平成15年 11月 徳永治夫・楠橋孝博 「しまなみ登山隊」記 

11月4日  高瀑(たかたる)・二ノ森
11月12日 椿山(つばやま)
11月16日 権田山、 
11月23日 新九郎山、 不入山

11月26日  総津権現・コクゾ峰・障子山
11月29日  井ノ内上林峠

11月4日石鎚山系 高瀑・二の森縦走 (徳永・楠橋)

楠橋さんと念願の高爆の瀧コースへ。面河スカイラインの登山口から瀧まで昔に比べて川も登山道も荒れ放題で1時間半かかる。ここから瀧上部のピークまで30分かかるが道ははっきりしているそうです。そこから二の森縦走路までが始めて経験した急勾配で2時間10分。 この縦走路から30分で二の森頂上。帰り道、瀧の上部に下りてみて三ヶ森から滝が見えることを確認。車に帰るまで9時間15分歩いたとの事。いや〜元気なお二人です。

  
  高爆の瀧              二の森と鞍瀬の頭

 
 二の森頂上から三ヶ森を望む   縦走路分岐 ここから左へ瀧まで2時間


11月12日 秘境の地 椿山 (つばやま)に登る (徳永・楠橋)  

平家落人伝説の秘境 高知県池川町の椿山(標高1,585m)へ
往路は岩屋寺経由で121km、帰りは池川町から寒風山トンネルへ出る。登りは登山口から一本の尾根を忠実に約2時間15分、頂上で天候回復を1時間半あまり粘るもお天道様には根負けして下山約1時間20分でした。

 
 
  林道から椿山集落を見下ろす  正面が雨が森 背後に須崎の虚空蔵山

 
 左上が頂上となる            頂上から安居渓谷(高知県)

注釈: 椿山部落は標高600−800mにあり壇ノ浦の戦いに敗れた平氏が約80名徳島を経てこの地に落ち延びて来たという秘境の地で、昭和末期まで焼畑農耕が行われていた。この山は筒上山の南側に位置し、石鎚スカイラインの入り口付近東側尾根部にあたります。天気が良いと手箱山、筒上山が手に取るように見える所です。

この後、しまなみ登山隊は、11月16日 権田山、11月18日 北三方が森、11月23日新九朗山と更なる怒涛の進撃を続けます。



剣山系  「権田山」(1,609m)、そして 「新九郎山」(1,635.3m)、
 不入山(1,653m)への登山仲間との旅

  
    新九郎山、 不入山、権田山の位置図

平成15年11月16日 「権田山」(1,609m)へ  (6名で)

     
     権田山登山隊メンバーの皆さん

徳島193号線を雲早トンネルから四季美谷温泉経由で槍戸川を西に、木沢村の勘場橋を渡り勘場谷沿いに2kmあまり上がると崩壊現場があり駐車。ここから林道を一時間弱あるくと登山口に着く。

  
  勘場谷の道路崩落現場に駐車     権田山登山道

登山口から35分で最初のピークい出て、それを右に上がり、下がりを繰り返すと登山口から約1時間で三角点の無い頂上に達する。
四国一のブナ木は頂上を少し西に下がった所に大小を従えて見事な姿を見せている。

    
     四国一の巨大ブナ 胴回り5.5m 裏側が傷んでいる
     近くに胴回り 4.1mの兄弟木もある

登山口から頂上まで自然林で快適であるが、山渓四国の100名山にしては登山道が不明瞭でテープを良く見ないと道を間違える。他人が迷ったと思われる不必要なテープは極力取り除いておきました。
帰りは道を西に取り、スーパー林道を高ノ瀬渓谷から四足トンネルー南国ー大豊ー寒風山経由で帰る。同行の皆さんと楽しい一日を過ごせました。
  
登山道からみた次郎笈、槍戸山、剣山、一の森    山の家「奥槍戸」
 
            次郎笈       剣山  一の森
     
    山の家 奥槍戸手前のスーパー林道から見た剣山方面


平成15年11月23日 剣山系  新九郎山(1,635.3m)と
不入山(1,653m) 6名で登る

剣山系では皆さんお馴染みではない二山に登って来ました。前日権田山から帰った道を逆に、今治から寒風山トンネルを抜け、大豊ー南国ー高ノ瀬峡から剣山スーパー林道に入る。今治から約4時間で剣山トンネル出口に駐車、ここから1,646mのピークに向かって約30分。この名も無いピークから約一時間で新九郎山へ行けます。
 
丸石ちかくのスーパー林道のツララ  今回のメンバー 面構えが良いでしょう

 
1,646mのピークにあるブナの木   ブナ林を歩くメンバー


        
新九郎山       中東山 高ノ瀬分岐 高ノ瀬
   
    
鞍部手前の大岩付近より新九郎山を望む

                       
    次郎笈  剣山  二の森   一の森
  
 スズタケを掻き分け進む隊員     新九郎山山頂手前より剣山方面
    

     
高ノ瀬     烏帽子山  矢筈山 丸石
    
      新九郎山 頂上から西方向を見る

新九郎山から1,646mのピークに取って返し、池の休憩所を経て不入山を目指す。

      次郎笈         剣山     一の森  二の森   槍戸山
  
   不入山登山道、池の休憩所付近より剣山方面(北側)を望む

  
  不入山 山頂より新九郎山を望む       不入山 山頂

不入山山頂はなだらかな笹原で三角点は無く木に吊るされた標識のみでした。ここは360度のパノラマで天候も良く見事でした。

   
 天神丸  高城山               権田山
   
        不入山頂上での元気な隊員の皆様

今治から距離が遠いのがたまにキズですが、素晴らしい一日を仲間と過ごせた事に感謝します。   徳永・楠橋


編集長コメント
くしくも同じ日、シェルパ原は西向かいの白髪山からこの方面を見ておりました。同じ日に同じ景色を共有出来たことを嬉しく思います。又 楠橋さんは丁度この登山が60回目の記念すべき登山という事で晴天に恵まれたおめでたい記念となりました。貴登山会益々の発展を祈念致しております。
 


平成15年 11月26日 総津権現山、コクゾ峰、障子山 (広田村 近辺)

  
   総津権現山  コクゾ峰  障子山  位置図

西高東低の天気をうまく利用して年寄りだけの山歩きをしてきました。場所は松山から小田に行く途中の広田村付近です。

  
  中央は豊嶽 その右が総津権現山   二の鎖上部を登る楠橋さん
  の雄山 (470m)

   
  三の鎖 頂上付近       頂上の岩場から真下の境内を覗き見る

  
  頂上の豊峰神社にて           コクゾ峰の帰りに寄った千人塚

 
 広田村にかかる木造アーチ橋   障子山一等三角点(正面)へ向かう瀧本さん


11月29日 井内峠−上林峠 (川内)  (4人  歩行 5時間半)

 
     井内峠 −上林峠 位置図  (温泉郡 川内町)

3日間雨にたたられ悶々とし、天気の回復を待ちきれず出かけました。井内峠から上林峠まで往復約5時間半の歩き。帰りには温泉に寄りストレスを解消して参りました。 今年に入って66回目の山行きとなりました。

 
上林峠の古い石塔(法華塔)       綺麗に刈り込まれた霧の道を歩く

 
上林峠の少し上にある分岐点      塩が森にも登り松山方面を望む
 (皿が森まで60分の表示)

 
帰りに寄ったご来光の滝     しまなみ登山隊の誇る「紅葉フラワーズ」

編集長注釈
1)しまなみ登山隊にもキレイどころがおりますねえ ムフッ
2)この井内峠と上林峠間の遊歩道は「お岩さん」の所属する登山クラブ「桜会」が9  月20日と23日にボランティア草刈り作業をして頂いたところです


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