平成16年6月 徳永・楠橋 しまなみ隊登山記
6月5日 日ノ丸山、風呂塔 (徳島)
6月13日 西門山と稲叢山 (高知)
6月16日 東赤石 (愛媛)
6月14日 讃岐フラメンコ隊 カルメンYASUKOも東赤石
6月23日 大森山 (愛媛)
6月29日 堂ヶ森ー鞍瀬ノ頭ー二ノ森縦走
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6月5日(土)しまなみ登山隊 日ノ丸山、風呂塔(徳島)徳永・楠橋・池内・西村(桂)
日の丸山、風呂塔位置図 (国土交通省 承認番号 平15総使、第634号)
梅雨の晴れ間を見て三加茂の山へ出かけて来ました。日ノ丸山(1,240m)登山口の表示は林道工事の為撤去され新道が少し出来ていました。
林道より日の丸山 ブロックの切れ目が登山口 登山口を登る
日ノ丸山 山頂手前の雑木林 日ノ丸山より西南方向
日ノ丸山頂より矢筈、寒峰方面を望む
下山後車で移動して風呂塔(1,402m)にも登り展望を楽しんで下山は別の道を歩いて車まで帰りました。
風呂塔キャンプ場 右奥が登山口 風呂塔から見た烏帽子山方面
風呂塔山頂付近より腕(かいな)山、日ノ丸山を望む
しまなみ隊 風呂塔にて 池内・楠橋・徳永・西村(桂)
土々呂の滝 落差32m 風呂塔のヒメハギ
帰りには徳島県半田町の土々呂の滝を見学して楽しみの一日となりました。
6月13日(日) 西門山と稲叢山へ (しまなみ隊 10名で)
オオヤマレンゲに魅せられて、梅雨の晴れ間を利用して西門山・稲叢山へ総勢10名で出かけて参りました。梅雨時期にしては珍しく空は澄みわたり気温は17−18度と爽やかな一日でした。
車2台に分乗、稲村トンネル南口に一台、もう一台はダム湖広場に駐車。稲村トンネル南側登山口より尾根三叉路ー西門山三角点へ (約1時間10分)
引き返して尾根三叉路分岐より稲叢山へ、四差路分岐を尾根コース鉄塔付近まで引き返しオオヤマレンゲを鑑賞する。(西門山より約1時間20分)
25分で稲叢山山頂へ。
稲叢山のオオヤマレンゲ オオヤマレンゲ
西門山への尾根道より林道を見下ろす 稲叢山への登山道から赤石方面
稲叢山からの石鎚連峰のパノラマ
稲叢山からの下山は、徳永がトンネル南口に下り車をダム湖に回送。残り部隊は渓谷コース(6名)と直下コース(3名)に別れて下山しました。下山は約2時間でした。
しまなみ隊の皆さん 前列女性左より 徳丸・古川・西村(桂)
後列左より 滝本・徳永・楠橋・山内・ジャンボ阿部・渡辺・西村 計10名
清楚なオオヤマレンゲの花は人の心を惹きつけてやみません。鉄塔下ではエントツ山ホームページを見て下さっている川之江の川人睦典氏御夫妻に出会い、又いつかどこかの山での再会を願ってお別れ致しました。
*編集長 川之江の読者様 誠にありがとうございます。つたないメインHPをしまなみ隊の みなさんの活躍でフォローして頂いております。今後とも宜しくお願い申し上げます。
6月16日(水)東赤石へ 徳永・楠橋・池内 3名
恵まれた天候の中を東赤石へ、瀬場登山口から赤石山荘へ時計回りで歩いてきました。今回は山頂と八巻山へは登らずお花畑から赤石越え分岐を経由して筏津・瀬場分岐を下山しました。時間の目安は登山口から瀬場谷分岐まで45分、そこから赤石山荘まで2時間半でした。
瀬場谷の旧屋敷跡から東赤石 瀬場登山口
瀬場谷分岐の新架設橋を歩く池内さん お花畑 このあたりからタカネバラが見られる
西側登山道ではタカネバラは巻き道の近くまで見ることが出来ず時期が少し早すぎた感じでした。赤石山荘にて早目の昼食を取り」オオヤマレンゲも堪能して巻き道を歩き、この周りにタカネバラを沢山見ることが出来ました。東側登山道は相当下の方までタカネバラの宝庫です。東赤石お花畑は6月ー8月まで色んな花が私達を楽しませてくれます。
赤石山荘と八巻山 巻き道分岐辺り
奇岩と左遠くに東三森山、中央右が大座礼山 タカネバラの木
赤石山荘近くのオオヤマレンゲ タカネバラ
タカネバラは瀬場谷分岐から赤石山荘の間にまだ沢山つぼみがありました。
筏津・瀬場分岐から瀬場谷分岐の間はタイミング良く満開でした。
今回出合った花:タカネバラ・オオヤマレンゲ・ウワバミソウ・チャルメラソウ・テンナンショウ・コケイラン・キバナツクバネウツギ・シライトソウ・シコクハタザオ・ユキワリコザクラ・モウセンゴケ・キバナノコマノツメ・イヨノミツバイワガサ・アカジクヘビノボラズ・ミヤマハナゴケなどでした。
山頂へ行かない場合、休憩・写真撮影も含めて合計7時間あまりでした。
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6月14日(月)讃岐フラメンコ隊 カルメンYASUKOも東赤石へ
平成16年6月22日現在、カルメンYASUKOは自前のホームページを構築すべく、使用可能な脳機能10%をフル稼働して頑張っているらしい。 いつの事になるのやらわからないので取り敢えず東赤石数珠繋ぎ登山記までは投稿記として掲載しておきますね
カルメンYASUKOとドン・ホセ・フェルナンデス・ガバチョのウェブサイト・数珠繋ぎ登山記
使用掲示板 里山倶楽部四国編、REIKOさんの四国発山歩きレポート、KAZASHIトレッキングクラブ、ANちゃんの眼鏡越しの景色 & エントツ山でした。
6月14日東赤石に行ってきました
(コース)
自宅(9:00)〜〜坂出IC〜〜川之江IC〜〜筏津登山口着(10:00)〜〜出発
(10:30)〜〜分岐〜〜赤石山荘着(14:30)〜〜山頂着(15:10)〜〜昼食〜
下山開始(16:15)〜〜分岐〜〜登山口着(20:30)
今朝は朝から快晴だ。山登りには快適の日・・そこで今日は愛媛の東赤石に登ることになった!自宅を朝9時に出て川之江ICで下り筏津登山口を目指す。
暫く走ると筏津登山口が見えてきた・・
筏津登山口 木々に覆われた涼しい登山道
車は内緒で山荘の駐車場に置くことにした・・(≡^∇^≡)ニャハハ いよいよ登山開始!
始めから結構急登が始まる・・・暫くすると水音が聞こえてきた・・
右手に滝が見えた・・きれいだ! これが八間滝か〜
見るとヘルナンデスはカメラのシャッターを押していた・・はやっ!
大丈夫かいなあ? トラバース道 木橋の上には平たい石が置かれている
トラバース道を暫く歩くと分岐へ出た。瀬場谷分岐だ
右が東赤石、左は赤石山荘とのこと。迷わず赤石山荘を目指すことにした・・
沢道(瓦礫の道と言ったほうが正しいかも・・)を登っていると上から年配のご夫婦が降りてきた・・
「赤石山荘までまだ遠いですか?」「はい!まだまだずぅ〜〜っと遠いですよ」との答え・・
げっ!・・・疲れがどっと出てきた・・・(ノ_-;)ハア…
よっこいしょ どっこいしょ カシャ 私もう歩けない〜〜 ガバチョおんぶちて!
「ヘンなところ撮らないでん」 「一見無理!」(ガバチョ)
また暫く瓦礫の沢道を歩いていると上から2人の男の人が降りてきた・・さっきと同じ質問で話し掛ける・・「あのう・・赤石山荘はまだ遠いですか?」すかさず一人の男性が「いいえ、もうすぐですよ!山荘の手前にお花畑もありますよ」との答え。
私たちは「じゃぁもうすぐだね!近いかも・・」と言いながら歩くが中々それらしき建物は見当たらない。ようやく展望が開けて周りの山々が見えてきた。
周りは本当にお花畑だった!花だよ!花!とヘルナンデスに言うとなんと!ヘルナンデスはもうしっかりシャッターを押していた・・
ピンクの妖精たち 東赤石のタカネバラ
ようやく赤石山荘に着いた。ここで少し休憩・・みると時間はもう2時半になっていた。「もう、動けないよぉ〜ここでお昼にしようよ・・(昼はとっくに過ぎている・・)」と私。
「何言ってるんだよ!後少しで山頂なんだからそれまで我慢して」との冷たい返事・・
ふんっ!ふんっ!と低い鼻を空高くして言ってみるが応答なし・・・
横でがさごそ・・ん??見ると彼がおおやまれんげの花を見つけたとのこと。
側にいってみるとなるほどこれがうわさのおおやまれんげかぁ・・
清楚な花だな・・
私に似てるねと彼に話し掛けるがしっかり無視されていた・・ ふんっ
この清楚さが私に似てるわね KYOさんに聞いたりして最後の切り札
「ガクッ」(オオヤマレンゲ) 蘭師匠に名前を教えてもらったイワガサ
そうこうしながらも山頂直下にくる。( ̄□ ̄;)ギョッ
これを登るんかい!岩ばかりの山頂を見上げる
・・・( ̄
 ̄;) うーん
足が・・・でも仕方ない・・
必死で足を右と左に交互に出し登ってゆくと山頂には高知からきたという男の人が食事をしていた。聞くと「池田町からです』との返事
帰りは私たちが来たほうじゃなく反対のほうがいいですよ
とのことだったので素直にそれに従うことにした。。
とりあえずは遅い昼食をとり、暫く休憩をし下山することにした。
げげげっ これを登るの? 山頂目指してうつむいて
東赤石山頂! ヤッター
そろそろ下山開始。
時計を見ると16時15分・・コリャ大丈夫かな・・一抹の不安がよぎる・・
ヘルナンデスに聞くと「大丈夫だよ!懐中電灯はもっているから」との
不安をますますあおる返事・・・(!? ̄Д ̄)゚Д゚)・д・)
エェーッ!!
急いで食事をすませ下山準備・・転がるように岩を下りる・・
標識に従って反対側の道を下りる・・が・・( ̄ロ ̄|||)なんと!?!
そこは瓦礫の沢道だった・・・でも、下山しなくては・・二人とも必死で足を運ぶ
1時間ほど歩くとヘルナンデスが足が痛いとのこと・・
やさしい私・・(へっ?)は「じゃぁ少し休憩しよう」と5分ばかり休む
「5分だよ!」とヘルナンデスを促して瓦礫のみちを急ぐ・・
水 ミズ みずが欲しい〜〜 真っ暗な中 車に到着 良かった ほっ
だんだんあたりは暗くなり内心心細くなる・・「電気いる?」との彼の声が届く
すかさず「うん!いる!」と私・・見るとあたりはもう薄暗くなっていた・・
彼が神様に見えた・・(-m-)"
パンパン
二人ともなんとか無事に登山口まで降りてきた アセアセ( ̄_ ̄
i)タラー
時間は20時半近くだった・・疲れたぁ〜〜〜
登山口でフラッシュをたきながら記念写真を1枚・・
彼いわく・・「こういうことはめったに経験できないね・・」とのこと
もう、したくないわいっ!
帰りは湯の香温泉によってしっかり汗を流して帰りました
不遇の静山「大森山」 と ササユリの「堂ヶ森ー二ノ森」縦走
大森山(6・23) 堂ヶ森ー二ノ森(6.29)位置図
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の
数値地図50000(地図画像)を使用したものである (承認番号 平15総使、第634号)
「大森山」 1,399.3m (愛媛県)
6月23日梅雨の晴れ間を利用して二人で大森山へ登って来ました。私達が先日清家先生と瓶ヶ森へ同行させていただいた折に、この西ノ川の頭に鎮座する、「名山石鎚山と瓶ヶ森に挟まれた不遇の山」大森山の話が出まして、清家先生よりアドバイスを頂き今回の山行きが実現しました。この西ノ川から単独峰に見える大森山へは以前からいつか登って見たいと心に決めていました。
土小屋第二駐車場 トイレ横が登山口です
この山への登山口は土小屋の第二駐車場(国民宿舎下)で、そこから西ノ川方面へ軽快に下り夜明峠分岐まで約35分、ここから西ノ川への下り道とは別れを告げて踏み跡の無い尾根道を忠実に歩くと約30分で1,284.4mの三角点に出ます。
ここで小休止して山頂を目指す事1時間で三等三角点のある頂上に着きます。
(都合 登り 約2時間)
この登山の面白いところは、登山口の標高が1,450m、そこから大森山分岐の標高1,260mまで一旦下がり、山頂約1,400mまで登り返すというものです。だから登山口より標高が50m低い頂上へ登るって事になります。
ブナの林を下る 夜明峠・刀掛分岐 ここから6分で大森山分岐
途中2−3箇所目を凝らす不明瞭な所もありスリルに満ちたネイチャーハント的な山です。頂上10mくらい下に石鎚側が見える見事な岩場のスポットがあり二人で歓声を挙げました。
頂上からの展望は良く、瀬戸内海方面が見えて、二ノ岳、高森、菖蒲峠、瓶ヶ森も手に取る様な位置です。
山頂近くは踏み跡が細くヤブ漕ぎとなる 山頂より石鎚山を望む
アステカ民族ではありません しまなみ隊 徳永・楠橋です
山頂の三等三角点は山名の標識はなく、シャクナゲが茂っていました。
天気予報に反して頂上では少し霞がかかっていて2時間あまり晴れるのを待ちました。でも根競べに負けて午後1時下山することに。
復路は途中の三角点まで尾根を引き返し、そこから下にあるはずの西ノ川からの道に運良く下り立ち良く整備された道を引き返して山頂から約2時間弱で車に帰りました。
コナスビがたくさん咲いていました アワモリショウマでしょうか?
あまり人が登っていない山ですが、頂上の展望とそこそこの草花があり、これがもし付近に四国屈指の名山さえなければ見事な山に属する1山と言えます。
6月29日 久しぶりの強引な山歩き 堂ヶ森ー鞍瀬ノ頭ー二ノ森 縦走
ANちゃん孤独の遊び場 鞍瀬の頭だ〜(編集長)
ちょっくら二人で行ってきました保井野ー堂ヶ森ー鞍瀬ノ頭ー二の森へ!
先輩たちが皿が嶺のササユリを見たのに刺激されて 下兜山を急遽変更して保井野へとハンドルを回す。 午前6時40分から歩き始め 3時間25分で堂ヶ森の肩に着く。
待ち望んでいたササユリはここまで一本も見られませんでした。
堂ヶ森登山道 (保井野コース) 保井野出発 06時45分
保井野登山口 (山頂まで3,400m) から池標識 (山頂まで1,600m)
シャクナゲの登山道 水呑場標識 (山頂まで1,100m)
梅ヶ市分岐 (山頂まで700m) 堂ヶ森より鞍瀬ノ頭への尾根道
ササユリが見られないので二人で暗黙のうちに下りだす 白石小屋の分岐点を過ぎた辺りで異性の話に変わった途端ある有るササユリのオンパレード! だが色ずいたのは1本だけでそれも口を閉ざして覗かしてくれません
ササユリ ササユリ
4時間40分で(五代ノ別れ)一路二の森へと急ぐ丁度12時、5時間20分で頂上に着く
*編集長注釈:「五代の別れ」はこの縦走稜線から南へ伸びる「五代ヶ森」へのヤブ漕ぎ分 岐点です。
五代の別れより 堂ヶ森を振り返る
二ノ森山頂での徳永・楠橋 元気です 二ノ森山頂手前より鞍瀬ノ頭
鞍瀬ノ頭のコメツツジ 少しサービスで開いてくれたササユリ
二ノ森頂上では虫が多いので すぐに鞍瀬の頭に引き返して12時45分昼食をとる。
天気は梅雨の最中にしては最良 楽な下り道で展望を楽しみながら(3時間前)に見た 色付いた花の前で驚いたことにどうぞーどうぞと口を開けている 二人が夢中で撮りつずけました。
帰りに 堂ヶ森の三角点にも挨拶して道を急ぐ 復路良く目を凝らせば梅ヶ市の分岐までササユリの蕾が沢山あり10日か12日くらい後が見頃でしょうか?
分岐の少し下の急坂に去年無かった巻き道が出来て付近に丸太で段々も出来つつあります
堂ヶ森の白骨林 堂ヶ森へ帰り着いた楠橋・徳永
イチヤクソウ イチヤクソウ 下からアップ写真
花はササユリの他にはイチヤクソウくらいで少なかったですが、天気は晴れたり曇ったりでガスの流れが速く絶えず風が吹き、気温も18−20度と比較的涼しい一日でした。
でも最近には無いハードな山歩きで、疲れた足を引きずりながら午後5時15分無事車に下り立ちました。 歩き始めて10時間35分(食事小休止で1時間あまり費やしたでしようか) ああしんどかった。
編集長: 徳永さん、楠橋さん!まあお疲れさんでした。おかげさまでイチヤクソウやササユリの美しい花をご紹介いただきました。花の保護の為、咲いている場所に付いては詳しく掲載いたしませんでしたので御了承下さい。ゆっくり休んで次の山行きに備えて下さい。