平成16年5月 徳永治夫・楠橋孝博 「しまなみ登山隊」記
5月2日「国見山(徳島) ・腕山(愛媛)」
5月7日「井内峠ー石墨山」 (愛媛)
5月12日花の皿ヶ嶺 (愛媛)
5月18日鶴松森 (高知)
5月22日 瓶が森 (愛媛・高知)
5月25日 堂が森、今ノ山 (高知)
********** ********* ********* *********
5月2日 国見山で花見物しながら腕山(かいなやま) 徳島へ 徳永・楠橋・芥川・古川・渡辺 5名
腕山(かいなやま)位置図 徳島県
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の 数値地図50000(地図画像) を使用したものです。(承認番号 平15総使、第634号)
5月2日天気はよくありませんでしたが徳島県の国見山へ花を見に行き、帰りに腕山(かいなやま)標高1,330mに登って参りました。
国見山のヤマシャクヤクは殆ど終わっていましたが、他にも沢山の花に迎えられ大満足でした。
*** 国見山で見た花 ***
御存知 クマガイソウ(ラン科) シコクカッコウソウ(サクラソウ科)
ヒトリシズカ (センリョウ科) ホウチャクソウ (ユリ科)
イチリンソウ (キンポウゲ科) カタクリ (ユリ科)
その他、ヤマシャクヤク、ハシリドコロ、エンレイソウ、タニギキョウ、カキドウシ、 ヤマルリソウ、コンロンソウ、ヒメレンゲ、キケマンエイザンスミレなどが見られました。
その後、腕山(かいなやま)へ牧場駐車場経由で登りました。牧場駐車場からは30分ほどで山頂に着きます。山頂の展望はあまり良くありませんが、牧場からは矢筈山ー寒峰連山ー中津山ー国見山方面の眺望が良かったです。
腕山牧場展望台付近より山頂を見る 矢筈山 烏帽子山 寒峰
楠橋 芥川 渡辺 古川 徳永 しまなみ隊
5月7日 井内峠ー石墨山 分水嶺歩き 徳永・楠橋 2名
井内峠 − 石墨山 尾根歩きルート図 愛媛県
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を獲て同院発行の数値地図50000(地図画像) を使用したものです。 (承認番号 平15総使、第634号)
山仲間からの最新情報を得て5月7日久万町と川内町の分水嶺を息の合った二人で歩いて参りました。
井内トンネル久万町側に車を置き、土建業者が置いた土砂を乗り越えて約10分で井内峠に上がりました。 尾根道は5月5日 松山の清山会が登山道を整備してくれておりましたので誠に軽快な分水嶺歩きを楽しむ事が出来ました。
梅ヶ谷山頂付近の美しい尾根道 梅ヶ谷山の次のピークから向かいを望む
白猪峠で出会った石仏(文化7年とある) 法師権現山より石墨山方面を見る
この分水嶺歩きはアップダウンが小さなものを除き30目が石墨山という健脚コースです。尾根道は先に紹介した清山会の皆様のご苦労で新緑のブナ原生林、石鎚方面の眺望など素晴しい道です。駐車場から約1時間で電波反射板のある1,315.8mのピーク「梅ヶ谷山」に着きます。そこから更に1,255mの樽谷山、1,241mの根無山、白猪峠を経て法師権現山、石墨尾根分岐と歩きます。
石墨山手前から見た 分水嶺尾根道の全容 これを又引き返す ゾ〜
石墨山尾根分岐より法師権現(右)と根無山(左) 石墨山頂より石鎚山
石墨山 名物のブナ林 5度目の石墨山 記念撮影
往きは4時間40分、還りは樽谷山を過ぎ1,258mの尾根から根無山林道に向けヤブ漕ぎ20分、根無林道に出て駐車場まで歩き合計3時間15分 往復8時間30分余りの山歩きも徳永元気ハツラツ、楠橋少々バテバテ、多少きつかったですが楽しい山歩きでした。
石墨山登山口と井内峠にそれぞれ車を置き、車の交換方式が楽でしょう。エントツ山さん!例の片方自転車方式でこのルート縦走お勧めしますよ〜
エントツ山: その挑戦お受けしましょう!皿ヶ嶺ー石墨山縦走が頭にひらめきました。でも自転車の距離が長そうですねえ
5月12日 花の皿ヶ嶺 (愛媛) 徳永・楠橋
天気は下り坂、先輩の情報もあり花の宝庫「皿ヶ嶺」へ二人で出かけ、ブナと新緑の花を楽しんで来ました。 登山図につきましては、過去の山行記がありますので省略させて頂きます。
風穴登山口はカラー舗装されていた。 ブナの新緑
ヤマブキソウ (ケシ科) ヤマルリソウ (ムラサキ科)
クマガイソウ群生地 クマガイソウ(ラン科)
フモトスミレ シコクカッコウソウ(サクラソウ科)
皿ヶ嶺は花の山にふさわしく、ラショウモンカズラ、タチツボスミレ、ヤマルリソウ、シコクカッコウソウ、クマガイソウ、ハシリドコロ、ヤマブキソウ、イチリンソウ、コンロンソウ、ホウチャクソウ、ヤマシャクヤクなどと出会いました。
山頂は雑木が切られ、西側の黒森山や階上山などが見渡せるようになりました。
雑木が切られて展望が良くなった山 山頂より桂ヶ森の展望
今回は風穴から直登して頂上へ、往路は南回りで龍神平に出て通常のコースで下山致しました。クマガイソウにも出会えた満足の皿ヶ嶺でした。
5月18日 鶴松森・四万十川源流 (高知) 徳永・楠橋
鶴松(かくしょう)森位置図
この地図の作成に当たっては、国土地理院の承認を獲て、同院発行の数値地図200000(地図画像) を使用したものです。(承認番号 平15総使、第634号)
このところ天候不順が続いていますが、天気を見定めて 5月18日(火)二人で高知県の鶴松(かくしょう)森と四万十川の源流を訪ねて参りました。
鶴松森へは、不入山登山口広場の駐車場に車を置き登りました。 登山口ー船戸越えー境界尾根ー北側直登ー山頂 = 1時間5分でした
仁淀・東津野線 駐車場より鶴松森 山頂 鶴松ヶ森と標識にある
山頂より南側の展望
山頂より西 不入山方面 山頂より南 鳥形山方
下りは 山頂ー葉山越えー境界尾根ー船戸越えー登山口 =1時間40分
その後、2.5キロ下り、源流指示標から右に又2.5キロ別林道を上り詰めると四万十川の源流石柱に達しました。(徒歩片道約20分)
四万十川 源流の碑
苔むした岩場から水が湧き出してくる 心落ち着く渓谷美
ここでまさに苔むした高知の奥入瀬を堪能して岐路につきました。
あの「清家さん」と瓶が森へ 徳永・楠橋・芥川・徳丸 4名
5月22日 松山の清山会 清家先生に誘われて、瓶ヶ森の秘境へ、見事なヤマシャクヤクの群生地に案内して頂きました。
総勢23名、「しまなみ隊」は徳永、楠橋、芥川、徳丸の4名でした。岡山の倉敷から参加された方もおられました。ヤマシャクヤク、シコクハタザオ、ミヤマカタバミ、エンンレイソウ、ツクバネソウ、ウナズキツクバネソウ、オオバユキザサ、ユキザサ、ルイヨウボタン、マルバコンロンソウ、シコクスミレ、マイズルソウ、キジムシロ、オオカメなどに出会えました。
ヤマシャクヤク群生地 満開のヤマシャクヤク(ボタン科)
ツクバネソウ (ユリ科) オオバユキノシタ(ユリ科)
ウナズキツクバネソウ(ユリ科) ルイヨウボタン (メギ科)
清家先生としまなみ隊 瓶が森・女山にて
花を堪能したあと帰りに瓶ヶ森の女山・雄山に登ってきました。
瓶ヶ森の北面を望む 女山に向かって一休み
雄山から瓶ヶ森駐車場と子持ち権現 雄山から瓶ヶ森の東面と西黒森を望む
花の時期としては最高の見せ場に出会い感激ひとしおでした。又沢山の草花も花博士が同行してくれましたので次々と目を楽しませてくれました。
5月25日 徳永・楠橋「しまなみ登山隊」 堂ヶ森ー今ノ山 (高知県)
堂ヶ森 今ノ山 位置図 (国土地理院承認番号 平15総使、第634号)
晴天に恵まれ、南国高知のその又南にある堂ヶ森(857m)と今ノ山(865m)を二人で歩いてきました。両山とも国有林だけあって見事な山でした。
「堂ヶ森」は西土佐村、十和村、中村市の境界にあり、前回の4年前と違って「水と森を守る会」が登山道を綺麗に整備されて、登山口や途中の標識も立てられ安心して歩ける道でした。前回草ぼうぼうで見つけるのに苦労した登山口も今回はすっきりしていました。
登山口 ここから2240mとある 尾根道より堂ヶ森方面を望む
登山道脇の前地蔵さん 整備された登山道 あと500mの標識
頂上の地蔵堂 その裏 約50mの所に2等3角点がある 展望はありません
林道より堂ヶ森を望む
登山道は殆ど尾根道で登り 約55分 下り約35分でした。
次に土佐清水市三原村の「今ノ山」(868m)に登りました。前回下山中見つけていた登山口から自然林の急坂を約40分くらいで1等3角点のあるレーダードームに着きました。
今ノ山 登山口 自然林の沢に沿って登る
登山口は林道のゲートより約5分、道路脇右側にあり、山頂までモミ、ヒメシャラ、リョウブ、アカシデ、アカガシ、サザンカ、ヤブツバキなど素晴しい自然林で、時間の余裕があれば森林浴をしながらゆったり歩きたい気分でした。
1等三角点と航空路監視レーダードーム 山頂にて記念写真 楠橋・徳永
登り約40分 下り約30分でした。 如何せん今治からは気の遠くなるほど遠い道のりでしたが、楽しい高知の山歩きを御報告できました。
編集長: ついに「山登」さんの登山記にまだ載っていない山「堂ヶ森」見つけましたね。今ノ山登山記に関しましては 高知の山生き字引HP 山登の部屋の「今ノ山編」にウラオモテヤマネコとの珍道中記がありますので御参考に覗いて見てください
|
|