平成16年 11月  徳永治夫・楠橋孝博 「しまなみ登山隊」記

11月3日 南麓ルートより石墨山(愛媛県久万高原町)   徳永・楠橋。阿部・滝本  
11月7日 京柱峠ー小檜曽山ー土佐矢筈山(高知県物部村)  徳永・楠橋・岡
11月9日 きびす山(高知県本山町) 徳永・楠橋

11月13日 笠取山・大川嶺 大パノラマ (愛媛久万高原町) 3名
11月17日 大永山トンネルーちち山ー笹ヶ峰(新居浜・西条) 2名
11月21日 大久保山・八面山・三本杭(愛媛県宇和島)4名
11月28日 石鎚東稜コース (愛媛県西条市) 8名

11月3日 旧面河ルートより石墨山(1,456m) 愛媛県川内町 
       徳永・楠橋・阿部・滝本 4名


  
    石墨山 位置図 (国土地理院  承認番号 平15総使、第634号)

11月3日(文化の日)に4人の山男で石墨山へ南嶺コースを歩いてきました。

国道494号線で東温市黒森峠を越え面河ダム右岸を少し下り、県道153号線へ右折して笠方集落ー黒妙部落を過ぎた久万高原町本村部落から林道桜木線に入ります。本村集落の外れ、旧面河村と久万町境界の峠手前の右側の「林道桜木線」と「石墨神社参道入口」の標識があります。
ここから約2キロメートル先に石墨山登山口があります。

石墨神社の標示に導かれて石墨南麓の登山道を歩きます。最初は植林帯の中を次々出てくる表示板に従い登ると19番目の標示から約100mで石墨大権現に着きます。ここまで45分

神社の背後は上からかぶさった大岸壁の岩陰になっており 隣には入定21日で大往生された法性院のミイラ(今は骨壷に収まっている)や洞窟もあり付近は自然林で見事な風景を醸しだしていました。

 
大岩壁 この下に石墨神社がある      石墨神社の社殿

 
入定された法性院のお骨が治められている  尾根の紅葉

      
              石墨神社 境内の紅葉

石墨神社を過ぎると展望の良い自然林の尾根道となり、紅葉が少し残っていました。
自然林の中を歩く事45分で石墨の頭が見える大きなピーク(1,370m)に出て30分で頂上に到達
(登り 約2時間)

 
中間ピーク(1、370m)より石墨山   中間ピークより皿ヶ嶺方面も望める

     
          山頂にて 楠橋   徳永    阿部   滝本

下山中 高知の『はちきん』さんならぬ松山の怪力美女に石墨神社で追い付かれここ南麓の登山口まで同行して写真を頂く(登山口を見たさに降りて来たとの事)彼女達は今から引き返し石墨山を経て法師権現山〜白猪峠〜唐岬の滝へと歩くと言われていた。怪力も居るものよと関心する事しきり
        
       
           松山の怪力美女?   (失礼な!)

総じて北面の登山道より今回の南側からの道が勝るとも劣らない良い景色も堪能しました。

コースタイム  
登山口08:00→ 08:45石墨神社08:55→ 09:35ピーク1370M→ 10:00山頂
     45分    (10分)       40分           25分   2時間00分

登山口12:00 ← 11:40石墨神社11:00← ピーク1370M10:40← 10:25山頂
1時間35分  20分     (40分)    20分          15分
                                     総時間 4時間00分

編集長 注釈
石墨神社に祭られているミイラ伝説 行者「赤鬼法性院(ほっしょういん)」
その昔身の丈2mを越す豪快な行者が夫婦で石墨山南嶺に住んでいて大蛇を退治したり、がけ崩れの大岩を受け止めて村民を救ったと言う。晩年死期を悟って石墨山の8合目岩場にこもり、お経を唱えながら断食し入定。これがミイラ伝説となっている。詳しくは 面河の伝説 を参照されたし



11月7日 京柱峠ー小檜曽山(1,524.7m)−土佐「矢筈山」(1,607m)
        (高知県物部村)   徳永・楠橋・岡  3名

   
    土佐矢筈山 位置図 (国土地理院 承認番号 平15総使、第634号)

徳永・楠橋・岡 220歳トリオは11月7日(日)4年7ヶ月振りに京柱峠(きょうばしらとうげ)から土佐矢筈山へ歩いて来ました。往路は直登コースを歩き小檜曽山モミ平に出て分岐点から矢筈をめざしました。

 
 京柱峠 高知 大豊町          紅葉はないが自然林が美しい
 
前回の記憶では、ガスに囲まれ展望はなくおまけに笹露で下半身ズブヌレでした。今回は反対に天気が良く頂上で360度の展望を楽しみました。

  
         小檜曽山 南端ピークから尾根道を見る

      
      矢筈山 山頂にて 徳永  岡   楠橋

      
            矢筈山 山頂より天狗塚方面

  
      矢筈山山頂より 小檜曽山方面を振り返る

復路は分岐点から小檜曽山にも立ち寄り南のピークからの展望も満喫して原生林経由で下山しました。ここでも例外ではなく台風の被害で大きなモミの木が根元から倒れ見るに忍びない光景でした。

 
素晴しい展望の尾根道を帰る        小檜曽山にて 岡・徳永・楠橋

 
帰りの原生林ルート             京柱峠から天狗塚を見上げる

朝は池田から32号線を走り豊永から京柱峠へ、帰りは豊永に出て大豊〜寒風山トンネルを経由して先日の国道194号の崩落現場を通過して西条に出ました。ちなみに早明浦経由の方が6km近いようです。
 
 コースタイム

駐車場→1時間10分→祠→20分→小桧曾山分岐→10分→小檜曽山→50分→土佐矢筈山
 07:00         08:10         08:30         08:40         09:30
                                            2時間30分
土佐矢筈山→45分→小檜曽山→5分→分岐→10分→小檜曾山(笹・京柱山)
 10:20          11:05       11:10         11:20    1時間00分
小檜曾山(笹・京柱山)→40分→ 祠→30分→駐車場             1時間10分
 12:10               12:50      13:20
                                       総時間  6時間20分

編集長コメント: 帰りの原生林コースのルートが地図でわかりませんでした。すみません



11月9日 「きびす山」 (1,087.8m)高知県本山町 徳永・楠橋


 きびす山 位置図    (国土地理院 承認番号 平15総使、第634号) 

2日前に土佐矢筈山へいったばかりでしたが、今週あまり天候が芳しくないようなので11月9日の晴天を見計らって嶺北ネイチャーハント、二等三角点のある『きびす山』へいつもの150歳コンビで登って参りました。
前回登って5年の歳月がたち、かすかな記憶をたぐりながら、作業林道を7回横断しながら植林帯を直登し急坂を歩きました。お歳のせいか、はたまた1昨日の疲れが残っていたのか、山が高くなったのか?ちょっとお疲れモードでした。

 
本山町嶺よりきびす山(中奥)を望む    きびす山 登山口

 
登山道は杉・檜の植林帯        山頂から早明浦ダム、鎌滝山も見える

    
      元気すぎるぞ このコンビ!(編集長)


  きびす山 山頂付近より北側のパノラマ風景

楠橋軍曹もお陰を持ちまして、ようやく嶺北ネイチャーハント39山の全山制覇致しました。(徳永は2回制覇) 北山東 細野コースはほとんど植林地帯を歩きましたが、山頂手前にはアセビの群生帯があり又、頂上の展望には満足して下山しました。

コースタイム (道路事情が悪く下の駐車場に車を置きました)

駐車場〜20分〜登山口〜1時間10分〜山頂 (1時間30分)
下りは 50分
 
下の細野部落で見つけた山の表示板で『滝山』が目に入り、聞くところによれば洞穴や伝説話があり頂上の展望も良いとの事で又楽しみが一つ増えました。

編集長コメント: 元気すぎる〜〜 アップが追いつかないよ〜 でもお陰で四国の山についての知識が広がります。 レポートありがとうございました。

1月13日 笠取山(1,562m)、大川嶺(1,525m) 徳永・楠橋・美女


大川嶺・笠取山 位置図  (地図使用 承認番号 平15総使、第634号)

11月13日 抜けるような青空の下で笠取山〜大川嶺辺りを散策して来ました。

まず笠取山から大野が原や眼下に小田スキー場 遠くには長浜の金山出石寺等の山々が見え稜線から展望を楽しみつつ40分で二等三角点のある大川嶺に着きました。


美川スキー場付近の林道より北側 石鎚方面のパノラマ


笠取山手前の鞍部より北西方向 小田町方面のパノラマ

 
笠取山 山頂にて記念撮影       笠取山から大野ヶ原方面を望む

      
           大川嶺 山頂標識と2等3角点にて


笠取山鞍部付近の林道駐車場より石鎚山方面のパノラマ

頂上から向かいに狼ヶ城山や東温アルプス 目を少し右に振れば石鎚連峰の大パノラマがいやおおなしに目に飛び込んできます。
山では気温もあまり下がらず微風で心地良い山歩きが出来 新人美女の参加も得て楽しい1日を過ごす事が出来ました。

11月17日 大永山トンネルーちち山(1,855m)ー笹ヶ峰(1,859.5m)
晴天と霧氷の縦走    徳永・楠橋


大永山トンネルー笹ヶ峰 縦走路図 (承認番号 平15総使、第634号)

11月17日快晴の中を大永山トンネル口から笹ヶ峰へ歩いて来ました
銅山越え分岐点からは初めてのルートなので先頭を歩く足も軽く、落葉した木々の間から視界が広がり見事な景色を堪能してきました。

 
4等3角点付近の尾根よりちち山(右)     ちち山(左)と沓掛山
 
約2時間歩くと樹木が無くなり視界を遮るものは何も無い、又3時間程で冠山方面の道に合流して
右折れ、ちち山は帰りに登る事にして笹を目指す。

     
        ちち山の別れより冠山・平家平を望む


ちち山巻き道より 笹ヶ峰・寒風山・石鎚方面を望む
 
ちち山をやり過ごすと一瞬目を凝らす場面に遭遇、よく見れば樹木の北側が真っ白 
霧氷に出くわしたのである、ここがモミジ谷の分岐点辺り杖などをそこに放り投げ近寄って無心にシャッターを切りつずけ相棒と幸運を喜びあった。

 
もみじ谷入口付近に霧氷あり      石鎚をバックに霧氷を撮る

風邪で体調があまりよくなく笹ヶ峰まで4時間15分掛りましたが見事な展望を楽しめました。
復路はちち山にも御挨拶して8時間10分(食事休憩を含め)の山行を楽しみました。

 
笹ヶ峰山頂 新しい標識にて       もみじ谷分岐よりちち山を見上げる


 笹ヶ峰山頂より石鎚方面のパノラマ

      
       笹ヶ峰から下山中にちち山越しに赤石山系を遠望

 
帰りにちち山へ 山頂での絵になる二人  ちち山の別れより赤石山系

山は晩秋、霜で凍った落ち葉を踏みしめながら、快晴の中素晴らしい眺望を堪能して帰りました。
 
コースタイム
 登山口〜3時間〜ちち山の分れ〜1時間15分〜笹ケ峰山頂  4時間15分
 笹ケ峰山頂〜35分〜ちち山山頂                35分
 ちち山山頂〜30分〜ちち山の分れ               30分
 ちち山の分れ〜2時間〜トンネル登山口          2時間00分
        総時間(昼食・山頂の休憩含む)    8時間10分
 

11月21日 南予の山々 黒尊林道 − 大久保山(1,155.5m)
 八面(やつづら)山(1,166m)−三本杭(1,225.7m)


大久保山・八面山・三本杭 位置図 (承認番号 平15総使、第634号)

11月21日(日)宇和島の黒尊スーパー林道から猪のコル〜大久保山〜八面山〜熊のコル〜三本杭に行ってきました。 
メンバー   徳永・楠橋・池内・山内      4名
 
朝の内は、ガスが出て視界が有りませんでしたが、三本のたるみ附近よりガスも切れ展望が良くなり楽しませてくれました。

 
黒尊林道 鹿のコル付近より宇和島   大久保山より宇和海と権現山

 
大久保山 山頂標識 4等3角点あり  八面山山頂より鬼ガ城山方面を望む

   
       八面山(やつづらやま) よりの展望

 
  熊のコル付近を歩く仲間    熊のコルよりたるみでのマウンテンバイク愛好者

陽だまりは、暖かったですが、終日強い風が吹いていました。八面山から三本杭までは約1時間で行けます。

 
 三本のたるみ (笹枯れ)        三本杭 山頂標識

     
      アセビの木と三本杭一等三角点の山頂

     
     三本杭山頂より 八面山ー大久保山ー鬼ガ城山ー毛山

三本のたるみや山頂附近の笹が枯れて、昔の面影なく吃驚しましたが、頂上から隣の高月山、郭公岳、松野町の上には秀麗の戸祇御前山が見え南の方角には譲ヶ葉森も手に取るように望めました。
下山して時間が早かったので高月温泉で汗を流しリラックスした気分で帰路につきました。
 
(登り 1時間45分 下り 1時間30分)

11月28日 石鎚東稜コース
メンバー 東稜コース 徳永・楠橋・阿部・岡(千)・徳丸 
      一般コース 池内・岡・滝本            計 8名


石鎚東稜コース 位置図 (承認番号 平15総使、第634号)

晴の日曜日皆様と行動を共にしてより一層の楽しみを満喫して来ました。図らずも瓶ヶ森林道では霧氷にも出会い西に残月 東に見事な日の出のスライドショウ等を見ながら車を進める 

瓶ヶ森駐車場辺りでは日の出を撮るカメラマンが多数居るのに驚き、又土小屋駐車場では真っ白に氷で固まり付いた車が何台も主人の帰りを待っていて如何に写真愛好家が多いか伺えました。

 
早起きの役得 見事な朝焼け          霧氷と残月

     
      霧氷に残月と朝焼けの瓶ヶ森・西黒森


身支度をして久し振りの石鎚東稜コースを歩き いくら見ても飽きる事のない展望を楽しみつつ南尖峰、天狗岳を経て頂上へ

 
 鞍部第一休憩所より石鎚・二ノ森   東稜分岐を入り矢筈岩付近を望む

      
            東稜コース アタック隊

 
    矢筈岩への急登          東稜尾根「カニの横ばい」の岩場

 
東稜分岐付近より南尖峰・天狗岳       弥山に這い上がる

    
      弥山にて合流 「しまなみ隊」の元気な皆さん

   
            弥山より西冠岳・二ノ森方面

            
 
下りは鉄板で出来た見事な巻き道を通り世間話に花を咲かせながら下山しました。



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