイレンが鳴り響いていました。

          
     イブキボウフウ(セリ科)  アケボノソウ(リンドウ科)

         
     オタカラコウ(キク科)      テンニンソウ(シソ科)

登山口に置いた荷物がおそらく野サルによって置き引きに遭うというハプニングもありましたが、一同天狗塚の名に恥じない厳しい登りを元気に克服し、久しぶりに大勢で歩く楽しさを味わった一日でした。 登り 3時間20分  下り:2時間15分  計6時間05分 


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